写真撮られるのは好き？ 嫌い？

はいっ、チーズ　写真をとるときの定番文句　格好よく、ポーズをとる者、コソコソ人の後ろに移動する者、あなたはどっち　わたしは後者です。

わたしの写真ぎらい、遺伝かもしれません。母親も一枚もありませんでした。遺影につかう写真がない。捜して探して、たった一枚みつけました。文机に頬杖をついた娘時代のが。八十幾つのバァさんの遺影に使いました。まるで、プロマイド　いま、何というのかしらね　。わたしも撮られるのは嫌いです。年より老けて見えるから。コンプレックスがあって、容貌だけじゃなくて何にでも自信ないから　

わたしの祖母は家紋のついた羽織を着て、生前に写真やさんで自分の遺影にする写真を準備しておりました。祖母は明治の女でした。

　わたしの子供たちも気軽に撮られる子と、逃げ回ってる方と分れていました。

ま、どうでもいいことかもしれないけど、残された方は途方にくれますよね、遺影にする写真がないと。

人によっちゃ、ほんと写真が一枚も残ってないってことがあるんですよ。

　さて、そんなとき、どうしよう　わたし、自分の写真、漁ってみようかしら　若いときのばっかりだったりしてね。人に迷惑かけないためにも、歳相応のを用意しておこうかな　でも、長生きすればまた取り替えなきゃならないよね。

こんな、しょうもないことが気になるわたしって、やっぱり変わり者