2006年に刊行され、2007年には「その後のツレがうつになりまして」が刊行されている。
ずっと気になっていはいた本ではあったが、なんとなく避けていた。
で、本日、あまりにも眠たいので図書館で借りて読んでみた。
(所要時間2冊で40分です)
昔のことをたくさん思い出して涙がでてきた。
ふとんにカビが生えるくらいずーーーっと寝ていたこと、
トイレまで這って行っていたこと、
全然食べられなくて激ヤセして、友達に家でこっそり点滴してもらっていたこと、
大好きな本が読めなくなったこと(活字が頭に入らない)、
数字の計算ができなくなったこと(いまだに苦手)、
東京へ行けなくなったこと(今は平気)、
柱に「死にたい、死にたい、死にたい」って書いたこと、
躁状態になって夜中に電話かけまくっていろんな人に迷惑かけまくったこと、
仕事に就いた時、毎日出勤してはソファーで寝ていたこと・・・
いろいろあった11年。
父親は「東京行ったから病気になった」といまだに思っているようだが、私はそうは思わない。
おそらく私の性格であればうつになることは免れなかったと思う。
今は、うつもほぼ体質として捉えている。
人より疲れやすくって、睡眠時間が必要で、ときどきひどく落ち込んで、すべてを放棄したくなる。
「あー体調悪いな、今」というのも自分で分かるようになったし、悪いときに自分で薬の調整もできるようになった。
「うつは寝れば治る」我が主治医の名言。
部屋が散らかっていようが、洗濯物がたまっていようが、そんなことは無視して寝る。
ただひたすらに寝る。
干からびない程度に時々水分を取る。
「部屋が散らかっていたって死にゃあせん」これも主治医の名言。
いろんなことが気にならなくなってきた。
気にしなくてもいいということがわかってきた。
まあ、そんなこんなで今日もぼーーっと生きている。
仕事中にマンガ読んだっていいじゃないか。ブログかいたっていいじゃないか。笑。
たまご。