
土用の丑の日を明日に控え、
ある話を思い出した。
昔、
セイロウといううなぎ職人がいた。
とにかく素早くサバき、
美味しく焼き上げるうなぎ料理のプロやった。
セイロウ曰く。
掴みにくく料理しづらいこの生物こそ、
多くの者に味覚をうならせる、
泳ぐ宝物。
うなぎ職人は、
この宝物の味わいに誘う伝道師や!
セイロウは、
うなぎをサバきまくって、
店を繁盛させた。
また、
うなぎ顔の奥さんもらって、
一人息子のカバオもいる。
うれしい時も悲しい時も、
うなぎをサバいて、
せいろ蒸し😋
多くの常連客に喜ばれた。
そんな常連客の中に、
自称霊媒師のパスコードがまみがいた。
セイロウはうれしそうに、
「うなぎにシビれて料理人させてもらってます。一匹一匹サバくごとに、包丁持つ手が震えます」と語る。
パスコードがまみは悲しそうに、
「でも、いつか、うなぎがあなたに報復する日が来るわ。それでもあなたはシビれるのね」と言うと、
セイロウは元気よく、
「シビれ過ぎて先がわからなくなったうなぎ職人を笑ってください!」と答える。
こんなやり取りがあって5年の月日が流れる。
うなぎ料理で儲けまくったセイロウは、
一人息子のカバオの願いである、
家族アマゾン旅行✈️へと旅立つ。
ガイドを伴って、
ぬるぬるした川辺の丘を歩いてたら、
セイロウは足を滑らして、
川に落ちた。
家族が心配していると、
川から「大丈夫❗️」と掛け声!
家族が安心してた時、
セイロウの絶叫が、
アマゾン奥地にまで響き渡った!!
ガイドと家族が急いで川に降りると、
川面に浮いたセイロウの横を、
デカい電気うなぎが悠々と泳ぎ潜っていった。
当然ながら、
セイロウは初盆を迎える身となる🙏
カバオは、
アマゾン旅行での、
電気うなぎの蛮行に絶ギレ😡
将来、
アマゾンの電気うなぎをサバきまくって蒲焼きにして、
Amazon加盟店として、
ネット通販する野望を持っている。
けどケイジロウ、レフティ、
うなぎにシビれて職人になり、
電気うなぎに痺れて死人になったセイロウの人生に、
悔いはあったと思うか🤔⁉️