冬やってた、ゆるキャンっていう面白いアニメに触発されて久し振りにテント泊してみた。
女子高生が真冬の富士山裾野周辺で一人キャンプを楽しむという、ありえないお話しなんだけど、中でも志摩リン(主要キャラクターは東海三県の市名だったりする)ちゃんは常に孤独なソロキャンを愛する筋金入りの野外活動娘だ。クールだけどちょいお茶目で、こんな娘がやってんだからおじさんも負けていられない。
ずっと、お魚隊長とは付かず離れずの距離感でアウトドアライフを満喫していたから、誰も近くにいないテント泊は十数年ぶりかもしれない。三時には竿を仕舞い、相模湖のバックウォーターにテントを張り、500mmlのビール二缶を立て続けに呑み干し、日が沈む頃には寝落ちしていた。
夜半に目が醒めると、丸い大きな月が水面も辺りの山々をも優しく照らし出していた。
今年初めての釣りも飽きない程度に楽しみ、毎日の味気ない都会の日々から逃げ出した。
富士の春
吉田うどんを賞味し
丸い月眩しい夜を川辺で寝る
いつからスピルバーグの映画を心待ちにしなくなったんだろう?
激突、カージャック、ジョーズ、未知との遭遇、レイダース、ET、ジュラシックパーク、プライベートライアン、宇宙戦争辺りまでは楽しみにしていたかな。
特に、続激突!カージャック(シュガーランドエクスプレス)には詩情を感じ、まだアメリカを夢の国だと信じていたわたくしには忘れ難い作品となった。その後、ジョーズの記録的な成功もありバジェットの大きな作品が続いたが、コッポラやルーカス達よりコンスタントに面白い映画を提供してくれていた。
カラーパープル以降、段々アカデミー狙いの作品や地味な作りの佳品が増えた頃には、そのラインアップに興味は無くなっていた気がする。評判もすこぶる良いペンタゴンペーパーズなんかもきっと観ないだろうし。
さて、本題の最新作について
久し振りにスピルバーグを意識して観ようと思った作品。
日本生まれのヒーロー達も活躍するらしいとの噂も聞いていたので、それを確かめたいというのも理由の一つ。初日のレイトショウに奥様と二人夫婦50割引で鑑賞してみる。
350人入る小屋に50程度の埋まり。寂しいな
好きじゃないけどヴァンヘイレンが流れ出す。
シャイニングの双子に大笑いしていた声はわたくしの奥様(映画を観る席はお互い拘りがあってかなり離れてます。仲が悪い訳ではありません。どうでもいいでしょうが、念のため)。彼女の話では後方の列ではそこそこ笑い声が聞こえたらしいけど、いつも最前列で映画を観ている自分には奥様の甲高い笑い声しか届かなかった。
サタデーナイトフィーバーを高校生の時観に行って後悔(子供にはつまらなかった)した事を思い出しながらビージーズを懐かしみ、メカゴジラに斬りつける我らが機動戦士の雄姿に心熱くなる。
パーツ毎には楽しめたし、70年代80年代を生きてきた人にとっては懐かしくもある。映画の小ネタも随所に散りばめられているから、それを拾うだけでもお腹いっぱいだ。ゲーム好きな人であればもっと楽しめるのかもしれない。
う~ん。
サマーウォーズ
アバター
リアルとバーチャルって、どっちが映画館で観たいのかな?
映画そのものが仮想だから、仮想の中の仮想観ても仕方ない気がするんだけど。
上記した細田守のサマーウォーズも嫌いじゃ無いけど、バーチャル世界の話には退屈した口。あの映画は現実がちゃんと描かれていたからギリギリ許容できた。逆にキャメロンのアバターはバーチャルこそが現実として作られたから成り立っている。
スピルバーグは上手いけど、欲張り過ぎだ。
ドラマって、どんなに劇的でも、結局は仮想世界でしかないのなら感情移入しようがない。覚めたら消えちゃうなら想い出にもならない。映画館に行ってわたくしたちが観たいのは、映画の中に生きる人々のリアル(現実)なんだ。それがどんなに荒唐無稽であろうが構わない。仮想世界は決して現実を超えることはできないのだ。
考えてみれば、スピルバーグも70過ぎた老人。
いつまでも少年の心のまま映画作ってねとお願いするわたくしが悪い。
少しだけ、残念。
少しだけ、反省。
そんな映画。
激突、カージャック、ジョーズ、未知との遭遇、レイダース、ET、ジュラシックパーク、プライベートライアン、宇宙戦争辺りまでは楽しみにしていたかな。
特に、続激突!カージャック(シュガーランドエクスプレス)には詩情を感じ、まだアメリカを夢の国だと信じていたわたくしには忘れ難い作品となった。その後、ジョーズの記録的な成功もありバジェットの大きな作品が続いたが、コッポラやルーカス達よりコンスタントに面白い映画を提供してくれていた。
カラーパープル以降、段々アカデミー狙いの作品や地味な作りの佳品が増えた頃には、そのラインアップに興味は無くなっていた気がする。評判もすこぶる良いペンタゴンペーパーズなんかもきっと観ないだろうし。
さて、本題の最新作について
久し振りにスピルバーグを意識して観ようと思った作品。
日本生まれのヒーロー達も活躍するらしいとの噂も聞いていたので、それを確かめたいというのも理由の一つ。初日のレイトショウに奥様と二人夫婦50割引で鑑賞してみる。
350人入る小屋に50程度の埋まり。寂しいな
好きじゃないけどヴァンヘイレンが流れ出す。
シャイニングの双子に大笑いしていた声はわたくしの奥様(映画を観る席はお互い拘りがあってかなり離れてます。仲が悪い訳ではありません。どうでもいいでしょうが、念のため)。彼女の話では後方の列ではそこそこ笑い声が聞こえたらしいけど、いつも最前列で映画を観ている自分には奥様の甲高い笑い声しか届かなかった。
サタデーナイトフィーバーを高校生の時観に行って後悔(子供にはつまらなかった)した事を思い出しながらビージーズを懐かしみ、メカゴジラに斬りつける我らが機動戦士の雄姿に心熱くなる。
パーツ毎には楽しめたし、70年代80年代を生きてきた人にとっては懐かしくもある。映画の小ネタも随所に散りばめられているから、それを拾うだけでもお腹いっぱいだ。ゲーム好きな人であればもっと楽しめるのかもしれない。
う~ん。
サマーウォーズ
アバター
リアルとバーチャルって、どっちが映画館で観たいのかな?
