ケイシロウとトークアバウト

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トラックギャル・フォーエバー(2)

2021-01-27 18:25:00 | 日記




前記事の続き。

百合は辛かった。
父親のタケルも母親のアヤモも口数少なく、
仏頂面に過ごす。

そんな時、
学校で作文コンクールがあると言うので、
全校生徒みんなが、
原稿用紙と睨めっこすることになる😠

百合は、
自分の思いを原稿用紙にぶちまけた。
その結果、
コンクール優勝🎊㊗️
校長先生から褒められてる時、
大きなリボン🎀を髪に巻いた少女しのぶが現れ、
リボンを取って、
百合の背後から首絞めしようとしたところを、
数人の職員に取り押さえられて、
連行された。

百合は、
うれしかった🤗
まさか、
作文コンクール優勝🏆
アヤモに読んでもらいたいけど------

とある噂を、
アヤモの同僚から聞かされた。
「この頃、『どんがらがん』来ないでしょう?変な居酒屋で、大学生のアンちゃんといちゃついてるんだって」
百合は、
その居酒屋の近くまで、
何度も足を運んだ。
そして、
噂通り、
アヤモは大学生のアンちゃんと、
酔い潰れ合っていた。
百合は、
いつも、
悲しげな帰宅したもんやった。

でも、
きょうは違う!
作文コンクールで優勝したんや🏆

けど、
居酒屋そばまで来て、
足がすくむ。
そんな百合を、
アヤモが気付いた。

アヤモが招くので、
恐る恐る居酒屋に入ると、
アヤモは、
「ナンヤお前は⁉️オンナみたいにおじおじしやがって‼️」とガナる!
百合もこの言葉にキレて、
「作文コンクール優勝🏆したんだよ!!」と語調を強める!
アヤモは百合をじっと見つめ、
「読んでみな」と言った。
百合は、
緊張しつつも読みあげた。

「おともだちは、学校にいっぱいいる。みんなと仲良しして、助け合える。しのぶは喧嘩っぱやいけど、悪いやつじゃない。ただ、あいつは馬鹿なんだ。けど、一番のおともだちがいる。お母さんだ。いつも仲良くして助け合ってるつもりだった。けど、この頃、仲良くしていない。あたしが、駄目なのかな?あたしが悪いのかな?でも構わない。だって、お母さんは、一番のおともだちだから」

アヤモは不機嫌に、
「あたしの近くに来な!」と凄む。
百合は恐る恐る、
アヤモのそばに行くと、
アヤモは、
「あたしの目を見な!しっかりと見な!!」と言って涙をこぼした。
百合は驚いた。
母親が泣くのは初めてやから。
アヤモは泣きながら言う。
「確かにな、母さんも悪いことはあったさ!けど、母さんが、お前が気に入らないとか駄目だからとか言って、顔を背けたことがあったか⁉️嫌いだと言ったことがあったか⁉️お前と他のガキのことで、いつもビビって、いつも泣いて------」
言葉を詰まらせて泣き出すアヤモに、
百合も泣いて抱きついた。
百合は知らなかった。
アヤモが、
三人の子ども一人でも、
微熱があるだけで、
家に、
転がり込むように帰ってきたことなどを------

涙が収まった親子。
アヤモはニヤリとして、
「おめかしして、『どんがらがん』に行くか⁉️」

その1時間後。

『どんがらがん』では、
客が啞然と、
店の入り口を眺めていた。
そこには、
頭に剃り込みした、
アヤモと百合が立っていた。
普通なら、
みんな驚いて帰ることやろう⁉️
けど、
『どんがらがん』は、
「トラックギャルが帰って来た‼️」と言う叫びが上がり、
みんな大喜びに、
アヤモと百合を迎え入れ、
酒を飲み交わす。

そして、
ダチの同僚から、
「ちょうど今夜がトラックギャルのあんたの25歳の誕生日」と告げられる。
アヤモはうれしそうに、
「それでも年寄りにはナンねぇんだよ」と強がる。

と、
アヤモと百合が驚いた。
タケルが、
リベカとコウイチ連れて、
店に入って来たからや。
そして三人は口々に、
「25歳の誕生日おめでとう」と言った。

アヤモは大喜びして、
家族みんなを抱きしめ、
こういうドッキリに等しい仕掛けをした同僚たちに、
心で感謝した。
『どんがらがん』に、
たくさんの声が響く。
「トラックギャル、フォーエバー‼️」

