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ケイシロウとトークアバウト

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シンデレラがいっぱい😃

2021-09-12 23:07:00 | 日記



(画像はイメージです。当記事とは無関係です)

かつて、
教育されてた立場のトモコが、
教育する側へと変わっていく。
ズバリ、
小学校教諭。
が、
赴任先の学校では、
生徒を同一に重んじるように、
PTAから圧がかかっていた。
しかも、
PTAとは名ばかり。
実際は、
モンスター・ペアレントの社交クラブに等しかった。

PTAは2つのことを申し入れていた。
ひとつは、
運動会の100メートル走は全員1位にすること。
ひとつは、
学習発表会では「シンデレラ」をすること。
その際には、
女子は全員シンデレラで男子は全員王子様というもんやった。

トモコは考えた。
子供の内に、
ちびっとだけでも優劣の概念は必要じゃないかと----🤔

運動会当日。

トモコはPTAに全員1位を約束した。
が、
先に到着した子供から、
1位の下に秒速表記をすることを条件にした。
ひとりの保護者のオンナが厳しく、
「先生。宅の子だけ秒速ではなく、音速表記にしていただきます😤」と言い放った!
トモコは、
JALの旅客機といえども音速で走ってないことを説明した。

こうして、
運動会は無事に終わった。
そして、
季節は変わって、

学習発表会当日。

女子は全員シンデレラコスプレしていた。
が、
シンデレラセルフという女子のそばに、
シンデレラママ、シンデレラ長女、シンデレラ次女がいて、
掃除をしようとするシンデレラを、
「そんなことしないでください。あたしにやらせてください」と、
スポンジ🧽の取り合いしていた。
PTAは満足した。

次に、
シンデレラ魔法使いによって、
宮殿に来たシンデレラセルフに、
王子コスプレした全男子生徒が、
王子0から20くらいまでいた。
トモコはPTAに、
「このシンデレラには午前0時の鐘🔔がありません。なぜなら、王子0が午前0時を封印したからです」
と、
説明。
ダンスの際、
シンデレラセルフがデブい王子の足を踏んでしまった。
その時、
シンデレラセルフは慌てて、
「ごめんなさい王子親方❗️」と言った。
この王子の保護者のデブいオンナが、
「は😳王子親方😳😳❓」と驚いてる間に、
すぐシンデレラセルフは、
「ごめんなさい、王子オーランド・ブルーム」と言い直した。
トモコは、
「時々、セリフを間違えられて、かわいいこと」と微笑んだ。
が、
先のデブい保護者は、
「いくらなんでも、親方とオーランド・ブルームを間違えますか⁉️」と食ってかかったが、
学習発表会も玉虫色の成功を収めた。

こうして、
同一評価制というものも、
やり方次第では、
どうにでもなることを、
トモコは教えた。


すごろくは語る😢

2021-09-12 00:29:00 | 日記




今から5年前の話。
モーさんと奥さんの仲が壊れはじめた。
奥さんにしてみれば、
子供をかわいがってくれる夫は最高やけど、
家事のすべてを妻任せという発想が気に入らんかった。
加えて、
一緒にいたら、
想像を超える悪運に巻き込まれる。
「わかった」と言って分からず、
「やるよ」と言ってやらない。
いくら仲良し夫婦でも、
こんな菅的対応されたら、
夫婦間が冷めるのは常識。
奥さんは、
離婚を考え、
養育権を主張した。
やって、
夫モーさんの月収の3倍やから。

モーさんは、
家族みんなを集め、
やり直したいと頭を下げた。
二人息子の長男がせせら笑い、
「やり直すとか言っても、先に進んだ時間をどうやって取り戻すんですか?うすらパパ」と言った。
奥さんは話し合っても無駄やと言い放つ!
そこに、
次男が、
すごろく持って来て、
「勝負をすごろくに賭けなさい」と言った。
モーさんたちが怪訝そうにしてたら、
次男は、
「躊躇してたら先に進めませんよ。お母さん、うすらパパ、勝負をお願いします」と言った。

そこで、
モーさんと奥さんのすごろく勝負が始まった。
勝者の意見が実行されるというルールで----

モーさんが駒を断トツリードさせていた。
それを見ていた二人の息子は、
「マズい展開ですね。うすらパパが勝ちますよ」と長男がささやき、
次男も、
「世も末ですね」とささやき返した。

モーさんは二人の息子に、
「父さんが負けたら、離婚になる。そしたら、父さんは出ていかないといけない」と言うと、
二人の息子たちは泣きじゃくり、
「お父さん❗️出ていかないでください❗️」と叫んだ!
そして、
二人の息子がモーさんを応援すると同時に、
奥さんが強くなり、
追い抜かれて、
奥さんの逆転勝利となった。

呆然とするモーさんに、
長男が、
「オトコはいさぎよく負けを認めるものです。ハヨ荷物を持って出て行ってください」と言った。
モーさんはガチギレして、
「お前、さっき、お父さん出ていかなでください言うて泣いたやないか😡⁉️」と叫んだ!
長男は、
「うすらパパ。過ぎた出来事は、夢か幻なのですよ。ハヨ出て行きなさい!」と言い返した。
モーさんはみんなに、
「もう一回やろうよ。今度はみんなですごろくしよう」と言ったが、
次男が、
「無駄に時間を引き延ばそうとする魂胆ですね。決着はついたのです。出て行きなさい」と言われた。
長男も、
「きちんと、ぼくたちの養育費も月末までに振り込みするのですよ。逃げたらFBIに通報いたします」と言い足した。

モーさんは哀しそうに、
「父さん、出て行きたくない」と呟くと、
長男は、
「それなら死になさい!」と厳しく言った。
モーさんはため息😮‍💨吐いて、
荷物をまとめて出て行った。

その夜。

二人の息子たちが泣きじゃくるので、
奥さんが部屋に行くと、
二人は、
「お父さんがいません!多分、空中蒸発したんです!」と言った。
そして、
モーさんの為に、
二人の息子たちは、
夜通し、
泣き続けた。