宮川酒店 「酒屋の嫁」のひとりごと

神奈川県/湘南の端っこ(?)、中井町にある宮川酒店の嫁が「嫁目線」でお酒たちを紹介します。

ラ・グランド・コリーヌ/ル・カノン・シャルドネ'08

2010年09月30日 10時34分59秒 | 白ワイン


今年の大岡さんのシャルドネ↑はどんなだろう 去年はこんなかんじ

あのワインバーのマスターはこのワインを「地獄風呂」と名づけた。

なぜならこのワイン、自然派の白ワインなのだが瓶内でまだ発酵が続いているため

グラスに注いだ瞬間、まるでスパークリングのように白く泡立つのだ。

その様子はまさに「地獄風呂



さあ、今年は何風呂だ?



お風呂じゃない、シャワーだ(何だそりゃ?)

秋を思わす麦わら色で、今年は控えめな微発泡でプチプチ感あり。

白桃のような香り、洋ナシのような果実味と優しい酸。美味しい

時間が経つと色も香りも味わいも変わる、リンゴの蜜のような味わいになるのだ。

●原産国: フランス
○造り手: ラ・グランド・コリーヌ
●品 種: シャルドネ100%
○価 格: 2625円(税込)


大岡さんのワインは独特で、まさに「大岡さんのワイン」でカテゴライズされてもいいくらいだと思う。

その意味は飲んだ人にしかわからない。「なんとなくまた飲みたくなるワイン」なのだ。

▼相棒はこちら。

 
【左】バケットにコンテチーズでトーストする。
【右】初めて食べたセージダービー。セージの爽やかな香りとマーブル模様が美味しそう(美味しかった)


深夜23時

80運動を心がけながらも・・・・1本空いてしまいました

ごちそうさまでした

嫁、「地獄見物ナイトat nico cafe」に出向く

2010年09月27日 10時56分25秒 | 飲食店さん
「暮らしの遊び」をテーマに日々おもしろい事を発信しているnico cafe(小田原市)。

そんなnico cafeで開催された「地獄見物ナイト」、

生ビール&ワインの納品をしたついでに私自身も納品し(?)、

「この世で一番美味しい生ビールを注ぐ係」として出向いたのである。



このパーティ、nico cafeと言葉問屋 北村商店さんの共同企画で、紙芝居、持ち寄りOK、

古雑貨市あり・・・と(やっぱり)おもしろいこと満載の企画だ


 

 
▲「地獄」をテーマに可愛いお料理が並ぶ


▲昔ながらの紙芝居に夢中の子供達(怪獣兄妹はあいにく不参加=母のびのび

  
▲友人の弟さんカワイミズキさんはシンガーソングライターである。生ギターで踊る子供達



一方「世界一美味しいビール」を注ぎに来た私は、

普段夜はなかなか出れず久しぶりに生ビールを飲むと言う

ママさんたちのほほ笑みがうれしくて、

程よいマシュマロ泡でフタをしたようなビールを注いだ。

(泡少な目が好きな方、すみません

その画像をすっかり撮り忘れたのが残念であるが、

またこのような楽しい企画があれば、お酒と共に私自身をも納品しお手伝いしたいものである。

ありがとうございました








新政 ”六號”特別純米ひやおろし

2010年09月24日 11時21分37秒 | 日本酒
いよいよ(私の好きな)秋到来。

なんとなく重ね着をするようになり、

仕事の時のアイスコーヒーがホットなカフェオレに変わる時期である。

季節の変わり目と共に少しずつ自分の生活も変わる、何とも心地よい



そして「秋のお酒(秋酒)」といえば日本酒ひやおろし。

「ひやおろし」とは、春先に搾られた新酒を一度火入れし貯蔵。

暑い夏の間ひんやりとした蔵で眠って過ごし、秋になると出荷される熟成酒である。


今年宮川酒店がお勧めしたいのはこちら・・・

(去年ご紹介したひやおろしはこちら→ 丹沢山① / 丹沢山②



新政 ”六號”特別純米ひやおろし

●醸造元: 新政酒造(秋田県)
○価 格: 一升2625円(税込) / 四合1313円(税込)


米の旨味がまろやかで上品なので、秋の旬の味覚を引き立ててくれる。

爽やかな酸味が食を一層進めるのだ

我が家では「秋刀魚の煮付け」と「ポテトサラダ

 

