宮川酒店 「酒屋の嫁」のひとりごと

神奈川県/湘南の端っこ(?)、中井町にある宮川酒店の嫁が「嫁目線」でお酒たちを紹介します。

パス・サン・マルタン・ラ・ヴィアン・ロゼ

2012年04月28日 18時41分50秒 | ロゼワイン
ある日曜日の夜、知る人ぞ知る(?)「スナック二人」でなく、ちゃんと夕飯の時間帯に子供達と一緒に「宮川食堂」が始まった。


まず、宮ばあばからこごみをもらったので天ぷらにする。藻塩で頂く。
 


もちろん湘南ピュアハムのピュア肉もたくさんの野菜のクッションに包まれ現れる。




店主は、最近オキニイリ、以前どっちの料理ショーで特選食材として紹介された金子製麺のパスタでシーフードトマトクリームパスタを作った。

(料理中、長女ちんぺいに「何だかモコズキッチンじゃなくて、パパズキッチンみたいね~!」と言われ、この上なく喜んでいたのを私は見逃さなかった。)



そして今宵、宮川食堂に登場するワインはパス・サン・マルタン・ラ・ヴィアン・ロゼである。
 


ラ・ヴィ・アン・ローズ(薔薇色の人生)という名の生産量わずか1,200本のナチュラルなロゼスパークリング。

泡は優しく控え目で、イチゴ、ラズベリーにイーストが加わったような香りとやや残糖感を感じる味わい。

どのお料理にも自然に合う感じの一本で、とても美味しく頂いた。



そんなこんなで、後片付け山盛り・・・なんてなんのその。

私も、ラ・ヴィ・アン・ローズ(薔薇色の人生)が送れるよう、日々過ごしていきたい、と思った夜であった。

ごちそうさまでした。


春を感じるロゼワインたち

2011年03月18日 14時57分37秒 | ロゼワイン
を感じたい。

きっと日本全国が「今年はいつもより早くを感じたい」と願っているだろう。

1日でも早く暖かい春が来て、心も体も温まりたい。



毎年この時期になると是非飲んで頂きたいな~と思う、おフランスからやってくる2つのロゼワイン。

一つは大岡さんが造る、ル・カノン・プリムール・ロゼ '10 2520円(税込)


今年のロゼは色合いが綺麗なサーモンピンク。爽やかな果実味と泡立ちのバランスが心地良い。

抜栓後の還元した香り(イオウ臭、パーマ液のような香りだったりする)が何とも印象的でグラスが進みます。


もう一つはフランスのワイナリー(ドメーヌ・シュブロ)にお嫁に行ったかおりさんサクラ・ブルゴーニュ・ロゼ '10 2625円(税込)


ピノ・ノワール100%のロゼワイン。香りはチェリー系で、ほどよい果実味と旨みのある穏やかな酸味。

タンニンもきめ細かく余韻もすっきりしています。まさに春を感じる一本です。

このワインを造るきっかけは、かおりさん夫妻が日本で見た美しいサクラが咲き乱れるのを見て、

桜色したロゼワインを飲むことが出来たらどんなに素敵だろう、という思いから日本のみの限定リリースとなりました。

(写真は去年のヴィンテージです。今年のは今月20日前後に入荷予定



去年のロゼたちは、このように↓愉しみました。

ル・カノン・プリムール・ロゼ '09 & サクラ・ブルゴーニュ・ロゼ '09

しかし今年は・・・妊婦の為、ぐっと我慢。

おかげさまでつわり大魔王からようやく解放されました。

「この辺で許してやろう。後は自分でガンバレよ」と言って一昨日去っていきました。

皆さんからの励ましのメッセージ、本当にありがとうございました!


クズマーノ/ロザート2008

2010年10月05日 11時04分03秒 | ロゼワイン
シチリアのロゼワインを頂こう。

シチリアに行ったことはないが、イメージとして蒼い地中海、クリアな青空

海沿いの風を感じながらテラスでワインと魚介を堪能し・・・

と夜遅く、この田んぼの前にたたずむ宮川酒店の3階(住まい)で妄想にふけるのである。

・・・この時間が楽しい

たとえシチリアに行けなくても、そこで造られたワインを頂くと

ちょっとだけ気分は海外へ飛び立ったような・・・日々の妄想のおかげである

もともと私は単純で、どちらかと言うと「取り扱い簡単」なタイプだと自分で思っている。



クズマーノ/ロザート2008

●原産国: イタリア・シチリア州
○造り手: クズマーノ
●品 種: ネレッロ・マスカレーゼ100%(シチリア原産)
○価 格: 1565円(税込)

