道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

まぁいいか?

2021-11-21 17:52:00 | 日記




掃いても掃いても
次から次と落ちてくる枯葉たち

死んだオヤジが植えていった樹木が
何本も立ち競う前庭…

11月も残り少なくなったいま
さすがに春夏のように
雑草たちの勢いは衰えてきたけど
そのかわりに落葉の始末ばかり…

季節は移ろいでも
庭の手入れにイトマは許されないのか…

12月になれば
松や椿のような常緑樹は緑のままだけど
紅葉のような落葉樹は枯れたように
全ての葉を落としてしまう

だけどひと冬を越し
暖かい季節が巡ってくれば
また芽が出て生き返ったように
新しい葉っぱを纏い始めるし
花を咲かせる樹も…

そうやって樹木たちは
年々大きく育っていき
何年も生き続けるのだ

なのに
僕たち人間は…

枯れてしまえば
死んでしまえば
生き返ることはない

もちろん人間だけじゃなく
動物や昆虫なども同じだろうが
僕たちに出来ること
せいぜい子孫を残すことくらい…

とりあえず
その役目は果たすことが出来たものの…


まぁいいか?
66年も生きてきたんだから…

オヤジの享年まで
あと少し…