わが子を亡くして三年以上が経ちました。いろいろ言われたり、さまざまな噂も聞こえてきました。そして、誰も知らないところに引っ越して、人とも付き合わず、隠れるようにして来ました。
そのあいだに、わたしは二冊の本に出会いました。一冊はウィリアム.ブルームの精霊。もう一冊はフェヒナー博士の死後の世界は実在しますという本。たいていは図書館で借りるのですが、この二冊はすぐ買ってしまいました。そして、少しずつ、繰り返し読むうちに、わたしの逼塞していた心が徐々に開いてきたのを感じました。確かに嫌われ者のわたしですが、わたしはわたしなのです。これからも自分の心を苛みながら過ごして行くしかないと思いますが、コソコソいじけた気持ちでいるのは止めました。こんな心境になった理由なんか、分かりません。ただ、イジイジしているのがイヤになったのかもしれません。
別にどうでもいいことかもしれませんが、開き直ったような気持ちで初めて言います。わたしは、最愛のわが子を自殺させてしまった母親ですと。そして、自分が経験してないことに対して、絶対に何も言ってはいけないのだと悟りました。もし、慰めようと考えるなら、その人はとっても不遜? いや、傲慢でしかないのです。今度のことがあった後も以前も、何もしてあげられないと思いつつ、わたしも含め繰り返してしまう人間性を悲しくおもいます。
ゴチャゴチャ書いてしまいました。もし読んでくれる人がいたら迷惑だったと思います。だって、たいていの人なら、詰まらないはずですから。
あの子の形見?の文鳥も一羽、あの世に逝ってしまい、だんだん寂しくなってきます。自殺させてしまったと言って、何を言われるか、アンタがイヤな思いをするだけだ。だから、黙っていた方がいいと忠告されると承知しているけど、何故か言わなければいけない気がするのです。
付き合ってくれた人がおりましたら、気分転換の意味をこめて......