家族も友人も戻った夢のような一夜が去り、
アヤモは有頂天に職場に行った。
そして、
トラックの運転席へと入り込む。
が、
トラックが動く気配が無いから、
現場の人が確かめに行ったら、
アヤモは、
ハンドルにもたれて、
亡くなっていた。
心臓発作やと言うことやけど、
その死に顔は、
うれしそうな笑顔やったという。

ここまで百合は、
飲みダチ仲間に話した後、
「記憶は歴史の窓だ。歴史はいろんな風景さ」とまた呟いた。

そして、
この話しを最後にした。

母アヤモの通夜の日に、
百合はある夢を見た。
それは、
広大な道を母アヤモがトラックを猛スピードで走らせながら、
「トラックギャル・フォーエバー‼️」と叫んでいた姿やった。


トラックギャル・フォーエバー(1)

2021-01-27 17:18:00 | 日記




今から五年前。

しのぶの最大最強の喧嘩ダチの百合は、
数人のダチ連れて、
居酒屋で、
酔い潰れあっていた。
その際、
百合がこう言った。
「記憶は歴史の窓だ。歴史は、いろんな風景さ」
ダチたちは、
この言葉がなんのことかささやき合い、
ここ数日の寒さで、
百合の脳が霜焼け起こしてるんだと結論付けた。
けど、
百合は構わずに、
自分の子ども時代の思い出を語った。

百合が12歳。
八つ上の兄貴、
10も歳が離れた姉の三人姉兄妹。
父親は専業主夫。
そして、
今回の主人公格の百合の母は、
トラック運転手してた。

百合は、
男勝りの母アヤモと仲が良く、
アヤモも百合を可愛がった。

そんな時、
工事現場で働いていた、
百合の兄コウイチが問題を起こす。
付き合っていた女性を孕ませ、
知らぬ存ぜぬで誤魔化していたらしい。
相手方の女性の妹が、
百合の同級生。
当然、
百合にインネン付ける。
百合はコウイチに告げると、
「誰にも言うなよ!母さんに知れたら、叩かれるから」と手を合わせて返答する。
やから、
百合は、
黙っていた。

姉のリベカは、
定職にも付かずに、
ダチたちとビリヤード場でたむろする。
母アヤモはいつも言う。
「男のタマ突くのが飽きたんか?お前は。働きやがれ」、と。
そこに父親のタケルが、
「いいじゃないか。そのうち働くさ」と助ける。

アヤモも、
長距離トラック運転歴25年のベテラン。
最初は、
18歳でトラック運転してたから、
「トラックギャル」と呼ばれていた。
今では仲良しのトラギャル仲間しか、
そう呼ばない。
けど、
当人は、
まだ、
気持ちは10代。
仲間と、
トラギャルの溜まり場である飲み屋『どんがらがん』で深酒する。
そして、
千鳥足帰宅。
夫のタケルが、
「こんなに倒れる寸前まで飲んで!」と小言すれば、
「やかましい!!腐れタマキンが❗️」と言い返す。
それは、
毎晩の行事に等しい出来事やった。

ある日、
コウイチの相手方女の親がアヤモに苦情。
ガチギレしたアヤモは、
コウイチに部屋のドア蹴破り、
中に入って、
コウイチをぶっ叩く😱‼️
「痛いよ!痛いよ!」と泣きじゃくるコウイチに、
「子ども孕ませて、相手シカトして、それでも男か‼️」と怒鳴って張り倒し😱😱‼️
タケルが「止めろ!!」と叫んで止めに入った!
けど、
アヤモは、
タケルを殴りつけた!!
そこに、
刃物持ったリベカが来て、
「今度父さんに手をあげたら刺すぞ‼️」と凄んだ。

一部始終を見ていた百合は、
気が気やなかった。
家が電流爆破デスマッチ状態になる🙀⁉️

が、
アヤモは大きく息を吐いて、
リベカに、
「出ていけ」と呟いた。
すぐにリベカは家を出た。
次いでコウイチも、
家を出た。
タケルは出て行く子どもたちのことで号泣した‼️
そんなタケルに、
アヤモは、
「やかましいわ‼️」と怒鳴り付ける!
家は、
アヤモとタケルと百合の三人だけになった。

