一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

朝駆け登山で楽しむ「天山」 ……朝陽を浴びた草花は、一層美しく輝く……

2018年07月16日 | 天山・彦岳


7月15日(日)
今日は、佐世保で法事があるので、
午前9時には、家を出なくてはならない。
私の自由な時間は、早朝の僅かな時間のみ。
ということで、
天山へ御来光登山をすることにした。

そういえば、
『季刊のぼろ』(西日本新聞社)の最新号(2018年夏号/Vol.21)の特集は、
「朝駆け登山で光のショーを観に行く」
であった。


これから本格的な夏山シーズンを迎えます。暑い夏に山登りなんて…、と思う人もいるでしょう。特に今夏は、猛暑が続くという予報も。実は今、九州の登山者のなかで、密かなブームとなっているのが「朝駆け登山」。日の出前に登り始め、山頂で朝日を拝む登山のスタイルです。
清々しく、爽快感たっぷりの朝駆け登山ですが、暗いうちに上るためそれなりのリスクも。本特集は、朝駆け登山の魅力はもちろんのこと、必要な準備やリスクマネジメントについてもあますところなく伝える内容となっています。
夏だけに限らず、初めての人でも朝駆け登山ができるようになる情報も掲載!


と謳い、
星生山、宝満山、竜王山などと共に、
天山のことも記されてあった。
「九州の登山者のなかで、密かなブームとなっている」かどうかは判らないが、
私自身は定期的に天山へ朝駆けしているので、
これまで様々な御来光を拝んできた。
さて、今日は……

5:20が“日の出”時刻ということなので、
逆算して、4:10頃に車で家を出る。

4:40に天川駐車場に到着し、
すぐに出発。(フラッシュ撮影)


いつもの場所でパチリ。


まだ暗いので、フラッシュ撮影でもう一度。


もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


先客が一組(男女ペア)だけおられた。
駐車場に車が一台あったので、
たぶん、その車の持ち主であろう。
「おはようございます」
と挨拶だけをして、
二人の邪魔をしないように、
少し離れた場所で御来光を待つ。


南側の佐賀平野方面は、やや遠望が効かない。


北側の背振山地方面は、まずまずの展望。


東側に、一筋の光の線が見え始める。


その光の線の下から、太陽が……


ズーム。


太陽の輪郭がはっきりしてくる。


美しい御来光だ。


今日も素晴らしい御来光を拝むことができた。


稜線散歩に出発。


太陽の光で草花が輝き始めるが、


モウセンゴケや、


ホソバノヤマハハコや、


アキノタムラソウにはまだ陽が当たっていない。


まず朝陽が当たったのは、
背が高いオオバギボウシ。


いいね~


ノギランも朝陽を浴び始めた。


美しい。


これはオカトラノオ。


朝陽を浴びて輝く。


ホソバシュロソウや、


テリハアカショウマにも朝陽が当たる。


咲き始めたオミナエシにも……


これから天山の主役になるであろうキュウシュウコゴメグサにまで朝陽が当り始める。


マイサギソウが舞っている。


違う場所でもパチリ。


カキランにも朝陽が当り、輝く。


ちょっと下からパチリ。


咲き始めたイタドリの花や、


オトギリソウにも朝陽が当たる。


オトギリソウは、個人的にとても好きな花だ。


朝陽を浴びて眩しそうにしているタンナトリカブトの葉を見ながら、


いつもの場所へ。


背振山地方面を見ながら、モーニング珈琲。


山頂の方へ戻って行く。


お約束の「足長おじさん」。(笑)


山頂に戻ると、
もう先客の姿はなかった。


ゆっくり風景を楽しみ、下山した。
今日も「一日の王」になれました~


この記事についてブログを書く
« 道の駅「厳木」から登る作礼... | トップ | 映画『モリのいる場所』 ……... »