映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

増水の桂川

2020-07-24 20:04:06 | 釣り

水位が高くいつも通りの釣りは出来ないだろうと、下流から上流まで車を走らせた。
ここはと思うポイントには先行者。西桂の境橋にも2台の車があったが、早々に切り上げたので入渓。瀬でいくつか天魚が釣れるが、護岸いっぱいに流れる瀬を上流に遡行するつもりもなく、寿堰堤下流に行ってみる。いつもの3倍くらいの激流で竿が出せず、穴口堰堤上流から竿を出す。虹鱒が殆どだけど、時折モンスター級が暴れるので気が抜けない。
夕方は東桂の瀬で小さな虹鱒と遊ぶ。一日中雨模様ながら、苦痛なほどの雨降りにならずに良かった。夜は車中泊。


桂川上流部 増水してタップリの淵

青々と水を湛えた淵には大物が

丸太のように肥えた虹鱒


翌朝、田野倉の瀬で長竿を振る。
雨は夜半過ぎに上がったみたい。水量は理想的。振込一発目からヒット。
三時間で30尾を超える釣果に些か飽きてしまう。それほど欲もなく、仕掛けが絡まったところで納竿。


翌朝は都留漁協最下流へ

雨の秋山川

2020-07-18 18:05:00 | 釣り
毎日雨で、もうそろそろウンザリしてますか?

そんな雨降りにもめげず、オニギリ三つ抱えて秋山川に来ました。





この川は五年くらい集中して釣り歩いたので、懐かしかったな。

小さな山女魚がほとんどで、唯一八寸くらいの美形が釣れました。





使い古した玉網が壊れたので、お昼には納竿して横浜へ帰ります。

梅雨明けまでに大きな山女魚を獲りたいものです。

2020 変則夏ドラマ開始

2020-07-17 06:24:00 | 旧作映画、TVドラマ

「腐女子、うっかりゲイに告る。」
去年夏NHKの夜ドラとして放送された作品。夜ドラの凄さを知らなかったものだから、見逃していたので嬉しい再放送だ。
タイトルから察してライトなコメディを想像していたが、結構シビアな内容で30分が重く感じる事もある。原作はゲイの小説家らしいので結構実態に即しているんだろう。脚本を書いている人は演劇畑のようだ。そしてプロデュースと演出を女性がやっているのが今を感じさせる。
腐女子を演じる藤野涼子は映画「ソロモンの偽証」で鮮烈なデビューをしたから馴染みの女優だけど、主人公の高校生ゲイを演じる金子大地は初めて見たように思う。ゲイの恋人役をやっている谷原章介も含め、役者魂を感じさせる熱演だ。
BL好きな腐女子が本物のゲイを好きになり付き合うことで、異性愛と同性愛の境目が何なのかを考えさせるような作りだ。その辺もプロデューサーであり演出も担当している上田明子の手腕によるところが大きいのだろう。
最後までしっかり観ていこうと思う。

「MIU404」
脚本野木亜紀子、あの傑作「アンナチュラル」の製作チームの作品だから弥が上にも期待値MAX。今まで三話観た感想としては、期待以上ではないかな。展開もスピーディーだし会話のやり取りも良いリズムなので一話があっという間に終わる。これだけ疾走感のあるドラマはいくら刑事ものでもそう簡単には作れないだろう。・・・だけど、なんか足りない気がしちゃう。個々の事件に絡む人々の裏側みたいなものがあまり感じられない。野木脚本だからかなり贅沢な注文を付けているのはわかっているけど、このチームこの役者陣なら叶えてくれるんじゃないかと期待したい。