悪いことは重なる。

アヤモのダチの一人が、
よその会社のトラギャルにボコられた仕返しと、
アヤモたちに呼びかけた。
みんな、
ガチギレして、
「仕返しするぞ!」とわめき出す。
が、
アヤモは、
「なにが仕返しだよ。ガキじゃあんめえし。喧嘩して会社クビになったらどうすんの❓」と発言。
アヤモのダチの一人が近寄り、
「これはこれはトラックギャル殿。66人の男を泣かせた過去がある割にはご立派なこと。お前みたいな抜け殻は、この『どんがらがん』より去れ!」とインネン付けて、
他のダチたちも同調したので、
アヤモは、
『どんからがん』から去った。

こうして、
アヤモは、
家庭内不和と対人関係不和で、
不機嫌な毎日を送り、
百合とも、
距離を置くようになった。

(ケイジロウ、レフティ。トイレ行きたくなったから、後で続きカキコ👍)




さよならをもう一度😲❓ 一度で充分やねぇの😵❓

2021-01-27 03:32:00 | 日記




今では知る人ぞあまり知らない、マイケル・J・フォックスが昨年引退を表明。
って、
一度引退してるはずやけど🤔❓
大仁田とか長州力みたいなやり方を踏襲したんやろうか🤔❓

マイケル・J・フォックスと言えば、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや、
TVドラマの「ファミリー・タイズ」くらいか🧐
(「摩天楼はバラ色に」もあった)
俺個人では、
「ライト・オブ・デイ/愛と栄光の日々」が良かった。

ぬりかべ君が、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ好きやったから、
当然、
マイケル・J・フォックスの大ファン。
(俺的には、エリック・ストルツのマーティが見たかった)

マイケル・J・フォックスの魅力は、
いつもネアカに決めること👍
90年代初頭まで、
人気があった。

ところが、
マイケル・J・フォックスが病気したとかぬりかべ君が言うから、
どんな病気か?尋ねたら、
「慢性貧乏ゆすり」やと言う。
お前、
それ、
パーキンソン病やないか🤨⁉️

ところが、
ナンデ、
これほどの有名人が、
影が薄くなったのかを、
私見書き。

1985年のアメリカ映画興行の記録によると、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「グーニーズ」が、
サマーシーズンに激突!!
本命は、
「グーニーズ」やった。
が、
蓋を開ければ、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の勝利やった。
「グーニーズ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はどちらもスピルバーグ製作。(スピルバーグは「グーニーズ」に力を入れていた)
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はロバート・ゼメキスというイモ系演出家!
「グーニーズ」は、
リチャード・ドナーという、
娯楽映画のツボを心得ている商売人!
が、
「グーニーズ」の原作者は、
クリス・コロンバス(「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと賢者の石」「ミセスダウト」「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」と、まあ、有名どころの数々😳😳😳😳)。
このクリス・コロンバスと「グーニーズ」が、
後々の、
青春映画を壊滅させたキッズムービーの火種となる。

更に、
マイケル・J・フォックスのネアカ道をそのままパワーアップした、
「グーニーズ」主役のショーン・アスティン(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのサム役GETで、アメリカ映画界ではレジェンド扱い)の台頭。

ショーン・アスティンは凄かった!
徹底したネアカキャラで全米ティーンアイドル!!
マイケル・J・フォックスよりも癖が強くて、
共演者泣かせ。
こんな男は、
同じ共演者泣かせのイライジャ・ウッドと共演でもしたらええと思ってたら、
ホンマに、
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで組んだ。

マイケル・J・フォックスとショーン・アスティンは、
10歳違い!
ズバり、
マイケル・J・フォックスは、
ショーン・アスティンに淘汰された。

そう!
あの1985年のアメリカ映画興行の、
「グーニーズ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の激突は、
その後のアメリカ映画界を変えた出来事やったんや。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」=ブラットパック→死滅👎
「グーニーズ」=キッズムービー➡️現存👍

マイケル・J・フォックスは引退すれど、
ショーン・アスティンやその後釜のジョシュ・ハッチャーソン(「ハンガー・ゲーム」シリーズや「センター・オブ・ジ・アース」シリーズや「ザスーラ」等)によって、
マイケル・J・フォックスキャラは不滅やから、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの思い出持って、
俳優活動の盃を、
ハリウッドに返そう!

マイケル・J・フォックス!
ご苦労様でした!!
そして、
映画の夢たくさんいただき、
ありがとう😊