大雨の中、日欧商事さん主催のイタリアワイン講習会に参加した
通常は飲食店やソムリエさん向けに開かれるセミナーだが
いよいよ日欧商事さんも「
家庭向け
」にイタリアワインを広めたい
=(イコール)小売業界にレクチャーしなければ、ということで今年初めて開かれた
イタリアの20州全てがそれぞれのワインを造っている。
北から南まで、土着品種も含め2000種類以上あるらしい
だから幅広いワインが出来る、・・・必然的におもしろい。
90年代のあのワインブームの時は、濃くて重たいワインが求められたが
現代は飲み手もワインも共に成長し、価格に関係なく酸やミネラル感がある
土着品種のワインを求める人が多い、とのこと。
4講義あり、超初心者
の私でも大変分かり易く有意義な時間だった。
その中で楽しかったシーンをちょっとご紹介
ソムリエ内藤和雄さんの「イタリアワインの個性と多様性」の講義で
12種類のワインのブラインドテイスティングした。
品種やテイスティングの表現が分からなくても、資料にちゃーんと全て書いてあり
それに基づき、どれがどのワインかを当てるのだ
もちろん私の結果は、皆さんの期待を絶対に裏切らない
ある意味、完璧に本領発揮、・・・12本中1本だけ当たった
何とも悲しいのは、分からなくて回答したのではない
これは当たってるはず、と自信満々で回答したのにこの結果だったという事だ
しかし私は電話帳1冊位ある分厚いワイン教本を全て覚えるつもりはないし(覚えられないし)
別にどれがどのワインだ、なんて当たらなくても全然いいのだ
(↑負け嫁(犬)の遠吠え)
私がしたいのは、ただそのワインがどういう味わいで
どんな「家(うち)ごはん
」と合うのかをイメージし、伝えられれば十分なのだ。
・・・それにしても、毎日飲んでるのにどうして当たらないんだろう
(↑本当は残念で仕方がない)
さあ、気を取り直して、もう一つ。
ワイン&チーズコーティネーター冨永純子さんの「知らなかった!こんな食とのマッチング」
という講義。
まさに私が求める「イタリアワインとうちごはん
」についてのお話である。
楽しいマッチングはこんな感じ
▲いかのにぎりにお塩とオリーブオイルと白ワイン ▲餃子とロゼ ▲焼き鳥(たれ)と赤ワイン
いかのにぎりと白ワイン、醤油でなく塩・オリーブオイルが大変美味しかった。
そしてロゼとラー油が意外に合うのだ
▲グラナ・パダーノというチーズ。パルミジャーノに似ているが、よりクリーミーで食べ易い。
オリーブオイルをつければ白ワインやロゼ。バルサミコをつければ赤ワイン。
冨永さん曰く、うちごはん向けのイタリアワインのポイントは2つ。
①フレッシュで飲み易いワインはうちごはんと合う
②赤ワインはやや冷やして飲もう
なるほどな~、確かに赤ワインを少し冷やすと味わいが引き締まり、
甘く果実味たっぷりのワインでもすんなりごはんと仲良しになる。
冨永さんと日欧商事さんとワイン王国で作った本が発売になる。
その名は「
イタリアワインブック
」
今日の「うちごはん」に合うワインが色んな角度で簡単に分かる。
ワインに合ううちごはん、ではなく、うちごはんに合うワインなのだ。
ここが私的には大切なポイントなのだ。
・・・と、熱く語ったところで、
興奮さめやらぬまま、おしまいにしたいと思います