ポロスケとタマコが増えたぁ？

ピンポーン　あれっ、誰か来たのかしら~~~~　　わたしは慌てて、玄関へ::::　　ドァをあけてみて、驚いたぁ。　だって、ポロスケとお嫁さんのタマコが並んで、わたしを見上げていたんだもの。あれぇ、二人いえ二匹とも久し振りねぇ　　そう言って、わたしは何気なく視線をあげた。そして、目が点になっちゃったぁ　　外の廊下に、ズラァー~~~~   ポロスケとタマコそっくりのチビチャンたちが半々に遥か彼方まで二列に並んでいた。　　アンタたち、何時の間に、こんなに拵えちゃったのぅ？　いくら、犬が安産だってねぇ。わたしは呆然自失。でも、みんな真白で真っ黒な目、ちっちゃな尻尾を夢中で振っていた。

　かわいい　もう、わたしはメロメロ　　後ろで、突然ギャッハハァ　お行儀のわるい笑いがあがった。　あら、アンタも来ていたの。バァチャン、鈍いんだから居たって気がつかないんだよね。それで、クシュクシュして寂しがってるんだからぁ　　わたしは何時だってそばにいるよ。ン、ありがとねとわたしはこたえる。:

　

　これはフィクション　　みんな、又　あちらから遊びに来てね。こちらのわたしだって、ときには気配を感じるときがあるんだからね　　鈍なんて言わせないよ。