
(この画像は手撮りです)
とある地区にさくら商店街という名の商店街があった。
けど、
このさくら商店街の評判はサイアクやった。
品物の価格の高さと、
接客態度の悪さから、
甚だしくは、
春の抽選会でのガラポンで、
一等賞が商店街の理事長寄りの人ばかりに当たることやった。
特に、
この抽選会は、
ハズレが無いことを売りにしていたんやけど、
一番ランクが下の残念賞は、
ひと箱のティッシュから五枚取って三つ折りしてそれを巻き、
輪ゴムでとめて客に渡すセコさに、
客はガチギレ😡していた❗️
しかも、
このガラポンは、
五千円以上で一回出来て、
そのほとんどの結果は、
このティッシュ五枚の残念賞やった。
このやり方に激怒😡した人たちは、
次第にさくら商店街から遠ざかろうとしていた。
この状況に勘づいたさくら商店街の理事長達は、
ひとつのイベントで、
信頼回復を図ろうとした。
それが、
散らない桜コンテストやった。
散らない桜の枝を持ってきた者には、
賞金800万円が用意され、
少しだけ散れば、
審査員特別賞として、
賞金800円が用意されることとなった。
この散らない桜コンテストは、
出場条件として、
さくら商店街で五千円以上の買い物をした者のみが対象で、
証明書としてのレシートを持ってなければコンテストには出られなかった。
散らない桜コンテスト当日、
それでも多くの参加者が、
桜の枝を持って集まった。
が、
やはり散ってしまうんやった。
そういう時は、
参加賞として、
箱からティッシュ五枚取って、
三つ折りして輪ゴムで巻かれたものが渡された。
けど、
中には散らない桜の枝があった。
見物客が驚いていると、
さくら商店街の理事長が来て、
この散らない桜の枝に強く息を吹きかけたので、
少し散った。
そこで、
審査員特別賞として800円が手渡された。
このセコさに、
会場内にウツな雰囲気が漂うことになった。
と、
そこに、
デブい、
照ノ富士似の女性が手ぶらで参加したので、
理事長は怪訝そうに🤨
「あんた散らない桜持ってないじゃないの⁉️」と荒々しく言った。
この女性は、
「それは、あたしです」と言い返すので、
理事長達は更に怪訝そうな表情🤨となった。
すると、
この女性は、
バッグから、
ある書類を取り出して、
理事長に渡した。
それは戸籍謄本で、
『千楽内桜』(ちらないさくら)と書かれていた。
理事長はキレて😠
「桜の花びらが散らないもののコンテストや❗️誰が人の名前っちゅうたか❗️❗️」と叫んだ!
千楽内桜(ちらないさくら)もキレて😠
「出場資格には五千円以上の買い物とちらない桜だとなってます❗️」と叫び返した!
理事長は、
「無効です❗️無効賞としてティッシュ3枚を差し上げます」と言うと、
千楽内桜(ちらないさくら)は、
「ひどいわ😡せめてティッシュ6枚にして❗️」と怒鳴った!
そこで理事長達と千楽内桜(ちらないさくら)との間で揉めまくり、
挙げ句に、
ティッシュ四枚を渡すことで決着した。
ところが、
この散らない桜コンテストに、
遂に客が超ギレ🤬💯して、
さくら商店街への不買運動となり、
さくら商店街はシャッター街となった。
そこで、
この地区の人々は、
「散らない桜だと言っても、さくら商店街そのものが散れば話にならん」と、
語り合うんやった。