秋刀魚の旨味と煮汁、それを引き立てるひやおろし。ナイスなコンビである。

そして意外にもポテトサラダ。

私の勝手な意見だが、マヨネーズを使った料理とひやおろしは結構仲良くなれる。

マヨネーズを用いたその食材の旨味とコクがひやおろしの旨味と重なり、

爽やかな酸味で流してくれる



食欲の秋、日本酒の秋、焼酎の秋、ワインの秋・・・言えば尽きないが、

80運動を心がけながら、「秋の食(飲)」を愉しみたいと思う

大人数でキャンプへ行く

2010年09月22日 11時27分20秒 | 嫁事情
夏も終わりに近づき、秋の空気を感じる最高のこの季節にキャンプへ行った、

大人数で

別名「第二回玉キャン」、第一回(去年)の様子はこちら

総勢40名(と犬1匹)。

そこらの小学校の林間合宿に負けず劣らず、素晴らしいチームワークで料理が進む。

カレー、ピザ、焼肉、牛タン塩釜・・・などなど。

どれも当然ながら美味しく頂いた



一方、我らの可愛い怪獣・珍獣・猛獣たちは流しそうめんを堪能

▼キャンプ前日じいじと店主と怪獣兄、親子三代で竹割りに汗を流した
  
                     ▲頑張ったかいあって、結構長い流しそうめんである。



▲自分達で作った(実際は大人が汗だくで切った)竹のお椀で頂くそうめんは格別である。



▲お姉ちゃんは母より怪獣妹の調教がうまい



そして今回私がどうしても作りたかったのは「カレーパン」である。

夕食で作ったカレーをちょっと拝借し、ひき肉を足し煮込む。

で、パン生地で包みパン粉をつけ揚げる。

揚げたてのカレーパンなのだ



揚げたては非常においしい



そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎていく。

今年はギターの弾き語りもあり、たっぷり自然を満喫したのである。



来年に続く

80 -はちまる- 運動

2010年09月14日 10時10分02秒 | 嫁事情
80(はちまる)運動推進委員会を発足しました

・・・な~んて言うと大げさだが、ふと思うことがある。

日々私たちは、仕事・育児・家事・勉強・ボランティア・・・などなど

それぞれがそれぞれに1日活動し、日が暮れてホッと一息

そんなときにお酒が登場する。

それはかけがえのない時間であり、明日への活力になったりする。



でもそれは健康であればこそ、である。

昔から言う「健康第一」、まさにこれに尽きるのである。

だから「80(はちまる)運動」、

「80歳まで健康で毎日お酒が飲めるよう、心がけてお酒と付き合おう」ということだ。

主な活動・・・・・・・・は特にないが

あえて言うなら「日々の心がけ」である。

80運動」を合言葉に、お酒と付き合っていきたいものだ。



ちなみに80運動に参加してる方は以下の通り、

酔い人(発起人)、店主、あそこのマスター、あの方、この方・・・

少~しずつでも広まりますように。

参加者いつでも大募集



他愛もないお話でした

嫁、イタリアワインセミナー(小売業向け)に参加する

2010年09月09日 13時00分14秒 | 嫁事情
大雨の中、日欧商事さん主催のイタリアワイン講習会に参加した

通常は飲食店やソムリエさん向けに開かれるセミナーだが

いよいよ日欧商事さんも「家庭向け」にイタリアワインを広めたい

=(イコール)小売業界にレクチャーしなければ、ということで今年初めて開かれた



イタリアの20州全てがそれぞれのワインを造っている。

北から南まで、土着品種も含め2000種類以上あるらしい

だから幅広いワインが出来る、・・・必然的におもしろい。

90年代のあのワインブームの時は、濃くて重たいワインが求められたが

現代は飲み手もワインも共に成長し、価格に関係なく酸やミネラル感がある

土着品種のワインを求める人が多い、とのこと。



4講義あり、超初心者の私でも大変分かり易く有意義な時間だった。

その中で楽しかったシーンをちょっとご紹介


ソムリエ内藤和雄さんの「イタリアワインの個性と多様性」の講義で

12種類のワインのブラインドテイスティングした。

  

品種やテイスティングの表現が分からなくても、資料にちゃーんと全て書いてあり

それに基づき、どれがどのワインかを当てるのだ



もちろん私の結果は、皆さんの期待を絶対に裏切らない

ある意味、完璧に本領発揮、・・・12本中1本だけ当たった

何とも悲しいのは、分からなくて回答したのではない

これは当たってるはず、と自信満々で回答したのにこの結果だったという事だ

しかし私は電話帳1冊位ある分厚いワイン教本を全て覚えるつもりはないし(覚えられないし)

別にどれがどのワインだ、なんて当たらなくても全然いいのだ

(↑負け嫁(犬)の遠吠え)

私がしたいのは、ただそのワインがどういう味わいで

どんな「家(うち)ごはん」と合うのかをイメージし、伝えられれば十分なのだ。



・・・それにしても、毎日飲んでるのにどうして当たらないんだろう

(↑本当は残念で仕方がない)


