一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……秋の花が咲き乱れる八幡岳に、あなたも遊びに来ませんか?……

2011年09月29日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山
今日は午後から天気が崩れるとのこと。
用事は午後にセッティングし、
晴れている午前中に、山へ行くことにする。
今日も天山?
いえいえ、今日は八幡岳。
賑わっている「花の天山」に比べ、
訪れる人も少なく、ひっそりとしているのが好い。
あまり知られていないけれど、
本当は、花の種類も天山には負けてはいない。

山頂に電波塔などが乱立し、評判がイマイチの八幡岳であるが、
この辺りから眺めると、なかなかの山である。


八幡岳の植物の特長は、それぞれの種類が群生していること。
ミゾソバとツリフネソウの群生。


キバナアキギリもご覧の通り。
黄色い点は、すべてキバナアキギリの花。


八幡岳全体がキバナアキギリに覆われていると言っても過言ではないほど……


サイヨウシャジンもたくさん咲いている。


ツルリンドウも殊の外多い。


普通の花の倍くらい大きかったツルリンドウ。


ノダケもたくさん。


ヒヨドリバナ、サワヒヨドリ、オミナエシ、オトコエシもよく目にする。



天山の白花のツリフネソウに対し、
八幡岳の真っ赤のツリフネソウ。
国見山の白花のツユクサに対し、
八幡岳の薄紫色のツユクサ。



その他、秋の花が咲き乱れている。



アサギマダラさんも忙しそう。


足許を見ると、秋の味覚。(笑)


おっ、タヌキマメだ~
八幡岳にはタヌキマメがたくさん咲いている。


そして、アケボノソウ。


この花を見ると、なんだか嬉しくなる。


コキンバイザサも咲いていた。


小さいけど、美しい花だ。


八幡岳のセンブリは、まだ蕾。
株数は増えていたので、開花が楽しみ。


オオキツネノカミソリが群生していた場所は、
あの華やかさが嘘のように地味な森に戻っていた。(笑)


山頂には一組の中年夫婦のみ。
静かな山歩きであった。


帰りに、「蕨野の棚田」大平展望所に寄った。
今年の春の自然観察会のときにも寄ったが、


あのときに、なかったものが、できていた。
「なんだ、これは?」


ここからハートが見えるらしい。


柵の間に針金でハート型が作ってあり、
そこから覗くと、棚田のある箇所が、ハートの形に……


ねっ。


ここも「恋人たちの聖地」になるのだろうか?(笑)


ここでお知らせ。
私の山友、
ネイチャー佐賀の平六さんが、
八幡岳の自然観察会を行います。
10月16日(日)、集合時間8:45
集合場所は唐津市相知町支所前の予定でしたが、
当日は「相知くんち」のため、変更するとのこと。
決定次第、お知らせするそうです。
まずは、平六さんへ、申し込みを……

秋の観察会は、豚汁が出ます(平六さん自家製味噌使用)。


もしかしたら、「タクさんホットサンド」も出るかも……(笑)


「豚汁」目当てでもイイし、
「恋人たちの聖地」目当てでもイイし、
もちろん、純粋に「八幡岳の自然」目当てなら、なお
一度、観察会に参加してみませんか?
八幡岳が待ってるよ~

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