それにしてもだ！

今日の昼メシ

あとポークステーキ１枚

カレーをかける白ご飯が１合だから

結構なボリューム…

午前中の11キロジョグが

台無しになるほどの満腹感

なので

午後から１時間あまりのウォーキング

昨日に引き続き…

お天気も良かったし…

歩き始めて40〜50分くらいだったか

隣町の街中で交差点から出てきた

ブルーのクルマのドライバー

白いマスクをしたオバちゃん？と

目線が合って…

何故かしら

僕の方をじっと見ていたが…

知ってる人のような

全然知らないような…

別にクラクションも鳴らされなかったので

さほど気にも留めないまま歩き続けてると…

どこかで折り返してきたのか

後ろから近づいてきて

僕の横に止まった

ん？

怪訝そうな顔をしていると

運転席の窓から顔を出し…

○○くん？

え？

あ！

アタシよ！

アタシ！

マスクをアゴにずらしながら

見覚えのある笑顔は元同僚の彼女だった

彼女といっても

別に付き合ってたわけじゃない

単に同い年の同期で

つまりは僕と同じ65歳のオバちゃん

というかババア？

オレがジジイなら…

とは言っても

もともと美形だったから

そんなにババアには見えないが…

それにしても

何年ぶりになるんだろう？

よくオレだとわかったね

隠してもバレてる？

だってスタイルが

歩いてる格好がさ

アンタらしく見覚えあったから…

（何年も会ってないのにわかるなんて）

（どれほど特徴的なんだよオレって…）

歩いてるの？

ああ…

走ってるんじゃなかった？

最近は走ってないの？

走ってるよ

前みたいに毎日？

ほぼ毎日かな？

天候さえ許せばね

歩くのはたまにだけど…

へぇ〜

相変わらずねぇ

仕事もせず走ってるだけか〜

あとは孫守りよ

あら！いいじゃない！

孫守り出来るだけでも幸せよ〜

（アレ？彼女お孫さんいないんだっけ？）

（そこまで詳しくは聞けなかったけど…）

ひとしきり世間話をしてから

じゃあまたねと手を振りながら別れたけど…

特に次に会うことも約束せず…

いくら隣町に住んでるからといって

ひょっとしたら顔を合わせるのは

これが最後になるかもしれないのに…

それにしても…

それにしてもだ！

帽子もサングラスもマスクもして

僕だとわからないようにしてるのに

歩いてる格好だけで

正体がバレるなんて…

🧢🕶😷

それじゃ

どこへも行けないじゃん！