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宮川酒店 「酒屋の嫁」のひとりごと

神奈川県/湘南の端っこ(?)、中井町にある宮川酒店の嫁が「嫁目線」でお酒たちを紹介します。

「妻」、スイスへ嫁ぐ【大磯妻の姉妹物語】

2011年07月14日 14時37分16秒 | 嫁事情
先日怪獣妹とそら豆をむきながら、一年前にスイス友人親子が我が家に滞在していた日々を回想していた。

 「スイスから友人親子がやってきたシリーズ」はこちら→【その1】【その2】【その3】【最終回

きっと彼女も思い出していたのかな、先日彼女から小包が届いたのだ。



中にはスイスチョコレート、キャンディー、一緒に折った折り紙が貼られたカード、製本化された滞在時の写真たち、

そして私の秘かなコレクション「異国のポケットティッシュ」など、私達が共有した時間を思い出せるものばかりだった。

  

特に「↑異国のポケットティッシュ」。

若かりし頃、私は異国へ行くと必ず地元のスーパーを歩いた。観光スポットよりも地元の人々の生活を感じるスーパーが好きだった。

決まって買うのはポケットティッシュ。日本のティッシュとは形も品質も全然違う、それが私には面白かったのだ。

そんな(ある意味くだらない)事を彼女が覚えていて、そしてスイスのポケットティッシュを送ってくれたことが何だかとても

嬉しく思えるのである。



一方、私も彼女に送ろうと準備していたものがある。

私のブログを見て「あれ何?何だかキニナル、クールだね。」とコメントをくれた。

そう、「大磯妻」である。

万国共通、あの「大磯妻」はキニナル人にはキニナルのだ。ちょっとミステリアスで色っぽい「妻」、彼女はまさに

理屈ぬきのスペシャルな「女」なのかもしれない。(シビアに語る自分にちょっと(笑))



という訳で、いよいよ妻、スイスへ嫁ぐ。友人からのレポートを待ち、後日生みの親(nico cafe)に報告予定である







妊娠7ヶ月目、ペンギン一族体操を甘く見ちゃいけません【嫁・妊婦になるシリーズ(3)】

2011年06月22日 10時53分47秒 | 嫁事情
ふと気づけば、妊娠6ヶ月目はあっという間に過ぎ去って7ヶ月目に入っている。

ということはあと3ヶ月ほどで身軽になるし、ビールやワインも飲めるようになるのだ。

あと少し、ここまできたら暑いだ痛いだ重いだ言ってる場合じゃない、やるしかないのだ。

二度と会うことのないTsu-wa-ri大魔王、思えばヘルニア夫人もどこかへ行ってくれたようだ。

最近は、時々夜に「かったる星人(=かったるい)」にとりつかれるが、眠ってしまえば勝ったも同然である。



ただ、・・・ただ気になるのが「体重増加」。

先月の妊婦検診で1ヶ月間で4.5kgも体重増加していることが発覚し、看護婦さんに「体重測り間違えてませんかっ」と言われ、

先生との診察では最後に「はいっ、食べすぎ注意ぃ」と言い放たれ、がっくりで帰宅したのである。

そして、怪獣兄妹がお腹にいた時にも参加した、産院で行う「マタニティフィットネス」に今回もそっとお店を抜け出し(?)行くとに決めた。

「マタニティフィットネス」、素敵で幸せそうな響きだが、実際はペンギン一族(妊婦達)の過酷な体操である。

怪獣妹出産から5年が経っている、必然的に歳をとっている・・・だからとってもきついのだ。

そう、ペンギン一族体操を甘く見ちゃいけません。



しかし思う。

私を含むこのペンギン達が、数ヶ月後には元気で丈夫な赤ちゃんが産めるように

この過酷なペンギン体操を頑張って、なるべくすんなり(痛みも少ない?)お産ができるなら・・・、

がんばろうと思うのであった。



この記事を読んで下さった皆さま、「妊娠7ヶ月の妊婦のぼやき」にお付き合いくださってありがとうございます(笑)




