からつ勤労者山岳会では、毎年、ラブアースクリーンの月として、6月に清掃登山を行っている。
今回は、国見山系の国見山。
今年の4月6日に、私は、からつ労山の仲間と一緒に、国見山~八天岳~隠居岳~烏帽子岳を縦走した。
その時にも感じたのだが、この国見山周辺は、特にゴミが多い。
山頂近くまで舗装道路が延びている山の宿命であろうが、このままではいけないと思っていた。
なんとかしなくては――。
とにかく清掃のし甲斐のある山であることには間違いない。
西岳バス停近くの登山口から九州自然歩道を歩いて国見山山頂へ。
復路は、栗ノ木峠、大日の杉を経て、国見湖畔公園へ。
昼食は、「岳の棚田」の近くにある棚田館で、恒例のソーメン・パーティ。
今日は朝から雨が降っていた。
かなり激しく降っていたので、「ひょっとしたら中止かも」と思っていたのだが……
雨なんか物ともしない山好きの25名が登山口に集結した。(参加総数36名。他の11名は棚田館へ)
8時52分。登山口を出発する。
登山口周辺はいくらかゴミがあったが、それから先は、意外に少なかった。
ただ、草や木の枝などが登山道を覆っている箇所が多く、通りやすいように整備しながら歩く。
雨の日ということもあって、森に入ると薄暗かった。
薄闇の中に、ギンリョウソウが白く浮き上がって見えた。
倒木も多く、ノコギリで切断して、歩きやすいように整備した。
間違えやすい分岐には、手作りの道標を取り付けた。
滑りやすい急坂を汗を流しながら登る。
レインウエアの内側は、汗でビッショリ。
雨に濡れたガクウツギが疲れを癒してくれる。
足許には、タツナミソウが……。
やっと国見山山頂に着く。
山頂は、なんと、ヤマボウシの花盛り。
花盛りと言っても、4枚の花弁のように見えるのは総苞。
その中心にあるのが、いわゆる花。
球形の頭状花序の集合花である。
雨の中、デジカメでヤマボウシを撮っていたら、仲間から「デジカメ、大丈夫?」と声をかけられた。
屋久島でデジカメを水没させて壊してしまった私は、その後、防水のデジカメを購入した。
その名も「PENTAX オプティオW30」。
このオプティオW(ウォータープルーフ)シリーズは、水中撮影が可能な、防水&防塵。
このW30の場合、水深3mで、連続2時間もの水中撮影ができる。
さらに、砂やほこりを寄せ付けない防塵設計も採用しているから心強い。
このデジカメを購入した、決定的なキッカケは、私の好きなアウトドア・ライターのホーボージュン氏が言った、次の言葉による。
「山岳ガイド、カヤッカー、スキーヤー、そしてプロのカメラマン。僕のまわりではあらゆる人がコイツを使っている。小さく、丈夫で、完全防水。僕も2005年3月の発売と同時に買い求め、これがもう2台目だ。一眼レフを諦めるような旅でも、こいつだけは持って行く」
『フィールドライフ2008年春号』より。
アウトドア業界では、このデジカメが業界標準だとか。
今日の雨の日でも、このデジカメが大活躍。
濡れを気にしなくていいので、雨の中、バシバシ撮れる。
下の写真は、私所有の「PENTAX オプティオW30」。
わざと雨に濡らして、テツさんから撮ってもらった。
テツさん、ありがとう!
(写真提供・テツさん)
このデジカメ、被写体に1cmまで近寄ってマクロ撮影もできる。
これも気に入っている。
(このデジカメの広告・宣伝ではありません。念のため…)
小さな花を見つけると、ついシャッターを押してしまう。
山頂で記念撮影をした後、下山のため、ゴミの多い栗ノ木峠の方へ出発する。
栗ノ木峠に着く。
この周辺のゴミの多さに唖然とする。
皆、それぞれ袋いっぱいにゴミを入れる。
捨ててあった蒲団も、引きずりながら運ぶ。
雨水をたっぷり含んで重いのだ。
棚田館に着き、昼食。
ひまわり1さんをはじめ、多くの方々が準備をして下さっていた。
ソーメンだけでなく、たくさんのご馳走が並んでいる。
これまでは、紙コップや紙の皿を用意していたが、「ゴミをなくそう」という取り組みに、使い捨てのコップや皿や割り箸を使うのはおかしい――ということで、今回は、それぞれマイ箸、マイ容器を用意してきた。
どの料理もとても美味しかった。
食べるのに忙しく、写真を撮るのを忘れていた。
慌てて立ち上がってパチリ。
スイカも美味しかったです!