 
クズマーノという造り手、2000年創業の若いワイナリーだが品質とコストパフォーマンスの

高さで人気があるようだ。シチリア全土に8ヶ所のテロワール(=葡萄が育つ環境)の異なる

畑を所有しそれぞれの土地の個性を生かしたワイン造りを目指している。

濃いめのしっかりした味わいで赤ワインに近いロゼである。

微かな苦味がどんなお料理にも合う予感

我が家はたまたま麻婆豆腐であったが、すんなり仲良く頂けた。

じいじお手製のキュウリの粕漬け。甘さが丁度よく絶品なのだ

その甘さとワインの心地よい苦味が何とも嬉しい。

 



そして↑このガラスキャップが乙女心(おいおい?)をくすぐるのであ~る。

ごちそうさまでした


ルイ・ジュリアン/ヴァン・ド・ターブル・ド・フランス三兄弟

2010年03月30日 15時54分59秒 | ロゼワイン
前回入荷したルイおじさんが造る赤ワイン

数量限定だったこともあり

あっという間に完売してしまった。

ありがとうございます



真のエコロジスト、ルイ・ジュリアン

母国フランスで映画に出演なんかしちゃったりして

あっという間に有名人

今までルイさんの造るワインは

地元の村人により消費されていて

まさに「地酒(地ワイン)」だったのに、

有名人になってから(かどうかは分からないが)、

遠い地方からも車に乗って買いにくる人が増えた。

で、日本輸出分も売っちゃった

・・・かどうか、これもよく分からないが

とにかく、日本への出荷数量が少なくなってしまった



それは困った

店主、インポーターさんにお願いして

どうにかこうにか入荷させてもらった。

・・・だって、前回とっても好評だったから、

また皆さまにお届けしたいのだ



今回は「ブラン」「ロゼ」「ルージュ」の三兄弟がやってきた。

各1680円(税込)



長男・ルージュ

さすが長男、前回同様しっかり仕事をする男だ。

果実味あり、渋味が柔らかく何と言っても飲みやすい。



次男・ブラン

すっきり・さっぱりである。

軽めの辛口で、しっかりした味のお魚料理に合う予感。

ちなみに我が家では

「アサリのワイン蒸し」と頂いた。

サッパリワインにガーリックオイルがしっかりきいた

アサリの味わいがとてもよく合った。

満足



三男・ロゼ

可愛いクランベリージュースのような色。

さくらんぼやアセロラを思わせる果実味で

ミネラル感&酸がしっかりしている。

ロゼには中華なんかが合うのでは・・・と店主。

確かに以前、ジャージャー麺と合わせてみて

それはそれは美味しかった



今日も三兄弟は

それぞれの個性を活かしながら

精一杯のパフォーマンスを

皆さまにお届けしている、

・・・にちがいない



ドメーヌ・シュブロ/ブルゴーニュ・ロゼ・キュベ・サクラ

2010年03月22日 14時21分21秒 | ロゼワイン
春になると

遠い国、おフランス・ブルゴーニュからやってくる

ドメーヌ・シュブロの「サクラ ロゼ

この時期だけの限定ワイン。




ドメーヌ・シュブロ」という造り手。

奥様は日本人、かおりさん

客室乗務員をしていたかおりさん、

ワインが好きでフランスに留学。

そこでシュブロさんと出会い今に至っている。

醸造家の嫁か~・・・そういう人生も素敵ね



そんなかおりさんが

「サクラの花が咲く季節にサクラ色のロゼを飲むことが出来たら・・・」

という何気ない一言から「サクラ ロゼ」が造られたそう。

本当に素敵ね・・・。

きっとここの嫁(わたし)なら

「いかワタが食べたくなる季節に

いかワタの味をより一層引き出してくれる日本酒を飲むことが出来たら・・・」

みたいな、感じかな。



・・・違うな



本題に戻ろう。




このワイン専用に植えられたピノ・ノワールで造られており

果実香を大切にしたいため、樽熟は3ヶ月に短縮している。



光り輝くサクラ色、

イチゴやチェリーの香りである。

飲み口は優しく、爽やかな心地よい辛口。

2625円(税込)


もうすぐ桜が開花する

日本の四季をこよなく愛する嫁としては

是非とも可憐な桜の木の下で

友人達とこのロゼを愉しみたいものである



ラ・グランド・コリーヌ/ル・カノン・ロゼ・プリムール2009

2009年12月16日 09時00分00秒 | ロゼワイン
最近、たらこスパゲティ、略して「たらスパ」が食べたい。

本来ペペロンチーノ系が好きだが

何が嫁の体の中で起きたのか

「たらスパ」が食べたい。


日々つぶやくと夢は叶う

怪獣さんたちを撃沈させた(寝かせた)後

店主と飲もうと、眠い目をこすり起きると



そこに「夢のたらスパ」があった。

店主、ありがとう。

たらこは綺麗なピンク色

だったら同じピンクのロゼを頂こう

  

ラ・グランド・コリーヌ/ル・カノン・ロゼ・プリムール2009

●原産国: フランス
○品 種: ミュスカダンブール100%
●造り手: ラ・グランド・コリーヌ
○価 格: 2520円(税込)


