今から17年前。
知的傷害があるモーさんの二人の息子が、
それぞれ無事に、
中学2年と1年になった。
そして、
その年の夏、
モーさんの奥さんの実家に、
家族で里帰りすることになった。
それは、
大規模崖崩れで亡くなった地域の方々の、
慰霊祭が、
寺で行われることになっていたからやった。
実家に着くとすぐに、
モーさんの家族は、
喪服に着替えて、
寺へと向かった。
先に、
本堂に行ってたモーさんの二人の息子は、
長男が、
学校の工作で作った、
額縁を取り出し、
それに、
モーさんの写真を入れて、
後で渡すことを、
弟と話し合っていた。
二人はクスクス笑い、
「驚いて、うれしくなって、心臓発作起こして死にますよ」と言い合った。
そこに、
寺の坊主と参列者が入ってきたので、
二人の息子は慌てまくり、
モーさんの額縁を、
災害犠牲者達の額縁写真の置かれたテーブルに、
置いてしまった🙀
そんなこととは知らずに、
坊主は読経🙏
参列者は合掌🙏🙏
二人の息子は知らぬふり😶😶
が、
慰霊祭のちょうど半分を過ぎたところで、
モーさんは、
犠牲者のたくさんの写真の中に、
自分の写真があることに気付き、
心臓急停止並みのショックを受けた😱
慰霊祭が終わると同時に、
モーさんはガチギレして、
息子たちを叱った🤬🤬
が、
長男は、
手にした数珠を握りしめて、
母親に、
「このたびはご愁傷様でした」と言って一礼した。
弟の方は、
モーさんに、
「お父さん。安らかに眠りなさい」と言った。
悪気が無いとはいえ、
超ギレしたモーさんは、
二人の息子に平手打ちをカマそうとしたが、
寺の坊主に見つかり、
静止された。
そして、
坊主から、
「怒り💢の心が冷めるまで、しばらく経を唱えなさい」と言われたので、
一人残って、
経文を唱えた。
が、
モーさんの奥さんと二人の息子たちは、
先に、
帰ったので、
シカトされた分の怒りをも静める為に、
モーさんは、
夜まで拝んだ🙏