【授業の流れ】
(1)『社会科資料集』の早引き
(2)「サイクル図」による産業構造の視覚化
1 『社会科資料集』(正進社)
『社会科資料集』(正進社)の早引き
①索引を開かせる。
②ある言葉を言う。 例えば、ロボット
③キーワードがページ内で使われている所に○をつけさせる。
④○をつけたら立たせる。
最初の内は、先着10名ほどチェックする。
子ども達は、喜んで見つけてくる。
ページまでは、見つけることは簡単だが、
見開き2pのどこを見ればいいか分からない子がいる。
繰り返し指導していくことで習熟するだろう。
2 「サイクル図」による産業構造の視覚化
向山洋一氏の提案した「サイクル図」を使って、
日本の産業の概略を提示する授業。
原実践は、谷和樹氏。
概念的な授業になるので、例示が必要。
フラッシュ版『5円玉で授業開き』 許鐘萬氏の修正追試
【修正箇所】
①「サイクル図」に番号を打ったこと。
②発問:農業は、何番になるでしょう。
③第一次産業等の言葉を提示しなかったところ。
【参考】
クラークの産業分類『経済的進歩の諸条件』(1941)
ペティ=クラークの法則
第一次産業 - 農業、林業、水産業など、狩猟、採集。
第二次産業 - 製造業、建設業など、工業生産、加工業。電気・ガス・水道業。
第三次産業 - 情報通信業、金融業、運輸業、小売業、サービス業など。
経済発展につれて第一次産業から第二次産業、第三次産業へと産業がシフトしていく。
発問:先ほど「灯油」を調べましたが、灯油は何から作られますか?
※資料集の早引きで出てきた言葉。
石油
発問:そうです。石油から作られたものはたくさんあります。
この教室で石油から作られたものをノートに書きなさい。
黒板に書かせる。
サイクル図を書いていく。
石油(Wiki)
説明:この時、石油は、何千年も昔、のっしのっしと恐竜が地球を歩いていた時代。
恐竜が食べていたシダ植物の化け物のようなものが倒れ、朽ちて、腐れて、どろどろのものになったことから作られたので、自然の中にあります。
説明:その自然から石油を取り出して、人間が使うのです。
人間に必要な源だから「資源」と言います。
その「資源(石油)」を使って、様々な「製品」を作り出します。
その「製品」を「私たち」が使います。
発問:「私たち」が使った後は、何になるでしょう。
ゴミ
ゴミになって、その「ゴミ」が「自然」に帰る。
このサイクルがぐるぐるぐるぐる回っていくのです。
ただし、石油製品は、自然に帰るのが非常に難しいのです。
この矢印に番号をつけます。
※ここまでをノートに写させる。
発問:農業は、何番になるでしょう。
「自然」から作物を植えて、「製品」にまでします。
発問:水産業は、何番でしょう。
「自然」にある魚をとってきて、「製品」にまでします。
発問:工業は、何番でしょう。
「資源」から「製品」をつくり出します。
人間が行っていくことは、このサイクル図の中に表すことができるのです。
(1)『社会科資料集』の早引き
(2)「サイクル図」による産業構造の視覚化
1 『社会科資料集』(正進社)
『社会科資料集』(正進社)の早引き
①索引を開かせる。
②ある言葉を言う。 例えば、ロボット
③キーワードがページ内で使われている所に○をつけさせる。
④○をつけたら立たせる。
最初の内は、先着10名ほどチェックする。
子ども達は、喜んで見つけてくる。
ページまでは、見つけることは簡単だが、
見開き2pのどこを見ればいいか分からない子がいる。
繰り返し指導していくことで習熟するだろう。
2 「サイクル図」による産業構造の視覚化
向山洋一氏の提案した「サイクル図」を使って、
日本の産業の概略を提示する授業。
原実践は、谷和樹氏。
概念的な授業になるので、例示が必要。
フラッシュ版『5円玉で授業開き』 許鐘萬氏の修正追試
【修正箇所】
①「サイクル図」に番号を打ったこと。
②発問:農業は、何番になるでしょう。
③第一次産業等の言葉を提示しなかったところ。
【参考】
クラークの産業分類『経済的進歩の諸条件』(1941)
ペティ=クラークの法則
第一次産業 - 農業、林業、水産業など、狩猟、採集。
第二次産業 - 製造業、建設業など、工業生産、加工業。電気・ガス・水道業。
第三次産業 - 情報通信業、金融業、運輸業、小売業、サービス業など。
経済発展につれて第一次産業から第二次産業、第三次産業へと産業がシフトしていく。
発問:先ほど「灯油」を調べましたが、灯油は何から作られますか?
※資料集の早引きで出てきた言葉。
石油
発問:そうです。石油から作られたものはたくさんあります。
この教室で石油から作られたものをノートに書きなさい。
黒板に書かせる。
サイクル図を書いていく。
石油(Wiki)
説明:この時、石油は、何千年も昔、のっしのっしと恐竜が地球を歩いていた時代。
恐竜が食べていたシダ植物の化け物のようなものが倒れ、朽ちて、腐れて、どろどろのものになったことから作られたので、自然の中にあります。
説明:その自然から石油を取り出して、人間が使うのです。
人間に必要な源だから「資源」と言います。
その「資源(石油)」を使って、様々な「製品」を作り出します。
その「製品」を「私たち」が使います。
発問:「私たち」が使った後は、何になるでしょう。
ゴミ
ゴミになって、その「ゴミ」が「自然」に帰る。
このサイクルがぐるぐるぐるぐる回っていくのです。
ただし、石油製品は、自然に帰るのが非常に難しいのです。
この矢印に番号をつけます。
※ここまでをノートに写させる。
発問:農業は、何番になるでしょう。
「自然」から作物を植えて、「製品」にまでします。
発問:水産業は、何番でしょう。
「自然」にある魚をとってきて、「製品」にまでします。
発問:工業は、何番でしょう。
「資源」から「製品」をつくり出します。
人間が行っていくことは、このサイクル図の中に表すことができるのです。