映画そのものが仮想だから、仮想の中の仮想観ても仕方ない気がするんだけど。
上記した細田守のサマーウォーズも嫌いじゃ無いけど、バーチャル世界の話には退屈した口。あの映画は現実がちゃんと描かれていたからギリギリ許容できた。逆にキャメロンのアバターはバーチャルこそが現実として作られたから成り立っている。
スピルバーグは上手いけど、欲張り過ぎだ。
ドラマって、どんなに劇的でも、結局は仮想世界でしかないのなら感情移入しようがない。覚めたら消えちゃうなら想い出にもならない。映画館に行ってわたくしたちが観たいのは、映画の中に生きる人々のリアル(現実)なんだ。それがどんなに荒唐無稽であろうが構わない。仮想世界は決して現実を超えることはできないのだ。
考えてみれば、スピルバーグも70過ぎた老人。
いつまでも少年の心のまま映画作ってねとお願いするわたくしが悪い。
少しだけ、残念。
少しだけ、反省。
そんな映画。
この春から観るドラマは三つ。
長澤まさみ主演のコンフィデンシャルJP
初回は長すぎで若干中だるみがあったけど、映画好きな小ネタに笑えた。
2回目はテンポ良く作られていたが、良い人話になっちゃたのがイマイチとまさみちゃんの馬鹿笑いに違和感があり過ぎてこの先心配。
吉高由里子主演の正義のセ
ありがちな設定だからこそ安定感があって、ホームドラマとしては楽しめる
2話ともすぐ忘れてしまう程度の話だけど、吉高由里子が可愛く一生懸命だからそれで良いか。そろそろ代表作になる様な作品に出会わないとこの先疲弊しそう。
永野芽郁主演の半分、青い
これが本命。名古屋にいた頃、多治見から通っていた同僚の女性が一年前から騒いでいたから心待ちにしていた。北川悦吏子脚本作品の朝ドラがどんな風になるのか興味が尽きない。
序盤の出足はすごく期待がもてるので、毎日楽しく観ている。
長澤まさみ主演のコンフィデンシャルJP
初回は長すぎで若干中だるみがあったけど、映画好きな小ネタに笑えた。
2回目はテンポ良く作られていたが、良い人話になっちゃたのがイマイチとまさみちゃんの馬鹿笑いに違和感があり過ぎてこの先心配。
吉高由里子主演の正義のセ
ありがちな設定だからこそ安定感があって、ホームドラマとしては楽しめる
2話ともすぐ忘れてしまう程度の話だけど、吉高由里子が可愛く一生懸命だからそれで良いか。そろそろ代表作になる様な作品に出会わないとこの先疲弊しそう。
永野芽郁主演の半分、青い
これが本命。名古屋にいた頃、多治見から通っていた同僚の女性が一年前から騒いでいたから心待ちにしていた。北川悦吏子脚本作品の朝ドラがどんな風になるのか興味が尽きない。
序盤の出足はすごく期待がもてるので、毎日楽しく観ている。
デルトロは怪獣に対して畏れと愛着をもっていた。
日本人がゴジラに感じていた自然災害にも似た抗えない畏れをメキシコ人も感じていた。
わたくしたち世代がウルトラマンに倒されたいくつかの怪獣へ感じていた愛着をも共有している様に思う。
小学生の頃、ピグモンやシーボーズ、ジャミラ、ウーといった怪獣に涙したわたくしたちにはとても近しいものを感じてしまう。
先日観たアカデミー作品にも怪獣(異形のもの)への愛は溢れていた。
パシフィックリムの怪獣は分かりやすく敵のフラグを立てられてしまい少々残念だったが、ロボットアニメを観て育ったわたくしたちには違った歓びを与えてくれた。
続編は監督から離れてしまったので、デルトロの歪な美意識が消されてしまい単なるハリウッド映画に成り下がってしまった。イエーガーも洗練されたロボットになってしまいトランスフォーマーと区別できなくなり、東京は中国の一都市になってしまった。日曜朝テレビで活躍しているロボット戦隊モノと同じか。
この程度だろうと測っていた出来に納得はしているけれど、今度はこちらから攻めに行くとか言ってたのにはウンザリだ。アメリカ人は何でも攻め込まないと満足できないらしい。
菊地凛子の制服姿が美しいなと感嘆。
富士山火口にマグマが溜まっているのに笑。
そんなとこか。