たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

卒業制作展

2012-03-11 | ぶらり盛岡
大学生の締めくくりは卒業論文ですね。芸術系学部では卒業制作がこれに当たるのでしょうか。岩手大学の卒業制作展が岩手県民会館で行われております。以前は特設美術科と言っておりましたが、現在は芸術文化課程に変更になっているようです。
岩手大学は農学部、工学部、教育学部、人文社会科学部の4学部からなり、宮澤賢治も農学部の出身です。構内には啄木の歌碑なども建立されています。大学までは盛岡駅から歩いて25分ほどの所にあり、4学部が上田のキャンパスひとつにまとまっており、とても便利です。春には構内桜ロードの満開の桜はとてもきれいです。ぜひ一度訪れてみてください。






窯芸研究室 澤谷由子



金属工芸研究室 宮田るり



彫塑研究室 佐々木りえ



染織研究室 斎藤 愛



絵画研究室 小野寺 愛



この他に、版画研究室、映像メデイア研究室、インダストリアルデザイン研究室があり、総勢23名の作品展でした。

卒業制作といえば、ちょうど100年前、岩手県出身、萬鉄五郎の東京美術学校(現東京芸大)の卒業制作「裸体美人」は卒業時にはあまり評価されなかったようですが、後に重要文化財に指定されています。芸術作品の評価は難しいですね。

100年といえば、今年は啄木没後100年になります。岩手大学構内には、啄木の公表された最後の歌(「詩歌」明治44年9月号)の碑が建立されていす。






岩手大学構内の歌碑



ある日、不図(ふと)、やまひを忘れ、
牛の啼く真似をしてみぬー
妻子の留守に。

石川啄木





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