さあ、気を取り直して、もう一つ。

ワイン&チーズコーティネーター冨永純子さんの「知らなかった!こんな食とのマッチング」

という講義。

まさに私が求める「イタリアワインとうちごはん」についてのお話である。

楽しいマッチングはこんな感じ

  
▲いかのにぎりにお塩とオリーブオイルと白ワイン  ▲餃子とロゼ   ▲焼き鳥(たれ)と赤ワイン

いかのにぎりと白ワイン、醤油でなく塩・オリーブオイルが大変美味しかった。

そしてロゼとラー油が意外に合うのだ


▲グラナ・パダーノというチーズ。パルミジャーノに似ているが、よりクリーミーで食べ易い。

オリーブオイルをつければ白ワインやロゼ。バルサミコをつければ赤ワイン。



冨永さん曰く、うちごはん向けのイタリアワインのポイントは2つ。

①フレッシュで飲み易いワインはうちごはんと合う

②赤ワインはやや冷やして飲もう

なるほどな~、確かに赤ワインを少し冷やすと味わいが引き締まり、

甘く果実味たっぷりのワインでもすんなりごはんと仲良しになる。



冨永さんと日欧商事さんとワイン王国で作った本が発売になる。

その名は「イタリアワインブック



今日の「うちごはん」に合うワインが色んな角度で簡単に分かる。

ワインに合ううちごはん、ではなく、うちごはんに合うワインなのだ。

ここが私的には大切なポイントなのだ。



・・・と、熱く語ったところで、

興奮さめやらぬまま、おしまいにしたいと思います







ナチュール・ヴィヴァン・ブラン

2010年09月07日 10時49分04秒 | 白ワイン


▲ジャケ買い!と言っても過言でないほどインパクトあるエチケット。

湘南地域のイメージにピッタリの白ワインである。

その名は「ナチュール・ヴィヴァン・ブラン」、意味は「生き生きとした自然」である。





この絵を描いたのは、アーティストでサーファーのYukalicious(ユカリシャス)さん。

「地球に存在するすべての自然。ハワイの海の守り神であるホヌ(ハワイ語で亀の意)、

島の女神。太陽が昇り、光が海を輝かせ、そして雨は山の命に潤いを運び、海へと流れる。

雨の後には幸福の虹が。全ての命はめぐりめぐる」と、自然のなかで感じた想いに身を任せ

描いたのがこの作品、とのこと。

この1枚の絵の中に「地球に存在する全ての命」が描かれるように思う。



控えめなハーブの香りと果実味、すっきり爽やか夏向きワインである。

これと一緒に頂くのは・・・と冷蔵庫を開けると、

昨日頂いた茅ヶ崎産のしらす(パック山盛り)が目にはいる。

そして「早く使っておくれ~」とつぶやくミョウガがいる。

それならこれしかない、

しらすとミョウガのペペロンチーノ

以前、二宮町のイタリアンレストランサーレ・ペペで食べたこのパスタ。

最後にお皿に残る「オリーブオイルに絡まったしらす」をスプーンですくって

スープのように飲み干した。それはそれは絶品だった

そのイメージをバッチリ頭に入れ、張り切って作ってみた



・・・イメージだけでお料理は出来ない

家族からはそれなりに好評だったものの、私の食べたかったあのパスタには程遠い。

(よって写真なし)



しかしながら、スッキリ白ワインとしらすに(それなりに)絡むオリーブオイル、

いつまでも繰り返し頂きたい組合せなのであ~る

ごちそうさまでした



ソーヴィニヨンブラン100%(南フランス産・オーガニック)

1575円(税込)

嫁、バランタイン・ブレンディングセミナーに行く

2010年09月04日 13時47分37秒 | 嫁事情
サントリーさん主催の「バランタイン・ブレンディングセミナー」に参加した。

ずばり、私にとってお酒の中で一番遠い存在「ウィスキー」

歴史も含め、この上なく奥が深そうなジャンルである。

しかし何事にも「奥」の手前には「入り口」がある(はず)。

まずは恐れず、入り口をそっと覗くべきなのだ!という思いから図々しく一人で参加した



今回、バランタイン社(スコットランド)第5代目マスターブレンダー、

サンディ・ヒスロップ氏が来日し、「ウィスキーとは・・・」から始まりとても分かり易くお話してくれた。

そして自分達で数種類のモルトの原酒をブレンドしバランタイン17年をつくる、

という大変おもしろい体験をさせて頂いた

 

同じテーブルの、見るからにバーテンダーさんであろう方々のご意見を聞きながらブレンドしたウィスキー。

バランタイン17年とは似ても似つかない(?)、しかし熟した洋ナシやバニラの甘い香り漂う、

ひょっとして新商品なのでは、なんて思えるほどのブレンドが出来た

おもしろい



 嫁の豆知識 

ウィスキーは2つのタイプがあり、さらにまた2つに分類される。

①モルト=大麦麦芽のみを原料とするウィスキー

  ①-1:シングルモルト(他の蒸留所で蒸留された原酒を混ぜていないモルトウィスキー)

  ①-2:ヴァッテッドモルト(複数の蒸留所で蒸留されたモルト原酒を混合したモルトウィスキー)

②グレーン=モルトだけでなく主にコーンやライ麦など他の穀物を原料とするウィスキー

  ②-1:シングルグレーン(他の蒸留所で蒸留された原酒を混ぜていないグレーンウィスキー)

  ②-2:ヴァテッドグレーン(複数の蒸留所で蒸留されたモルト原酒を混合したグレーンウィスキー)

麦芽を造り、糖化、発酵、蒸留を経て原酒が誕生する。そして長い年月(3年~15年)

樽熟成され、味わい深いウィスキーが出来上がる



角ハイボールをかわきりに、少しずつウィスキーが復活してくるのかな

お店で初めて飲んだハイボール・・・



あらら、すっきり爽やか飲みやすい。

昭和時代を思わせる懐かしいこのジョッキが何故か新鮮に感じた