たまごの晩餐Ver.3

たまごの徒然なる日記です。3回目の引っ越しをしました。

記録と記憶

2011-07-12 22:36:17 | Weblog
記憶は薄れるし忘れる。
だが、記録は残る。
記録を読むことで、記憶は蘇る。
記録をしておくことはimportant.


週末、PTさんの勉強会に参加した。(@別府)
なぜならば、私の大好きな森岡周先生(畿央大学 教授)の講演がなんとここ大分で聞けるといことで、先月のコボクロライブなみのテンションで、受講してきた。
たくさん聞きたいことはあったのですが、時間は限られており、
1つだけ質問したところ、

「もしかして、大分県立の看護大かた?以前広島で・・・」


そうです、あの時のすっとんきょうな小娘です。
(当時はまだ20代でした)

先生の記憶力に感動。

先生に初めて会った5年前の記憶をたどるべく、記録をめくる。
それは、私の28歳の誕生日。
当時は大学院生だった。
通りがかりのPTのセミナーに気軽に参加。
先生の話は当時の私の心をわしづかみにした。

私の当時の記録。(森岡先生のブログにコメントした内容)。

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広島での研修会、参加させていただきました。
先生のお話は、情熱的で、かつ論理的で、かつ科学的で、とても感動しました。
心を(脳を?)素手でわしづかみにされて、氷水につけられた気分です。あまりの興奮にこの日の夜は眠れませんでした。

看護をするとき、私はあらゆる情報から患者さんを透視します。しかし、「脳」に関しては、いつも何も見えなくて、自分の力の無さに、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そんな私に土曜日のお話は、とても刺激的でした。「もっと科学的に勉強すれば、もっともっと患者さんのことが分かる!」私の絡まりすぎていた知恵の輪をほどくヒントが得られたように思います。

昔、先輩を捕まえて「こんな看護をしていたら、近い将来ロボットに仕事を取られますよ!」と言ってしまったことがあります。

医療は人間にしかできません。なのに・・・


いつまでも情熱的なナースでいたいと思います。
先生、質問攻めしてごめんなさい。
でも、私にとっては最高の誕生日でした。
ありがとうございました。
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学問せねば!!
たまご。



表現するということ

2011-07-11 23:17:18 | Weblog
年々、学生の文章力が落ちる。

私の高校生の時、ポケベルというものが流行した。
そのあと、PHSや携帯でメールができるようになって、
初めのうちは文字数の制限があった。
いかにこの少ない文字数で相手に伝わるように表現するかということに、
頭をひねらせていた。
いまや、電話で話せば済むことも、メールで済ませる。
メールでも、絵文字を使って、「感情」が伝えることができるようになった。

困ったことに最近の若者は、初めから文字ではなく、
絵文字で感情を表現することしか知らない。
文字のなかに、自分の思いを込めることができない。

しかし、「文章」というのは表面にでてきているものにすぎず、
本当は想像力や思考力が落ちているのだとも思う。

若者よ、想像してください。
目の前の人が若かったころを、
目の前の人が脳卒中を起こす前のころを、
家族のことを、
決して口には出さないその人の気持ちを。


森岡先生の話を聞いた直後だけに、
扁桃体のサイズが気になるところ・・・。

そういう私も、文章を構成する能力が本当に落ちた。

たまご