「酒屋の嫁の針仕事」始まる。【酒屋財布】

2011年06月04日 17時16分00秒 | 嫁事情
以前から色んな方に、「それいいね」とか「それ、渋っ」と言われてきた酒屋ならではの物がある。

こちら↓


店主が使っているお財布、通称「酒屋財布」。酒蔵の前掛けで作った宮川酒店オリジナル財布。

お米屋さんや海苔屋さん、空瓶屋さんなども持っていたりする。そのお店ごとのオリジナルかもしれない。



思えば毎日使うこの前掛けたち、日本全国、色んな酒蔵のものがある。



藍染を中心に、赤や薄い青などもありよく見ると面白い。

そしてこの「酒屋財布」、店主は毎日ジーンズの後ろポケットに入れてお仕事をしているのだが

ジーンズのポケットの方が先に穴が開いてしまうほど丈夫なのだ。

  
▲お金を出すときはこうして広げて        ▲小銭出すときは手を入れて          ▲じゃらっとすくう



さて、この宮川酒店の酒屋財布を作ったのは親戚のおばさま、通称「鶴見のおばさま」。

そしてこの度、鶴見のおばさまに弟子入りし、いよいよ「酒屋の嫁の針仕事」が始まったのである。

作り始めると何だか楽しく、前掛けの紐を横につけてみたり、蔵の名前が見えるようにしてみたり、

外側と内側を違う生地で作るのも可愛いかもしれない

 
▲出来上がり。折りたたむとこんな感じ。             ▲裏は「出羽桜」

 
▲広げてみると(内側)               ▲(外側)



そして「酒屋の嫁の針仕事デビュー作酒屋財布」が6月の大磯市(おおいそいち)にてひっそり登場。

大変おこがましいと思いますが、よろしければどうぞ、・・・心を込めて作りました(今も作ってます

「酒屋の嫁の針仕事シリーズ」、今後も続くことを(自分で)願っている




妊娠5ヶ月目、戌の日は安産祈願なのである【嫁・妊婦になるシリーズ(2)】

2011年05月20日 15時28分28秒 | 嫁事情
戌の日、配達の流れで少し車を東へ走らせ鎌倉の大巧寺へ行った。

「どうぞ健康で(すっごく丈夫な)赤ちゃんが、すんなり(なるべく痛みなく)産まれてきてくれますように。」

との思いを込めての安産祈願である。大巧寺で頂くお守り。

[御札] 清浄な場所で保管し礼拝するお札

[腹帯守]腹帯に入れ、身に着けるお守り

[秘妙符]予定月に一日一粒、お産時に二粒を白湯で頂くもの

[麻] 産婦の髪を結ぶのに使用する麻紐。身につけてお守りに

「秘妙符」の中に入ってる折り紙が、白い紙だと「男の子」、赤い紙だと「女の子」とのこと。

 
                              ▲あれ?なんで白?



あっという間にお参りは終わり、たまには海を見ながらゆっくりコースランチでも・・・と夢を見たが、

夕方からの配達や怪獣兄妹の帰宅を考えると全く時間がない。

いつものことなので特にがっかりすることもなく、帰り道茅ヶ崎の「網元料理・あさまる」でランチすることにした。

 
▲日替わり定食(1580円)                    ▲しらす定食(1580円)

  
▲最高に美味しいしらすかき揚げ           ▲とろけるような生しらす


▲アオリイカのお刺身。エンペラの部分はボイルしてある。甘くてとろとろのお刺身だった。


△見かけはビールなのになあ、・・・これで我慢。



ひとまず無事に安産祈願も済んだし、あとはどんどん膨らむお腹の重さに耐えながら頑張るしかない!と心で思う私であった


ふふふ。

「フフフの屋敷」展へ行ってみよう!

