宮崎県に地震があり、
南海トラフ地震の緊急会見後に、
神奈川県の地震、
熊本県の地震、
茨城県県の地震と、
まるで列島そのものが、
揺り動かされている感を与えられる。
この危機感が、
米や水の買い占めを生じさせても不思議やない。
米はあっても高く、
このような状態が続くなら、
米食とのお別れをして、
別の主食を探し求める時にきたのかもしれない。
(これ以上何もなければ米は食卓に帰ってはくるんやけど)
ある日、
オノウコの近所の奥さん達が集まって、
この米不足のことを語り合っていた。
ある奥さんは、
「とにかくあっても高いし、お米が食べられないわ」と嘆くと、
別の奥さんは、
「お米が食べれなくなるのなら、麦の穂を揉んで食べるしかないわ」と貧乏くさいことを言った。
更に別の奥さんは、
「お米が食べられないのは辛いわ」と嘆いた。
そこにママウコが来て、
「当家では娘が生まれた時から永遠に米不足に苦しんでますのよ」と言って、
歩き去った。
集まっていた奥さんたちは、
このママウコの言葉に考え込み、
互いに、
「あたしたちは甘えていたわね。いつかお米が普通に食べれる時が来るわ」と励ましあった。