綺麗でしょ、この白濁した桃色

年々「ピンク」とか「可愛い色」が気になるのは歳をとった証拠かしら・・・。

ほのかな白桃の香り。

口当たりピリピリと粋な微発泡が心地よく、

しっかりした酸で味わいが引き締まる。

白桃を思わせる果実味が

タラスバのクリームとマッチして美味しい。

しっかりした酸は、パスタに搾ったレモンと仲良しこよし。



夜23時・・・

この時間にたらスパ・・・

明日走ろうかな



ごちそうさまでした


Dシュブロ・クレマンド・ブルゴーニュ・ロゼ・ド・ヴィーニュ

2009年10月07日 16時01分00秒 | ロゼワイン
今年もまたひとつ年を重ねてしまった・・・

ついこの前、この日が来たような気がしたんだけど、

あれからもう一年経ったのね。

嫁、すっかりいいお年頃である


そんな夜、怪獣さんたちが夢の中に突入したと同時に

店主と「釣りたてワラサのしゃぶしゃぶ」に舌鼓。

ワラサは「旬の肴と旨い酒 運勘根(平塚)」のオーナーに頂いた。

オーナーは釣り人上級者、いや「釣り名人」である。

お店の名前「運勘根」の由来は

「釣りには運と勘と根気が必要」とのことから命名されたそうだ。

釣れた魚はお店でも出してくれる

↓「運勘根」ホームページ↓
http://k-sal.jp/unkankon/

シンプルに昆布だしで、水菜や白菜、椎茸と一緒に・・・

↓しゃぶしゃぶ


↓まずは味ぽんで


↓ごまだれなんかはどう?


↓もちろんお刺身でも・・・


ありきたりの表現で申し訳ないけど、

「なんて美味しいの~(でもごまだれはNG)」

夜遅くてもヘルシーだし、

魚の旨味と出汁と野菜がお互いでしゃばり過ぎてなく、

味ぽんで全体の味を引き締める



・・・でも、何かが足りない。

そうそう、お相手はこちら。



Dシュブロ・クレマンド・ブルゴーニュ・ロゼ・ド・ヴィーニュ

原産国: フランス
品 種: ピノ・ノワール100%
造り手: ドメーヌ・シュブロ(奥様は日本人)
価 格: 3003円(税込)

↓ドメーヌ・シュブロ HP(奥様のブログもあり) ↓
http://www.chevrot.fr/index.php?Itemid=300082



オレンジっぽいサーモンピンクがとても綺麗。

アセロラのような香りがして、持続性あるきめ細かい泡が心地よい。

クランベリーやアセロラを思わす果実味と

余韻にはしっかりした渋味も感じる。


ごはんとのマリアージュ・・・というよりも

この可愛いバラのエチケット(ラベル)やワインの綺麗な色、

ふくよかな味わいがどんなお料理とも仲良くできそう。

ちなみにワイン名の「ロゼ・ド・ヴィーニュ」は

「ブドウ畑に咲くバラ」という意味らしい。

バラはブドウの木の病気対策として植えられる

畑の守り神なんだって。


ごちそうさまでした

M.シャプティエ・タヴェル・ロゼ・ボールヴォワール

2009年07月29日 10時51分58秒 | ロゼワイン


M.シャプティエ・タヴェル・ロゼ・ボールヴォワール

原産国: フランス・コート・デュ・ローヌ
品 種: グルナッシュ100%
タイプ: ロゼ・辛口
造り手: M.シャプティエ
価 格: 2310円(税込)



明るいチェリー色。

2003年のものだからか熟成されてグラスの縁はやや赤茶色。

香り
アセロラやピンクペッパーの香り。

味わい
赤いチェリーの果実味が感じられる。

酸は穏やか(2003年だからかな?)で、余韻には渋味が心地よくある。

ロゼには赤ワインに近いロゼ(渋味あり)と

白ワインに近いロゼ(ミネラル感あり)がある。

どちらにするかはもちろんその時の気分



なんとなくここ数日、

「ジャージャー麺が食べたい」と心の隅でいつも思っていました。

いつもなら「ワインの友」を追求していた気がするけど

今回は逆で「ジャージャー麺の友」を探してもらいました、店主に。

そしてやってきたのがこのロゼワイン

いただきま~す



 

このジャージャー麺、

ごま油でひき肉や干ししいたけなどを炒めて

だし汁&お味噌加えを煮込む

茹でて水で流した麺にはごま油を混ぜる。

そう、まさにごま油の風味が大活躍するのであーる

ボリュームあるジャージャー麺のごまオイリー感と

ロゼの果実の甘味が上手に重なり合う、とその後で

酸味と渋味がやさしく流してくれる。

美味しい・・・

美味しいよ・・・

ごちそうさまでした