これは数年前に、
豪雨のせいで、
停電になったときのこと。
近所のスーパーにいた女性客が電力会社にスマホで、
「電気をなんとかしてください」と言った。
電力会社は、
「申し訳ございません。本日中に復旧を目指しております」と詫びた。
女性客の近くにいた若い男性客もスマホを出して電力会社に、
「電気いつ頃戻りますか?」と尋ねた。
電力会社は、
「申し訳ございません。本日中の復旧を目指しております」と詫びた。
この男性客の隣にいた馬爺もガラケーで電力会社に、
「電気をなんとかしてください」と言った。
電力会社は、
「申し訳ございません。電気代を早くお支払いください」と答えた。
スーパーのお客たちは明るい表情で、
「今日中に停電なおるよ」と声かけあった。
が、
馬爺は、
「私は次の年金日まで停電です」と嘆いたが、
みんなは馬爺をスルーした。