2011年05月12日 10時21分52秒 | 嫁事情
明日から開成町・あしがり郷瀬戸屋敷gunung(グノン)さん主催の「フフフの屋敷」展が始まる。

詳しくはこちら↓(クリックすると大きくなります)



その名の通り「フフフの屋敷」である。

未来に向かって前向きに進みたい、まずは「笑顔」を集めようという思いからこの企画が始まったそうだ。

テーマは「フフフと笑っちゃうような写真や絵」を集め展示してある。

他には「かまどを利用して青空ごはんを食べよう!」など。

もちろんそこには、宮川酒店(超)秘蔵写真も展示しちゃってあるのだ。

タイトル「この二人、まるで双子、でも親子」・・・見た人は必ず「フフフ」となること間違いなしの作品だ(笑)。

是非足を運んでみてくださいませ


★期間:5月13日(金)~5月22日(日)





妊娠4ヶ月目なのである【嫁・妊婦になるシリーズ(1)】

2011年04月12日 10時15分06秒 | 嫁事情
いつ何時もドタバタ劇場を繰り広げながら日々を生きている(様な気がする)。

妊娠してまもなくTsu-wa-ri大魔王にとりつかれ、そして解放されホッとしたのも束の間、

いつからか右腕がしびれている。肩から指先まで、痛みはないが度々しびれるのだ。

恐る恐る整形外科に行ってみると・・・

「はい、首の椎間板ヘルニアです」と言われた。

そう、Tsu-wa-ri大魔王の次はヘルニア夫人がくっついたのだ。

しかし妊婦なのでレントゲンもお薬もなく、先生には、

「痛みがないから、上を向かないように姿勢に気をつけて過ごして下さい。」とだけ言われたのである。

確かに痛みもないし、握力もあるし、軽いしびれだけだから我慢しよう、と心に決めた



妊娠前、毎晩店主と「二人居酒屋」または「スナック二人」をしていた。今となっては「楽しかった思い出」である。

妊娠初期にはノンアルコールビールを大量に冷蔵庫で冷やし「仕方ない、これで日々我慢しよう。」と決めた。

しかしTsu-wa-ri大魔王がくっついてから、すっかり私の体は変わり、今ではそれすら飲みたくない。

一つの生命を誕生させるために、自然とそうなるように神様がしているのだろう。

当然である。ちゃんと分かっている。



そんなこんなで、気づくと妊娠4ヶ月後半なのである。

伸びのいいお腹がぽっこり膨らみ始め、今さらながら「3人目の分娩って痛いのかな」なんて、もがき始めている。

いつか来るであろう「美味しくお酒を頂く日」を楽しみに

マタニティライフを楽しみたい、楽しめたらいいな、・・・どうやって楽しむのだ(こんなんで)、

と、あれこれ思いながら日々を過ごそうと思う





今回の地震とわたし。

2011年03月17日 13時07分23秒 | 嫁事情
東北地方太平洋沖地震が起きて

日本がある意味「新しいスタートライン」に位置することになった。

地震直後、ブログやツイッターでたくさんの人が色んな事実や気持ちや励ましの言葉を交わす中、

私は正直何も出来なかった。

こういう時にいち早く色んなことを考え前に進もうと、自分の出来ることをしようと、

行動に移す方々をただただ見ているだけだったような気がする。



そんな「ちっぽけな私」に出来ることは何だろう、と少しずつ考え始める。



日々色んなことが変化する今。慌てて色んな物を大量に購入する消費者たち。

焦る気持ちも分からないでもないが、今それを一番必要としている人、場所はここではない。

物を販売してる側として、当店にお米もトイレットペーパーも乾電池もあります。

小さなお店なのでスーパーのように大量には置いてありません。

品切れの場合、数日お待たせすることもありますがちゃんと入荷します。

お米は、急激な買い込みによりお米屋さんでの精米が間に合ってないだけです。



