ケイシロウとトークアバウト

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バラ色の悪魔

2024-08-22 01:20:00 | 日記




30代の売れっ子釜娼婦の熱い唇は、
毎夜毎夜、
街角に立っては、
多くのオトコ客を誘って、
たくさんの利益を得ていた。
それで、
多くの同業の立ち商売者から、
ナイト・イン・ヘブン(天国の夜)と呼ばれる高級娼婦へと登りつめた。
そして、
多くのオトコ客から指名されるほどになったので、
熱い唇は、
イケメンばかりを選ぶようになった。

ある夜、
久しぶりに暇になったので、
月光を浴びながら、
羽生結弦の写真を出して口づけした💋

そこに、
これまでに見たことがない美青年が近づき、
「熱い唇さんですか?」と恥ずかしそうに声をかけた。
熱い唇は、
この美青年を見つめ、
心に、
「今夜は極上の珍味をいただける」と喘いだ。

熱い唇は美青年に、
「あなたが目にしているのは、夢の国から迷い出た妖精です」と言った。
美青年は恐る恐る、
「立ちんぼって儲かるんですね」と言うと、
熱い唇は堂々と、
「あたしは街角の女王。夜の長者番付です!」と言った。
そして美青年を見つめ、
「あなたのつぼみに唇を当てます」と重ねて言った。
美青年は驚いたように、
「夜の長者番付ってかっこいいですね」と言った。
熱い唇は、
「夜と月と星は常にあたしにかがむのよ」と威張った。
そして、
「さあ、夜風を証人に立てて、あなたを知りましょう」と猫撫で声で語った。

美青年は身分証明書を出して、
「ぼくは税務捜査官のフジノという者です。確定申告をお願いします」と言った。
熱い唇は愕然🫨として、
「お戯れは真昼のまぶしい太陽の下でするものよ」と言った。
フジノは、
「フツーは売春自体違法なんですけど、ぼくは警察じゃないので、税金だけいただきます」と言った。
熱い唇は困ったように、
「いちいちいただいたお金なんか忘れてしまうわ」と嘆いた。

フジノは少し考え込んで、
「あなたのいうことも最もですね。じゃあ、あなたの顧客情報とあなたの生活費をすべて調べさせていただきます」と言った。
熱い唇はフジノに抱きつき、
「そんなことよりも、快楽の大海にあたしと溺れて!」と叫んだ。
フジノは熱い唇の頬にビンタして、
「ざけんな釜❗️納税は国民の義務なんだよ❗️」と怒鳴った!
熱い唇はぶたれた頬を撫でながら、
「痛みとともに込み上げてくるこの熱い思いはナニ⁉️これが愛なの⁉️」と問いかけたが、
フジノはスルーして、
「確定申告は毎年してくださいね。ぼくは今からあなたの顧客と購買物、生活費をすべて調べて請求させていただきます。だから逃げるなよ、釜❗️」と強く念押しして歩き去った。

熱い唇は夜空の月を見上げて涙を流し😭
「美貌の天使をこの手に抱けなかった」と嗚咽して、
「月よ❗️いつかこの熱い唇に、青春美の血をすすり肉を食らわせてください❗️」と叫んだ!