道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

奇しくも…

2021-12-13 13:14:00 | 日記



保管してあった古い登記済権利証
持ち出してきて…

車庫と離れを解体撤去したので
登記測量事務所へ滅失登記の依頼と
市役所へ家屋資産変更減の手続きに…

それだけのことだから
煩わしいとまでは言わないが
何かと細かい手続きが必要で…

現役をリタイアする前なら
これくらいのことくらい
なんてことはない些細な手続きだけど
今は鬱陶しく思うようになってしまって…


初孫くんの送迎やジョギング以外に
街中へ出かけることはあまりなくて
ヒトと会話を交わすことも
滅多にない今の暮らし…

そんな暮らしの中
登記測量事務所や市役所の窓口に座って
あらためて気付かされたのは己自身の老い?

というかなんていうか…

言いたいことを
うまく説明できなくて
言葉がなかなか出てこないのが
自分でももどかしく…

モウロクし始めてきたのか?
まさか!

でも…
そうかもしれない



意気消沈しながら
古い登記済権利証を再確認していたとき
気付いたことがもうひとつ…

土地や建物を相続登記したのは
オヤジが死んで10年目だったこと

そしてそれから
ちょうどその20年後のいま
車庫と離れの滅失登記手続きに…

つまり
オヤジが死んでから
まさに丸30年…


奇しくも…


何かに導かれた節目のごとく…

ひょっとして
10年ごとにサイクルのような
何かしらの運命の節目があるのだろうか?

そういえば
その中間のオヤジの死後20年目は
今は別れた彼女に出会った頃か?

いやいや…

10年ごとの節目サイクルなんて
そう簡単にあるわけがない
単なるコジツケでしかない


それにしても…

奇しくも…