昼食を終えると、全員の自己紹介の後、佐賀労山の辻会長(県連会長)による、地図の見方、コンパスの使い方などの講習があった。
最近、近くの多良山系などで、遭難事故や死亡事故も起きている。
道迷いなどの遭難事故をなくす意味でも、読図&ナヴィゲーションの重要性を痛感した。
こうして、今回の清掃登山は終了した。
雨の中、清掃登山に参加した皆さん、ありがとうございました。
そして、昼食を準備して下さった皆さん、ありがとうございました。
楽しい一日になりました。
そして、今日も「一日の王」になれました!
今回は、国見山系の国見山。
今年の4月6日に、私は、からつ労山の仲間と一緒に、国見山~八天岳~隠居岳~烏帽子岳を縦走した。
その時にも感じたのだが、この国見山周辺は、特にゴミが多い。
山頂近くまで舗装道路が延びている山の宿命であろうが、このままではいけないと思っていた。
なんとかしなくては――。
とにかく清掃のし甲斐のある山であることには間違いない。
西岳バス停近くの登山口から九州自然歩道を歩いて国見山山頂へ。
復路は、栗ノ木峠、大日の杉を経て、国見湖畔公園へ。
昼食は、「岳の棚田」の近くにある棚田館で、恒例のソーメン・パーティ。
今日は朝から雨が降っていた。
かなり激しく降っていたので、「ひょっとしたら中止かも」と思っていたのだが……
雨なんか物ともしない山好きの25名が登山口に集結した。(参加総数36名。他の11名は棚田館へ)
8時52分。登山口を出発する。
登山口周辺はいくらかゴミがあったが、それから先は、意外に少なかった。
ただ、草や木の枝などが登山道を覆っている箇所が多く、通りやすいように整備しながら歩く。
雨の日ということもあって、森に入ると薄暗かった。
薄闇の中に、ギンリョウソウが白く浮き上がって見えた。
倒木も多く、ノコギリで切断して、歩きやすいように整備した。
間違えやすい分岐には、手作りの道標を取り付けた。
滑りやすい急坂を汗を流しながら登る。
レインウエアの内側は、汗でビッショリ。
雨に濡れたガクウツギが疲れを癒してくれる。
足許には、タツナミソウが……。
やっと国見山山頂に着く。
山頂は、なんと、ヤマボウシの花盛り。
花盛りと言っても、4枚の花弁のように見えるのは総苞。
その中心にあるのが、いわゆる花。
球形の頭状花序の集合花である。
雨の中、デジカメでヤマボウシを撮っていたら、仲間から「デジカメ、大丈夫?」と声をかけられた。
屋久島でデジカメを水没させて壊してしまった私は、その後、防水のデジカメを購入した。
その名も「PENTAX オプティオW30」。
このオプティオW(ウォータープルーフ)シリーズは、水中撮影が可能な、防水&防塵。
このW30の場合、水深3mで、連続2時間もの水中撮影ができる。
さらに、砂やほこりを寄せ付けない防塵設計も採用しているから心強い。
このデジカメを購入した、決定的なキッカケは、私の好きなアウトドア・ライターのホーボージュン氏が言った、次の言葉による。
「山岳ガイド、カヤッカー、スキーヤー、そしてプロのカメラマン。僕のまわりではあらゆる人がコイツを使っている。小さく、丈夫で、完全防水。僕も2005年3月の発売と同時に買い求め、これがもう2台目だ。一眼レフを諦めるような旅でも、こいつだけは持って行く」
『フィールドライフ2008年春号』より。
アウトドア業界では、このデジカメが業界標準だとか。
今日の雨の日でも、このデジカメが大活躍。
濡れを気にしなくていいので、雨の中、バシバシ撮れる。
下の写真は、私所有の「PENTAX オプティオW30」。
わざと雨に濡らして、テツさんから撮ってもらった。
テツさん、ありがとう!
(写真提供・テツさん)
このデジカメ、被写体に1cmまで近寄ってマクロ撮影もできる。
これも気に入っている。
(このデジカメの広告・宣伝ではありません。念のため…)
小さな花を見つけると、ついシャッターを押してしまう。
山頂で記念撮影をした後、下山のため、ゴミの多い栗ノ木峠の方へ出発する。
栗ノ木峠に着く。
この周辺のゴミの多さに唖然とする。
皆、それぞれ袋いっぱいにゴミを入れる。
捨ててあった蒲団も、引きずりながら運ぶ。
雨水をたっぷり含んで重いのだ。
棚田館に着き、昼食。
ひまわり1さんをはじめ、多くの方々が準備をして下さっていた。
ソーメンだけでなく、たくさんのご馳走が並んでいる。
これまでは、紙コップや紙の皿を用意していたが、「ゴミをなくそう」という取り組みに、使い捨てのコップや皿や割り箸を使うのはおかしい――ということで、今回は、それぞれマイ箸、マイ容器を用意してきた。
どの料理もとても美味しかった。
食べるのに忙しく、写真を撮るのを忘れていた。
慌てて立ち上がってパチリ。
スイカも美味しかったです!
