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ケイシロウとトークアバウト

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太陽は偽らない

2024-04-07 23:44:00 | 日記




まず、
地域組織には、
連合会と呼ばれるものと、
協議会と呼ばれるものがある。
連合会は、
その地域を束ねる任意組織で、
協議会は、
市や区に公式承認されている組織や。
ところが、
この連合会の幹部達と協議会の幹部達が同一の場合がある。

ゴリラ体型🦍にゴリラ顔の自治会長うーたんの地区では、
長く、
連合会が地区を束ねていた。
が、
区の要請で、
協議会を発足させるようにお達しが来た。
連合会側は、
今までの不正と汚職を長持ちさせたかったので、
協議会の幹部達を地域の力で追い払い、
協議会を乗っ取った。
ここに、
連合会と協議会の二つが存在することになるが、
どちらも同じ幹部によって成り立つこととなる。

うーたんは自治会長として、
連合会のやり方に疑問を感じ、
また、
住民投票の呼びかけを行って、
結果的に、
連合会を離脱することにした。
そして、
協議会に所属することを選択したので、
連合会への会費の支払いを拒否👎して、
協議会への寄付金を行うことにした。

ある太陽の日差しが降り注ぐ午後、
とある会議場で、
連合会の会合が行われていた。
うーたんはそこに行き、
連合会会長であるシオタニに連合会離脱と会費支払いの拒否👎を告げた。
シオタニは、
「誰がお前らの金とかいるか😜」とせせら笑い、
うーたんも、
「あんたらにはびた一文払わん!」と言い返した。

そこに、
「連合会様の会議室使用のお時間となりましたので、退室をお願いいたします」というアナウンスが流れた。
連合会側は立ち上がり出ていく際、
シオタニがうーたんに、
「君の顔は見たくないね!」と言い放った。

うーたんがこの言葉に傷つき、
立ち尽くしていると、
「協議会様の会議室使用のお時間が参りました。入室をお願いいたします」というアナウンスが流れた。
そこに、
シオタニを先頭とする先程の連合会幹部達が入って来て、
着席した。
そのとき、
シオタニがうーたんに、
「君は協議会にナニか用かね?」と問いただしたので、
うーたんは、
「協議会への寄付金を持って参りました」と言って、
連合会に拒絶した金をシオタニに渡した。
シオタニは喜び、
「君達のお金が必要なんだよ」と言うと、
うーたんは、
「あなた方には、わずかなものまでお払いいたします」と言った。
シオタニは更に喜んで、
「君の顔をいつまでも見たいよ」と言い、
うーたんは喜んで帰った。

この一件は、
うーたんと協議会への批判の雨あられとなる。
果たして、
連合会=協議会が賢かったのか🤔
うーたんが馬鹿だったのか🤔
真相は、
あの時の降り注いだ陽の光だけが知っている。
太陽は偽らない!
あと50億年の寿命があるうちは!!


木が教えてくれた------

2024-04-07 01:14:00 | 日記




エイジが今から三年ほど前にハマっていたものがあった。
ボルダリングやった。
とにかく登ることに夢中になったエイジが、
ボルダリング感覚で、
木登りしたいと言い出すのは、
時間の問題やった。

エイジが近所にある木に登る許可を得ようと、
当時の自治会長の乱心梅之助にお願いすると、
乱心梅之助は、
「この地域のどんな木に登ってもいい。けど、ひとつだけ、登ったらイケん木がある。それは、パオパオの家の裏の木や。もし、その木に登れば、死ぬかもしれんよ」と警告した。
エイジはこの初老の男の嘘くさい警告の中に、
登らせたくないナニかがあることを悟った。
逆に、
あの木以外ならナンでも登れるのなら、
敢えてトラブルに巻き込まれるような馬鹿なことをするメリットもなかった。
やからエイジは、
乱心梅之助のアドバイスに従った。

木登りは、
木の葉の香りと幹の感覚が気持ちよく、
上に登って下を見下ろす時がまた良かった。
いろいろな木を登るにつれ、
エイジは、
南の島から来たお友達の愛称を得ながらも、
徹底的に近所に嫌われている、
象さん顔と体型のパオパオの家の裏の木が気になってきた。
それで、
一度だけならナンともないと自分に言い聞かせ、
気持ち的にスッキリして忘れて、
他の木々を登りまくろうと考えていた。

そして、
日差しの強いある午後、
エイジはパオパオの家の裏の木に登った。
このときまでは、
ナンの変わりもなかった。

が、
ナニか、
ビシッとする音に、
動物が泣いてるような物音が気になった。
それで、
あちこち見回しても、
それらしいものはなかった。
------んやけど、
たまたまカーテンが開けられていた、
パオパオの部屋が見えた。
そこには、
パオパオが倒れており、
その側に、
網タイツに鞭と蝋燭を手にした乱心梅之助が、
鞭でパオパオを叩いていた!
その度に、
パオパオは大きく唸った!

エイジは木から降りた。
そして、
この日以来、
二度と木登りすることはなかった。
乱心梅之助の警告はある意味当たった。
エイジの純粋であったはずの少年の心は、
死んでしまった🙏