まずは被災者を応援する私たちが、慌てず落ち着いて過ごさなくてはいけない。

これから「ちっぽけな私にできること」を探りながら毎日を送ります。


ついに「中井妻」がやってきた

2011年03月10日 12時30分03秒 | 嫁事情
そう、それは先月の大磯市(おおいそいち)でnico cafeブースより嫁ぎ先を探していた姉妹達

本家nico cafeの「小田原妻」を筆頭に「大磯妻」「ほたる田妻」「塚原妻」「丹沢妻」「平塚妻」「戸塚妻」・・・

西湘地区を中心に各方面に嫁いでいった。

そして昨夜遅く、つわり大魔王に襲われている私の助っ人としてやってきたのが

「中井妻」


これから「酒屋の嫁」としての修行が始まる。

なんとも心強い「妻」が来てくれたものだ


(記憶からなくなる前に)嫁・入院物語

2011年02月25日 14時42分32秒 | 嫁事情
嫌なことはすぐ忘れる、(気持ちの)切りかえスイッチをいち早く押せる

それが私の唯一自慢できることである。

でもあの「つわり入院」のことだけは、記憶からなくなる前に覚書として残しておきたい。

いつの日か「こんな事もあったな~」と、

「元気に過ごす普通の毎日がどれだけ素敵なことか」を忘れないために。



今月初め、しっかり店主からインフルエンザウィルスを頂戴し、と同時に妊娠の予感。

結局、行きつけの(?)産婦人科(伊勢原・ヤハタウィメンズクリニック)で

インフルエンザ検査と妊娠検査をし、「両方ともなってます」と言われた。

出だしからイヤ~な予感を感じずにはいられない。

しかし3人目だし、心配する人は誰一人いない。つわりだってお手の物、

マッ○のポテト食べたい派(男の子のつわり)かスッキリ柑橘系を食べたい派(女の子のつわり)か

来るならこい!とどっしり構えていた。

しかし今回はどちらでもなく、飲めない食べれない・・・シンガポールのマーライオン状態(嘔吐)だったのだ。

ついには動けなくなりすがる思いで病院へ行き、入院となった。



2日間絶食でたくさんの点滴をした。よくこんな量の液体が体に入るものだと思った。

決して心地良いものではなく、浅い眠りの中で色んなことが頭に浮かぶ。

今まで当たり前にやっていた家事や仕事、お洗濯すら干せない、キッチンに立つなんて想像も出来ない、

仕事ではやりたかったことをキャンセルした、愛する怪獣兄妹たちはどうしているか、

店主の飲み相手にももはやなれず(妊婦だし)・・・とにかく走馬灯のように色々頭をめぐるのだ。



2日目になると点滴がとても嫌だったが、何となく体の中が洗浄されてる感じがした。

そして「今までワインを飲み過ぎたのかもしれない。体に残ってる全てのアルコールを

点滴が妊婦用の体に洗浄してくれてるみたい」と、

絶対に酒屋の嫁がしてはいけない被害妄想にかられたりした。(店主には秘密



そんなこんなで3日目から、病院の美味しいお食事を少~しずつ、少~しずつ食べ、

4日目には「お腹が空いた」と思うほど回復した。

これは「悪阻」という病名だが、きっと私は軽い方なのだろう。

もっと重い症状の方もいるだろうし、それ以外の症状で入院されてた方もいた。

みんな妊婦になる前は「いつもの自分」だったに違いない。

命を誕生させるまでの道のりは決して楽ちんではないし、そのケースは人それぞれである。

私は私のケースを受け入れ、周りの人たちに助けられながら、どうにかゴールまで頑張りたいと思う。

そしてまた青空の下で生ビールを堪能したり、ワインとその相棒を堪能したり、

秋になれば焼酎を、冬になれば日本酒を・・・堪能したいと思う。



しばしお酒は飲めませんが、嫁ブログでのお酒紹介は(もちろん)続く

「嫁・入院物語」お付き合い頂きありがとうございました