ついほどの話、
いつもおとなしい我が家の老犬バビさんが、(ゴールデンレトリバー13歳)、
庭中を、そわそわくんくんしながら、わんわん吠えている。
私「お父さん、バビの様子がおかしいよ」
と父に何度も声をかけると、
こたつで寝ていた父はやっと起きて「うるさいなぁ~どうせ、いたちかうさぎかやろ」
と言いながら大きな懐中電灯を持って外へ様子を伺いにいった。
懐中電灯を照らしながら、あちこち獣を探す父。
家の中から見守る私。
父「あぁ、なんだ、子だぬきだ。ほら、そこにいるよ。見てみぃ」
というので、私も外へ。
(子だぬきなら怖くないからね)
父の後を追うと、そこにいたのは
ミニチュアダックスの子供でした。
逃げ出しなのか、捨てられたのか、飼い主がうっかりやさんなのか、
首輪もしていないし、この辺りでは見かけない顔。
とても人間慣れしていて、私の膝の上にちょんってのって動かない。
その後も私にぴたりとついてくる。
まぁ、我が家的には、突然の訪問客としてミニチュアダックスよりもたぬきのほうが珍しくない。
春の夜の、人騒がせな小さな訪問客でした。
たまご