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そこはかとな紀

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改めて 秒速5センチメートル

2016-09-25 21:51:34 | 映画

 

 この H2ロケットの排気雲の影も何か思い出しませんか?

 改めて 秒速5センチメートルを鑑賞した、最初にツッコミどころを述べておくと、海の波とサーフィンのシーンはリアリティがなさすぎる!他のシーンは息を呑むくらい美しく写実的なのに・・・。

 そして改めて、「君の名は。」で美しいシーンや空間の切り取り方で、ハッとするところは、その殆どの原型がもうここにある・・・。ただ新海監督は わかってくれる人だけ、好いてくれる人だけでいいのです、という制作スタンスをこ「君の名は。」で変えたんだろうね、それまでの作品のすべてがハッピーエンドじゃないし、すれ違ったままの男女で終わってるからなあ。

 ある記事では、このままだとジブリを超えられませんよと言われて一念発起下とか・・。まあその真偽はわかりませんが、一般受けというかわかりやすい作品を作ったわけですね今回。


遅ればせながら シン・ゴジラ

2016-09-25 18:17:47 | 映画

 いやー 庵野監督やってくれましたね

 実にリアル、日本映画ってさ、ホント建前っていうか、やたら役者が説明的なセリフしゃべったり、臭い演技したり、みてて気をそがれるんだよねほんと。でもこの映画は違う!我が国の官僚機構やその意思決定システム、例えばゴジラ、例えば震災、原発のメルトダウンなど想定外の事態にどう対処するかと言えば あーそうなんだあって納得できるよね。いやあれが真実だとは思わないけど、少なくともあんな感じなんだろうなあっておもえるよな。

 昭和の怪獣映画では、結構かんたんに自衛隊が大砲撃ったり爆弾落としたりするけど、実は2007年の自衛隊法改正までは、自己防衛以外の発砲や攻撃は出来なかったのですよ。つまり、他国の爆撃機が日本に爆弾を当弾しようとしてそれを自衛隊機が当然阻止できると思うでしょ?改正前だとできないんです、自機を攻撃されない限り、攻撃できなかったのよ。それは正当防衛だから。あの1980年台PKOで牛歩戦術まで行って行ったイラクのときは自分が攻撃されない限り反撃できない、だもんで基地のゲートの検問の自衛隊員は自分の体を常に車の前に立たせることで防衛してたということです。つまり自分が轢かれることを対価に反撃するって言うことです。

 文字通り常に命がけの任務だったわけですよね、頭が下がります。

 対戦車ヘリのアパッチが射撃命令出たけど、住民の姿が見えたから攻撃中止するシーンは、実に日本的!だってーあの9.11同時多発テロのときUSAはホワイトハウス目指して飛行している民間旅客機の撃墜命令出したくらいだからな。一人の命と100万人の命どっちが重いのかって考える国と、そこで止まってしまう国との違いかな・・・。

 射撃命令も現場から首相までが伝言ゲームみたいでいかにもかくありなんでした。

原初ゴジラは 米ソ冷戦時代で双方が核武装、核実験を繰り返す世界に対して、唯一の被爆国としての問題提起でも有り、純粋な娯楽性も高い作品だったわけですよね。

 それが再び3.11の福島第一原発事故を経て再びほんとうの意味でシンゴジラが蘇ったわけなんですね。

しかし、見れば見るほどエヴァのヤシマ作戦を想起されるよなあ・・・。

なんかとりとめなかったけど すんごくいい映画だった

富士総合火力演習と同じく 全弾命中!もよかった

 

ほんまとりとめない感想や