そこはかとな紀

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ババンババンバンバン 

2005-03-20 17:39:41 | 投資金融
 最近よく流れるCM に加藤ちゃんが出演している 大手銀行の消費者向け金融(ほれたまにはババントってやつですよ)竹中直人が秀吉に扮した やつなんかがありますよね。公的資金(平たく言えば税金、もっと平たく言うと私たちのお金)をジャブジャブとつぎ込みながら、あんな能天気なCMに何の意味があるのだろう?? と前から思ってました。なぜって、犬のコマーシャル(チワワね)エロチックなおどりな所(ほらレッツゴーってやつですよお)なんかの大手消費者金融と比べると金利がぜんぜん違うじゃないですか。ざっと半分、あんなのおんなじ無担保ローンなのに宣伝する必要なんかないじゃないの???ってね もうちっとやることあるんじゃない?
 ところがねええ、橘玲さんの「得する生活」幻冬舎 読んで疑問氷解パチッ☆-(^ー'*)bナルホド
 そもそも大手金融機関では、最初金利を下げれば消費者金融の客層をどっと取り込めるぞとひそかにほくそえんでいたのです。なぜ金利が下げられるかというと大手金融機関では資金調達はほとんどただで行えます、これも平たく言うと私たちの預金ですね。ですから金利は大手消費者金融と比べてずっと下げられるわけなんです。ところが予想に反してちっとも利用客が伸びない なぜ?????
 <理由はこうだったんです>
1 そもそも金利の差に気がつくのは 賢い消費者だ
2 賢い消費者は消費者金融などに手を出さない 
3 つまり賢くない消費者(平たく言うと馬鹿)にとっては金利差より 知名度 

かくして、CMを大々的に打つようになって、目覚しく利用者が伸びたとか。 
(-ω-;)ウーン 深いなあこの問題

以前にも書きましたが マクドよりうまいモスバーガーが絶対にシェアを奪えない理由も、ここにあるんですねえ。
コメント (1)
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