一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……ナガバノスミレサイシン、コチャルメルソウ、ヤマルリソウが開花……

2024年04月03日 | 天山・彦岳


4月2日(火)

天山山頂や稜線にも春は訪れつつあるが、
まだ花は少ない。
ならば今日は“私の散歩道”で春の花を楽しもうと思った。

そうは言っても、山頂は踏んでおこうと思い、天川登山口より登り始める。


登山道の両側にはまだ冬枯れた風景が広がっているが、


よく観察すると、春の芽生えを見ることができた。






足もとにも、
セントウソウや、


ツクシショウジョウバカマが咲いており、


次第に賑やかになってきている。




天山山頂に到着。


曇ってはいたが、割と遠くまで見渡すことができ、
雲仙、多良山系の山々、


八幡岳の後方の黒髪山系の山々、


うっすらとではあるが、くじゅう連山、


阿蘇山まで眺めることができた。


ギザギザは根子岳。


さあ、“私の散歩道”へ。


まずはマンサク。
花はほとんど終わっていたが、わずかに残っていた花をパチリ。




来年もまた咲いておくれ。


ヤマルリソウはもう八幡岳で見ているが、
標高の高い天山でもヤマルリソウが咲き始めていた。




たくさん咲いていてくれて嬉しい。






八幡岳のヤマルリソウよりも美しいような……


花喉部に小さくて白い、ポツポツ隆起した、真珠のネックレスのような部分がある。
これは、花冠の一部(花冠の一部が変形したもの)で、
花粉を運ぶ昆虫たちに「ここが入り口だよ」と示す形になっているのだが、
(極私的に)この部分こそがヤマルリソウの花のチャームポイントだと思っている。


ゼンマイ、


ジロボウエンゴサクも姿を見せていた。


コガネネコノメソウ、


ユリワサビも数を増やしていた。


コガネネコノメソウとユリワサビのコラボ。


フキノトウの写真を撮っていたら、




コチャルメルソウを発見。


面白い形をした花だ。




“私の散歩道”にもホソバナコバイモの群生地があり、


もうたくさん咲いていた。


ここはおそらくあまり知られてはいない場所。


こんなにたくさん咲いているのに、もったいない。


すべて独り占め。


横を向いていた花を発見。


いいね~


ナガバノスミレサイシンの群生地へ行ってみると、
「咲いてました~」


まだ数輪だけれど、嬉しい。


カッコイイ!


角度を変えてパチリ。


最後に、サ〇ノオの群生地へ。
もうたくさん開花していて、ビックリ。




嬉しくて撮りまくる。






小さくて、


可愛くて、


美しい花。




本日、最も美しかった花。
今日も「一日の王」になれました~

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