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ケイシロウとトークアバウト

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並々ならぬ男やったのに~😳

2021-08-29 19:37:00 | 日記




2020年1月1日記事「先森の詩(さきもりのうた)Part1」に出てきた、
とある海産物販売業の老舗会社が舞台となる。
ここの会社は、
やり手社長が体調を崩したことで、
二人の息子である専務と常務の冷戦状態となる。
そこで社長は、
100%DQN系にあたる姪のコロミを社長にするように遺言して、
他界した。
が、
狡猾な長男の専務は、
コロミの第一側近となり、
実質的な、
会社のボスとして君臨した。
こうした背景の悲劇が、
Part1からPart3にまで及んだ「先森の詩(さきもりのうた)」の出来事やった。

今回、
この会社が、
福井県の支店で、
マグロがナニモノかに盗まれる被害に頭を抱えていた出来事をダベる。

福井県のこの支店では、
海に隣接させたマグロの生け簀を作っていた。
そこから、
マグロが盗み出されたとの一報は、
本社のコロミの耳に入ることになる。

コロミの横で専務は困ったように、
「これで7度目です。困ったものです」と言うと、
コロミは上を見上げ、
「セイ君!セイ君って!!コロミちゃんのマグロを誰か盗るのよ‼️」と叫んだ!
専務は、
「監視カメラを取り付けられたらいかがかと----」と言い終わらない先に、
コロミは、
「嫌よ‼️幽霊が映ったらどうすんのよ‼️」と怒鳴った!
困った専務は、
佐渡島支社長の先森に相談。
張り込みして、
現行犯での取り押さえをアドバイスされた。

専務はコロミに、
福井県に同行を願ったが、
コロミは、
「嫌よ‼️放射線濃度がまだ高いのよ‼️」と叫んだので、
専務は、
福島県と福井県の違いを説明した。
そして早速、
コロミたち重役が、
福井県へと旅立つことになる。

見事な海原を一望できる福井県の支店の近くに、
コロミたちは、
宿泊した。
福井県の支店長が挨拶に来た際、
「犯人を捕まえた後はどうなさいますか?」と問うと、
コロミは「殺すのよ」と答えたので、
すぐに専務が咳払いして、
「警察に訴えます」と訂正した。

数日は何も起こらなかった。

が、
熱帯低気圧に変わった台風が近づいたある夜、
コロミは、
「こんな夜こそ犯人が現れるわ。そいつは、コロミちゃんが暴風で飛ばされると油断してることでしょうからね」と言った。
専務も、
表現の仕方は違えども、
暴風雨のどさくさに犯人が現れることをよんだ。

暴風吹き荒ぶ夜。

ほねだけの傘をさしたコロミと他の重役たちは、
地元の支店員たちと、
張り込んでいた。

あんじょう生け簀に人影が現れる。
コロミが逆に持ってた懐中電灯🔦を点けたので、
そのまま光が顔に当たり、
「コロミちゃんの目が開けられないわ!こんな不良品の懐中電灯🔦誰が持って来たの😡」とキレたので、
専務がフツーに持たせてあげた。

支店員が人影に「ヤマダ⁉️」という驚きの声を浴びせた。
コロミは、
「ヤマダですって⁉️山じゃないわ!海よ!!いくら夜の暴風だからって、間違えるもほどがあるわ😡‼️」とキレた!
専務は、
ヤマダというのは人の名前で海を山だと言っていないことを説明してあげた。

その時、
ヤマダと言われた人影は、
荒れ狂う海へと飛び込んで、
素潜りした。
支店員たちは、
その光景をまざまざと見ながら、
「泳ぎにかけては並々ならぬ男やったけど、こんな荒波では無理やろう」と言った。

コロミが専務に、
「海上自衛隊に言って原子力潜水艦を出して海中操作をさせるのよ‼️」と命令したが、
専務は、
この暴風が千倍になっても無理だと説明した。
コロミはムキになって、
「コロミちゃんのマグロが盗られたのよ!」と言っても、
専務はスルーした。
コロミは、
「おたずね者として、ヤマダの顔写真を全国に貼るのよ!懸賞金は1500円にして」と言ったが、
専務は再スルーした。

そこに、
「何かが打ち上げられている!!」という声に、
人だかりとなった。
打ち上げられていたのはマグロやった。
コロミは、
「並々ならぬ男も荒波で魚類に退化してマグロになったのね」と言った。
専務がマグロを生け簀に入れるように命じていたら、
コロミは夜空を見上げ、
「セイ君!セイ君って!!コロミちゃんがヤマダを捕まえたのよ‼️」と叫んだ!

その頃、
近くの小舟に乗り込んだヤマダは、
船内の仲間たちに、
「あいつらが喜んで帰った時にいただこう」と言い、
有言実行された。
そして、
翌年、
警察に捕まるまで、
ヤマダグループは、
マグロのかっぱらいを続けたという。