「私の家政夫ナギサさん」
原作漫画のタイトルは「家政夫のナギサさん」。TVドラマ化にあたって、(私の)と態々所有者を名乗ることで主人公はナギサさんじゃなく、私=多部未華子だと印象付けたのか?
今までも男と女の役割を逆転させたラブコメは沢山作られてきたけど、家政夫というのは面白い発想だなと思う。身近な生活の場である家(部屋)を舞台にすることで登場人物の本性も晒すことができる。仕事では優秀な女性が家事全般においてはダメな設定も使い古されているけど、素の部分を見ることができるのは家政夫だ。かつての「家政婦は見た」「家政婦のミタ」を逆手に取った設定をどう活かせるかが今後の課題だろう。
あいみょんの「裸の心」がドラマの内容とは合ってないのが残念。

「アンサングシンデレラ」
アンサングとは知られざるという意味らしい。
病院ドラマは物語にしやすいし、傑作も多い。でも主人公は必ず医者か看護師だ。
まさか薬剤師が病院内であんなに活躍しているなんて思いもしなかった。現場で働いている人達には嬉しいドラマ化じゃないかな。医薬分業になってから随分時間が経って、薬は殆ど調剤薬局で受け取るようになった。地味な薬剤師という仕事に光が当たったのは多分その辺だ。究極の技術職みたいに言われて人気も高まった。今やそう簡単になれる職業じゃない。医者看護師のような責任感も必要ないし、引く手数多だから季節ごとに職場も変えられて時給もいいので理想の仕事だと思っていた。どんな仕事も無責任な作業は無いんだとこのドラマで再確認。
第一話。面白い。往年のフジテレビ医療ドラマが復活したみたい。今後に期待しながら楽しめそう。
石原さとみはハマっているなぁ。贔屓の桜井ユキも良い。七瀬ちゃんも美味しいポジション。真矢みきも役得の脇役。もしかすると化けるドラマになるかも。


降りやまない雨

2020-07-15 19:11:00 | 釣り

釣りに行きたいのに、雨が降りやまないため桂川の水位が高く躊躇してます。
今週末は昔よく通った秋山川にでも行ってみようかとも思っていますが、一日中雨が降り続くようなお天気では気も萎えます。どうしたもんでしょう?

小学生の頃、身近にある遊びの一等賞は釣りでした。卵焼きを餌にして淵に群れるウグイ(地元ではクキと呼んでいました)を釣るのが楽しみでした。中学生になると、3月20日の解禁に合わせて行われるマス釣り大会に、大人に混じって参加するのも楽しかった思い出です。

父親が岩魚釣りをしていたこともあり、誰でも釣れるウグイから渓流魚をターゲットにし始めて、近隣の小沢を頻繁に歩き回りました。
その頃出会った本が暫くわたくしの愛読書となりました。

「関東南部の渓流 釣りと風土の旅」鈴野藤夫著 つり人社1975

もともと地図や地理が好きだったこともあり、デフォルメされていても詳細な河川図が魅力的でした。自分が釣り歩いた川の事は勿論、未だ見ぬ渓の美しさが伝わるような釣り場ガイドは繰り返し読んでも飽きることはありません。地元の人しか分からないような沢まで紹介されているのにも驚きました。何気なく父の真似をしてやってた釣り方は、地元に伝承される釣技だと知ったのもこの本のお陰です。
一番感銘を受けたのは、釣り場ガイドだけではなくサブタイトルにもあるように、その土地に根付く風土が詳しく書かれてることでした。民俗学的な著書としても優れていたということです。

随分読み込んでボロボロになってしまった頃、改訂版を入手しようとしましたが既に絶版となっており叶いませんでした。
表紙は色褪せて書き込みや傍線だらけのまま、今でもわたくしの本棚にひっそりと並んでいます。
こんな長梅雨の日に、そっと開いてみましょうか。

ご冥福を

2020-07-11 15:32:00 | 歳時記雑感
つい先月湖周を歩いたばかりの奥四万湖で悲しい事故がありました。

美しい景色には魔物も潜んでいるのです。

よりにもよって、わたくしの故郷で横浜市在住のお若い女性が命を落とすなんて。

四万川本流は魚が住めないため、川歩きをしたことはありませんが、

命を奪うような恐ろしい川ではないのですが。

お盆に帰省しますのでお弔いして参ります。自然を恨まないでくださいね。

合掌