ケイシロウとトークアバウト

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2020-02-09 17:29:00 | 日記




あるうららかな陽気の中で、
ホモくろが、
バス停に立っていた。
そしたら、
カワイイ系の中坊が、
「保健所前のバスは、何番に乗ればいいんですか?」と尋ねた。
ホモくろは、
「次に来るバスに乗れば、保健所前に行きます。でも、あなたは、土地勘が無いとお見受けいたします。わたしがついていきましょう」と言った。
中坊は「いいです」と言ったが、
ホモくろは、
「いいですとかいいです。わたしはあなたと、保健所前にいきたい」と言う。
中坊はホモくろの申し出を承諾した。

バスの中、
ホモくろは、中坊に、
「龍之介さまは、まだ未成年です。大人のわたしがいる方が心強いです」と言うので、
中坊は、
「ぼくは龍之介じゃないです。カツヒコです」と言うと、
ホモくろは、
「失礼しました。カツさま」とお詫びした。
カツヒコの背筋に寒気が走った。

保健所前にバスが停車したので、
二人は降りた。
カツヒコは、
ホモくろにうれしそうに、
「ありがとう、おじさん」と言った。
ホモくろは、
顔が真っ白になり、
胸を押さえてひざまづいた。
そして苦しそうに、
「ありがとうの後の言葉を取り消してください」と言ったので、
カツヒコはお詫びした。

カツヒコは、
顔色がすぐれないホモくろを、
自分も行く予定の、
とある手かざし新興宗教の道場に連れて行った。
ここに、
初老の道場長と名乗るおいさんが現れ、
ホモくろに、
神の尊い光が手のひらから表れて、
救いに導くことの旨を説明した。
カツヒコも、
「神の光に照らされることは、ありがたいですよ」と言ったので、
ホモくろは、
「わたしは、あなたの光に照らされたい」と言って目を閉じた。

困り果てたカツヒコは、
道場長に、
「ぼく、あんなの、イヤですからね!」と言った。
道場長は、
「彼はホモの霊に取り憑かれている」と言うと、
カツヒコは、
「霊じゃなくて、ホモそのものだと思います」と答えた。
二人は、
長いヒソヒソ話しで、
ホモくろに、
まだ、あなたの時は来ていない---、
と言う理由で、
断ることに、
合意した。