玉川上水に親しむ会 第252回例会が1月14日開催されました。
第24期上半期は9月の総会から始まり、
10月 第249回 「千川上水」
11月 第250回 「日立中研散策と国分寺の湧水」
12月 第251回 「大丸用水」 と、3回実踏しました。
年が変わり、1月、2月は、室内学習です。
今回、第252回例会はいつもの学習会とは趣を変えて、座談会形式です。
毎年発行している文集「やすらぎ」、第20号にMさんが戦争体験を寄稿してくださいました。
それを機に、(思い出したくない記憶だと思いますが・・・)貴重な体験をされている方がまだ大勢いらっしゃるだろうと、
是非、語り継いでいただきたいとの思いで企画した内容でした。
当日は、実踏にはなかなか参加できない会員の方も、座談会ならと参加して下さり、
17名の参加で開催できました。
終戦10日前、1945(昭和20年)8月5日に高尾を発車した長野行の中央線列車が、
湯の花トンネルの入り口付近で米軍による銃撃空襲を受け、大惨事になりました。
その車両に、当時3歳のMさんが乗っていたという体験です。
先頭の機関車、続く2両目がトンネル内に入り、偶然にそのトンネル内に入った車両に乗っていて、
惨事を免れたのです。
座談会ではMさんから最初に話され、次々と話が進み、2時間あっという間に過ぎていきました。
会員さんの内、戦後生まれは4人。
先輩方は幼小か学生くらいで、戦後の物資が不足する中生きてこられたのです。
会の重鎮Sさんは中学生。玉音放送を聞いたとのこと、当時の日記を持ってきてくれました。
Mさんは都内で防空壕に入ったり、一面の焼け野原を体験。軍需工場で学徒動員、ゲートルを作っていたそうです。
Yさんは小学2年生で終戦。真っ黒に塗りつぶされた「のりべん教科書」で勉強。
MUさんは、戦争は何だったのかと考え、自分なりに真実を知りたいと、各地の戦跡を訪れたそうです。
自分達は被害者と思っていたが、他の国も被害を出している。戦争は、加害者であり被害者である。
二度と人が殺し合う戦争は起こしてはならない!!と強く感じたそうです。
戦闘機の話、特攻隊のこと、灯火管制のこと等々。
現在の日本史では戦争の詳細は載せていない。
事実は闇の中・・・体験された方は亡くなってきている。
若い世代に伝えていかなくてはならない。二度と悲惨な戦争は繰り返さない事を。
今までの座学では、写真撮影はありませんでしたが、
お元気な先輩たちが出席されているので、撮らせていただきました。
途中で3人退席されましたが、皆さんにお配りする写真には丸囲いで上部に載せてあります。
内容の濃い、有意義な座談会でした。
参加されたみなさま、ありがとうございました。
来月の例会は2月11日、貫井北センター。会場の都合で日曜日です。
お元気になられたW氏が講演してくださいます。
皆様、ふるってご参加ください。お待ちしています。
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