今から4年前のこと。
半グレのフジキとアズマとカワノは、
夏空の下、
絶好の漁場で、
釣り糸を垂らすことを、
心待ちにしてた。
そしてそれは明日決行となったので、
「結構なことや」とカワノは喜んだ。
ところが、
この3人は、
翌日のフィッシング🎣するうれしさに、
夜遊びしまくった。
当然、
一睡もすることなく、
お目当ての漁場へと足を向けた。
この漁場は、
険しい崖道を徒歩で進まないといけんのやけど、
すぐ下は海やから、
危ないコースやった。
結構上の方まで来た3人は、
遥か下の海面を意識しながら、
慎重に歩いた。
が、
3人とも、
眠くてふらつき出した。
その時、
カワノの足がもつれて、
海に落下した😱😱😱❗️❗️
が、
無事にカワノは海面に漂いながら、
自分が落ちたことを悟った。
普段から負けず嫌いなカワノは、
海に落ちたことを、
後の二人に知られたくなかった。
それで、
凄まじいダッシュ崖上りをして、
ナンと、
二人の後ろまで追いついた。
フジキがカワノに振り返って、
「ここで休めば、明るいうちに帰れなくなるから、頑張って、歩きまくろうな」と疲れたように言った。
フジキがため息吐いて😮💨歩き出すと、
今度はアズマが振り返って、
「お前。よく死ななかったな。あんなに高いのに」と言って、
フジキの後に続いた。
カワノは、
アズマにバレたことが悔しくて、
海に飛び込みたくなった。
カワノにしてみたら、
この出来事は、
夏空と海と自分だけの秘密でありたかった。
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