映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

夏休みが終わったこと

2016-08-24 20:55:38 | 歳時記雑感
今年も盆を中心に12日間の夏休みをいたしました。

娘ああたんと中華街へ点心バイキングに行きました。
(どうなんでしょう。餃子や焼売などの包みものばかりで飽きました。)
赤レンガ倉庫ではポケモン祭りをしていて、皆んな楽しそうだった。

たっくんと初めて桂川へお魚釣りに行きました。

小さい虹鱒が数尾釣れたのですが、たっくんはあまり興味示さず、お父さんとしては残念です。ゲームなんかよりよっぽどスリリングで楽しいと思うのですが。ダメなんすかね?

ふるさとに帰り老父老母の元気そうな暮らしに触れました。
初夏にあった同級会へ参加できなかったので、3人の旧友と会いました。オジサンオバサンだけど、子供の頃とたいして変わらないなぁ。それでもオバサンの一人は数年前に脳梗塞を患い、左半身が不自由になりました。他人事じゃないです。気をつけねば。

利根川本流で釣りをしました。渇水の影響なのか、ピクリともいたしませんでした。

実家の裏を流れる渓流には山女魚がいましたが、小指サイズの赤ちゃんが多く八寸くらいの良型が釣れた20年前とは違い、淵が埋まり全体的にザラ瀬となった渓相も影響しているのでしょうね。

奥様とシン・ゴジラを観ました。
エヴァチームなので不安はありました。また、マスターベーションムービーになっちゃうんだろうなと危惧していたのですが、豈図らんや。とてもよくできていました。ゴジラ映画の中でもトップクラスの面白さでした。石原さとみの日系アメリカ人ってのが、英語塾の宣伝みたいで気に入りました。

お料理も沢山しましたよ。ふるさとのジジババが丹精込めてつくった、おいしい野菜をふんだんに使いました。茄子胡瓜玉葱馬鈴薯唐黍ピーマン。良い食材を使えばたいがい旨く変身してくれます。

そして毎日必ずポケモンGOとオリンピック。
夏休み前一桁だったレベルが21まで上がりました。70匹以上捕まえました。山下公園、中華街、みなとみらい、横浜駅前、山梨都留、群馬四万温泉。あらゆるところでポケモンゲットだぜ。
日本が沢山メダルとったリオ五輪も終わりました。四年後はとうとう東京ですよ。なんかドキドキしますね。閉会式での東京パフォーマンスなかなか良かったですよね。アニメとキャラクターはふんだんにいますから惜しげもなく使いましょう。

そうして、オリンピックの閉会とともにわたくしの夏休みも終わりました。


東京五輪のマスコット ピカチュウで決まり?





シン・ゴジラの挑戦

2016-08-21 13:58:59 | 新作映画
夏休み 奥様と観に行った庵野製ゴジラは面白かった。

  ゴジラの幼体があんなのだったら気持ち悪い

最初の映画「ゴジラ」以外は、米製も含めて全部ゴジラの脅威だけを見せようとしていたけれど、本作品の目新しさは対応する人(内閣官房中心としたシビリアンコントロール)に焦点をあてたことだろう。
必然的に人を描く事になり、人と人の関係を描写したからただの怪物映画にはならなかった。
特撮監督の樋口に任せていたら、「進撃の巨人」みたいな張りぼて映画になってしまったと思う。

別に取り立てて庵野の人間描写が優れているとは思わないけど、ステレオタイプに描かれた総理大臣やその取り巻き達の言動とか縦割り官僚主導等の内閣運営は、ゴジラのありきたりな破壊行動より興味深い。
まあ、若きアウトロー集団が力合わせてゴジラをやっつける筋書きは脚本の薄っぺらさが露呈して興ざめだけど、自衛隊の身を挺した戦闘に免じて許してあげよう。
致命的なのは内閣官房の人間関係(誰がどのくらい偉くて、どんな派閥に属しているのか)が整理されておらず、わたくしのようなそこそこ政治政局好きなオヤジでさえわかり辛かった。石原さとみ演じる日系アメリカ人のセレブくらいの派手なキャラ付けをしても良かったのに(どうせ絵空事だし)と感じた。

こんなつくり方をすれば、ハリウッドじゃなくともゴジラはまだまだ生き続けることができる。そんな見本的な映画になっていた。
庵野 早くエヴァを完結させろ!




思い馳せる8月の慟哭

2016-08-11 22:30:33 | 旧作映画、TVドラマ
今上天皇の生前退位を2016年には語れるけれど、71年前の夏は未だ現人神だった。
そんな日本人の頭上に降り注いだ熱く眩し過ぎた光は、71年経っても脳裏から消える事なく鮮明で残酷な記憶として生々しい。

黒木監督&原田芳雄&宮沢りえ
渾身のぶつかり合いが産み出した広島被爆映画の傑作を紹介する。

「父と暮らせば」

ほとんどが舞台劇のような二人芝居。軽妙な、会話劇でもある。
娘が心配で黄泉から現れる原田芳雄の飄々とした存在感が素晴らしい。
父を死なせたことに罪の意識を捨てきれない宮沢りえの広島弁が可愛らしい。
直接的な原爆の悲劇を描くわけではないのに、胸に染み入る切なさとは何だろう。

この作品が優れているのは父娘の思いやる心遣いが、わたくし達に始終問いかけてくる演出をされているところだ。声高に反戦を語るのではなく、つましい小家族の心の温かさを見せることで、失われた幸せな時間の決して取り戻すことのできないかけがえのない情愛をきらめかせることに成功した。だからこそ戦争を憎む気持ちをわたくしに投げかける。




名古屋コスプレ祭り

2016-08-07 16:17:28 | お遊び
オタクウオッチャーを自称するM君と待ち合わせした。
名古屋の秋葉原みたいな所、大須観音商店街に毎年この時季世界中からコスプレ好きが集まる。この暑いのに大変だと思いながら、何の変身か良くわからないけど美しくアピールする姿は魅力的。





 M君はマジにカメラおじさん  ほとんどかぶりつき


オッチャンはポケモン捕るのに一生懸命で、パレードにはさわりしか参加してない。