10月18日(月)
天山の秋の花も終盤を迎える頃なので、
天山にも行きたいのだが、
天山は人気の山なので、
この時期、平日でもけっこうな人数の登山者がいる。
山で人を見たくない私は、
このところ作礼山や八幡岳などに行っていた。
今日も天山を避け、
裏山の鬼ノ鼻山から聖岳へ歩こうと思う。
いつものように、天ヶ瀬ダムから天山を望む。
ここから見える天山が大好きだ。
ダム湖はやや水位が下がっていた。
今日も、“憩い森”からとりつく。
美しい林を抜け、
第一展望所へ。
草刈はされていたが、
周囲の木々が育ち過ぎているので、
展望は良くない。
“鬼の展望台”の方へ登り、振り返る。
“鬼の展望台”に到着。
天山、
作礼山、
左側の八幡岳と、右側の船山(女山)、
そして、雲仙(左)と、多良山系の山々(右)。
今日は遠くまで良く見える。
一旦下って、登り返す。
鬼ノ鼻山山頂に到着。
ここは四等三角点だ。
山頂から少し歩くと、
“鬼のテラス”に着く。
ここからの眺めも素晴らしい。
雲仙や多良山系の山々も、
黒髪山系の山々も、
虚空蔵山も、
はっきりと見える。
“鬼のテラス”から下って行くと、
“みはらしの丘”に着く。
ここから見る景色も文句なし。
今日は、ここから先の、聖岳の方へ進む。
もうサザンカが咲いていた。
雰囲気の好い道が続く。
この辺りは、ただ歩いているだけで楽しい。
誰にも会わない。
こんな道を歩くことのできる幸せ。
二等三角点のあるピークを通過。
ここから右の方へ下って行く。
緑に包まれていることの歓び。
クスノキの群生林。
日露戦争の記念樹として、
明治37年頃から5年間にわたって約5万本が植えられ、(なので樹齢は115年前後)
現在は約800本が残っており、美しい林を形成している。
この分岐を左へ登って行く。
急坂なので、ゆっくり登って行く。
聖岳山頂に到着。
山頂には、
弁財天を祀った拝殿、
役行者像や数基の石塔、
手水舎などがあり、
その手水舎がなぜかハートの形をしてる。
展望所で、
こんな風景を眺めながらのランチとした。
では、今日出逢った花々を少しだけ紹介しよう。
終盤を迎えていた、
ママコナ、
サイヨウシャジン、
オトコエシ、
キッコウハグマ、
ヒメアザミは、
数が少なくなっていた。
ピークを迎えつつあったツワブキは、
アチコチで見ることができたが、
縦走路に多く咲くアキノキリンソウは、
草刈りの犠牲になっていて、花は少なかった。
ヌマダイコンは咲き始め。
ムサシアブミは実になっていたが、
オオハンゲはまだ花をつけていた。
見上げると、
カラスウリの実や、
アケビの実がぶら下がっており、
下を見ると、
フユイチゴの果実があちこちにあった。
センボンヤリの秋の閉鎖花を見ていたら、
傍にセンブリの花が咲いていた。
こちらにも。
嬉しい。
帰路、帰り咲きした桜の花を見ることができた。
今日も「一日の王」になれました~