昼食を終えると、全員の自己紹介の後、佐賀労山の辻会長(県連会長)による、地図の見方、コンパスの使い方などの講習があった。
最近、近くの多良山系などで、遭難事故や死亡事故も起きている。
道迷いなどの遭難事故をなくす意味でも、読図&ナヴィゲーションの重要性を痛感した。
こうして、今回の清掃登山は終了した。
雨の中、清掃登山に参加した皆さん、ありがとうございました。
そして、昼食を準備して下さった皆さん、ありがとうございました。
楽しい一日になりました。
そして、今日も「一日の王」になれました!
良く遊びに良く国見山系ですので 僕等も参加しないと駄目でしたね
からつ勤労者山岳会の皆様には感謝申し上げます
植生も豊富な国見ですので これからも大事に守って行きたいと思います
毎年6月の第三日曜日に清掃登山を行っていますが、梅雨の時期なので、3年連続で雨の清掃登山となりました。
でも、雨の中を歩くのも案外気持ち良いもので、私は割と雨の日の登山は好きです。
国見山山頂は、ヤマボウシがいっぱいでした。
展望台はヤマボウシに取り囲まれています。
ヤマボウシの木は案外高いので、普通は花は見にくいのですが、ここ国見山山頂の展望台では、目線と同じ位置でヤマボウシを間近で見ることができます。
国見山系って、舗装道路が多いので、つまらない山と思っている人も多いのですが、ドッコイ植生は豊富で、珍しい植物も多いんですよね。
昨年の12月に国見トンネルが無料になり、佐賀県側からの旧道は、車は通行止めになっています。
そのせいか、旧道沿いの植物が元気に見えました。
今年の4月上旬に歩いた時も、フキノトウの群落が延々と続いていて、驚きました。
これからが楽しみな国見山系です。
今日はお願いがあってコメント書きました。
私のブログに写真を載せたいので コピーさせて貰ってよろしいでしょうか?
メイビさん、清掃登山、お疲れ様でした。
雨の登山になりましたが、楽しかったですね!
ソーメンパーティもご馳走がズラリ。
とっても美味しかったです。
とくに、「鶏五目おにぎり」(かな?)は、グ~でした。
>私のブログに写真を載せたいのでコピーさせて貰ってよろしいでしょうか?
OKですよ!
どうぞ使って下さい!
メイビさんのブログ、とてもイイですね。
メイビさん自身も、あんなにいろんな事をされているなんて、知らなかったので本当にビックリしました。
写真の絵手紙もグ~でした!
家から見る山もけぶっていて、ため息ばかりが出ます。
ヤマボウシもアチコチできれいに咲いているようですね。オオヤマレンゲも気になるし
でも、しばらくお出かけはお休みかなあ
梅雨の合間にちょっとでも登れたらいいのですが。
週間予報を見ても、マークがずっと続いてますねぇ~。
今年は珍しく「梅雨らしい梅雨」みたいです。
雨の日の登山もなかなかイイもんですが、あまり激しく降られると、「ちょっと…」という気分になりますね。
オオヤマレンゲも見たいけど――
雨は降るし、
ガソリン代は値上がりしてるし、
あんまり遠出はできないなぁ~。
山登りができない日は、雨をながめながら、物思いに耽ることにしましょうか。
ちなみに、この「ながめながら」の「ながめ」は、「長雨」が転じたものだそうです。(新聞コラムからのうけうり)
昔の人も、長雨にうんざりしながらも、雨をながめながらロマンティックなことでも考えていたんでしょうね。
メイビさんの写真、とてもイイですよ。
文章もとてもグ~です。
正直、メイビさんが、あんなに活動的な方だとは思っていませんでした。
なんかオットリした雰囲気の方(失礼!)なので、ブログを読ませて頂き、その活発な活動ぶりに驚いています。
それに、いろんな本や雑誌を読まれたり、絵手紙を描いたり、各方面にすごく意欲のある方だな~と感心しています。
これからもその積極性を失わず、仕事に、地域活動に、趣味に、登山にと、多方面で活躍されることを期待しています!