快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - カムチャツカ半島付近 の地震

2016-01-31 00:39:04 | 地震 津波
 1月30日はカムチャッカでM7.0(USGSではM7.2)の地震がありました。
 これで去年11月18日のソロモン諸島で発生したM7.0より後の地震西太平洋(太平洋で日付変更線より西側)やその周辺での空白期は終了となりました。

 この所、1月24日に発生したアリューシャン列島(今回はアラスカ南部)M7.1の地震とたて続けに北太平洋でのM7.0以上の地震となっています。
 ではこのエリアが前回はどうだったか、と言うと、

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/?view=5
2014-06-24 03:15:40.8 52.26 N 176.87 E 30 6.6 RAT ISLANDS, ALEUTIAN ISLANDS
2014-06-23 21:11:40.9 52.01 N 178.48 E 100 6.0 RAT ISLANDS, ALEUTIAN ISLANDS
2014-06-23 20:53:09.6 51.85 N 178.76 E 106 7.9 RAT ISLANDS, ALEUTIAN ISLANDS

2013-08-30 16:25:00.0 51.79 N 175.24 W 10 7.0 ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS.

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/?view=8

2013-05-24 14:56:31.0 52.26 N 151.54 E 628 6.7 SEA OF OKHOTSK

22013-05-24 05:44:48.0 54.91 N 153.34 E 598 8.3 SEA OF OKHOTSK

引用終了

と言うように、去年は発生していないのです。
 これは何を意味しているのか? ですが、つまりはこうなると思います。
 「今年、日本は去年と同じパターンの大地震とはならない。」
 「大地震が発生しないか、或いはは発生する場合は去年と同じエリアや地震タイプではない。」
 「去年はマグニチュード7.0以上のがかなり大きい地震は、小笠原諸島西方沖のM8.5と薩摩半島西方沖地震のM7.0で2回あり、いずれも遠く離れた場所で、しかも深発地震か横ずれ断層型地震だったので大きな被害にはならなかった面、ある意味ラッキーだったのですが、そう言う幸運が二度繰り返すとは考えない方が良い。」
 以上の点から見て、「M7.0以上の地震が発生しないか、或いは発生した場合は去年とはやや異なる被害になるかのどちらかになる可能性は低くない」、と見ても良いのかも知れません。

 木村名誉教授の反時計回り説によるものならば、去年9月17日に発生したチリでの大地震からわずか約4ヶ月半でもうカムチャッカで今回の地震になる、と言うのは早過ぎな感じもしますので、反時計回り説によるものか見分けがつきにくいのですが、油断はできないかも知れません。
 国内では一時は中国地方や九州地方で地震がやや多くなったたため、北海道、東北の地震比率が少なくなって関東以西に震源の多発が移りかけたと思うと、本格的には移らずにまた東北北海道方面の地震が増える方向に戻る傾向があり、中国、九州地方には交互に交代するように移っては行かない状況です。
 深発地震の状況から見て、太平洋プレートがやや北に向きを変えているようにも解釈できてしまうのですが、その典型が1月8日に記事にした以下の地震です。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/earthquake.php?id=479972
Magnitude Mw 5.8
Region HEILONGJIANG, CHINA
Date time 2016-01-02 04:22:19.0 UTC
Location 44.81 N ; 130.01 E
Depth 586 km

引用終了

 昨日のカムチャッカでの地震が反時計回り説によるものか、太平洋プレートが北向きに方向を変えた事によるものか、の考察はまだ様子見です。




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。