道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

10/8連休の中日は超スロージョグ10㎞(今のうちだけか?)

2023-10-08 18:12:00 | 日記

朝はもうエアコンをつけたいほどの気温
冷房じゃなくて暖房の方を…

つい2週間ほど前までは
冷房を入れてたのに…

短期間での
この変わりようって…

身体の弱いお年寄りには
コタえるんじゃないだろうか?

急激な季節の移り変わりの中で
命を落とす高齢者が増えなければいいけど…


そんな寒い朝を迎えて
ジョグはどんなスタイルで走ろうかと思案

昨日のように半袖Tに短パンじゃ
あまりにノーカンすぎる痛いジジイか?
大会本番じゃあるまいし…

というわけで
今日は下は短パンだけど
上はロンTを着て走ることに…

この子をお供にして…



3連休の中日ということで
今日も初孫くんが来ないので
あまり身体を動かすこともなく…

昨日とほぼ変わらない坐骨神経痛の重さ
なので
今日こそ疲労抜きに徹しよう固く決意

このままじゃ
疲れが中途半端に残ったまま
ジョグを繰り返すことになるから…

と思ったものの
途中で何人ものランナーとすれ違うと
どうしても変にスピードが出てしまって
慌てて動きすぎる脚をなだめることに…

どっちみち哀れな老いぼれ
ポンコツランナーにしか見えないんだから
そんなにカッコつけなくてもいいのに…

生来のカッコつけの性格は変わらず
とっくに醜いジジイになっちまってるのに
治らない自分の愚かさが恨めしい

そんなこんなで固く決意したはずなのに
結局今日も疲労抜きに徹しきれず
中途半端なままで終了



タイムもペースも本当に中途半端で…

昨日よりは念入りにストレッチしたので
右脚のカックン病こそ顔は出さなかったが
そんな気配がずっと滲んだまま…

それが良い兆候なのか
それともやり方が間違ってるのか
わからなくて…

たとえしっかりと疲労を抜いても
カックン病が出ないとは限らないような…

何が正解なのか
まったく悩ましい

まぁ正解なんてわからなくていいか?
どっちみち坐骨神経痛で
マトモに走れないんだから…

もう以前のような
フィジカルに戻れることもないし…

サビシイけど…










今日のジョグで我が家の近くまで走ってきて
もうすぐ10キロに達しようとしていたとき…

幹線道路の反対側の歩道をトボトボと
近所の独り暮らしのジイさんを見かけた

文字どおりトボトボと…
おそらくそんな歩き方しかできないんだろう
足腰というか身体が言うことを聞かなくて…

ジョグを終えて家まで帰ってくるとき
しょっちゅう見かけるというか
目を合わせるジイさんで
歩く姿はまるで90くらいに見えるけど
おそらく80代?いやまだ70代かも…

目を合わせても
このジイさんだけは僕からは挨拶しない
というのは何だか気味悪くて…

一般的な高齢のジジイやババアのように
目が年齢相応に死んでないというか
ギョロっと生々しい感じがして…

腰がひん曲がってるわけでもないし…

だから
見た目の割には若いかもしれないと…

ただ両脚を引き摺るように
しかも僅かな歩幅でしか歩けないようで
その遅さたるやあたかもカタツムリの如し?
ジョーダンじゃなくて…

股関節やどこかに著しい支障があるのか…?

おそらく歩いて行くのは
すぐ近くのコンビニやドラッグストアで
買い物のためとか…

でもゆっくり歩いてるから
目と鼻の先ほどのすぐ近くでも
20〜30分くらいはかかるのかも?
大袈裟じゃなくて…

我が家の近所と言っても
彼本人とは顔見知りでも何でもない

すでに亡くなった両親を知ってるから
苗字はわかってても下の名前は知らない

たぶん若い頃というか働いてる頃は
この地域に住んでなかったと…

で…
リタイアしてからコッチに戻って来たと…
それが何年前なのか僕には覚えもない

高齢の父親がまだ存命の頃だったろうか?
ハッキリしないが…
母親の方はまだ元気だったと記憶している

そして家の前に車が停まってたのは
おそらく彼の車で
その頃は運転もしていたのだろう

やがて母親も亡くなり
気づけばいつ頃からなのか車は姿を消し
代わりに本人の歩く姿が見られるように…

最初のうちは歩いてても
ゆっくりだけどそれなりのスピードだったが
最近は前述したようにまさにカタツムリで…

あの歩く姿だと立ち作業とか
普通の動作もかなり困難じゃないかと…

自分の食事や風呂や洗濯などの日常生活が
マトモにできるとは思えないほど…

とりあえず
まだ歩けるからいいものの
やがてそれもできなくなれば
どうやって暮らして行くのか?
自分の子供もいなさそうだし…

それでも遠い親戚の一人や二人くらいは
どこかにいるのかもしれない

そんな親戚を頼って
施設に入るくらいしかないんだろうなぁ

若かった頃の当人は
まさかそんな老後を送ることになるとは
思ってなかったのかもしれないが…

家族のいない独り暮らしの老人の現実

家族というか身寄りというか…

離れていても子供がいれば…
いなくても兄弟がいれば…

そんな身寄りの全くいない高齢者にとって
身の回りの社会はどんなものなんだろう?
どんな風に見えてるのか?
どんな風に感じてるのか?

目を合わせるたびに
僕をギョロっと睨みつけてくるけど
彼の目に僕の毎日のジョギング姿が
どう映っているのか…?


アラ古希のこの僕にはまだカミさんもいるし
隣にはチャラ息子一家も住んでいるから
彼のような独り暮らしになることはないが…

もし
独り暮らしになって身体がいうことを聞かず
マトモな生活が送れなくなれば
やっぱりどこかの施設に入るしか…

いやその前に死んじまうかもしれないし
これから先のことはわからないからなぁ

でもいまこうやって
いろんなことに悩みながらも
毎日走れてるってことは
幸せなことなんだろうなぁ

だけどそれも
今のうちだけか?

彼のようにならないとは限らないし…

どこでどうなっちまうかなんて…