快気分析

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仕組みとアプローチ -  南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」が初めて出されたんですが、ではスマホを毎晩枕元の置いて寝るの?

2024-08-11 22:20:32 | 火山 地震 津波 
 今月8日に発生した日向灘を震源とする地震、Mj7.1(Mwも7.1)に対して、気象庁から南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」が初めて出されました。
 「それなら日頃から一体どうすれば良いのか」と言うと、結局は多くがスマホで「緊急速報メール」を受信して地震や津波などに対応するようになるわけです。
 しかし昨今では毎晩寝る時に枕元にスマホを置くと良くないとかの話が多くなっていて、デジタルデトックスとかを実践している人も多くなっているわけで、だとするとスマホを寝床から離して置いているケースも多いかと思います。
 そうすると大地震や津波リスクを知らせる「緊急速報メール」の音があまり大きく聞こえず、特に熟睡中だとわからないケースも想定できるはずなのですが、この点について問題定義して追跡している意見は殆ど見かけません。
 となると寝床の近くに置くのは、デジタルではなくアナログで受信して緊急警報放送を鳴らす受信機を置く事が必要となります。
 そう言う機能が有るものは確かに存在するので活用すべきかと思います。
 
引用開始(一部抜粋)

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq25.html

緊急地震速報が放送される基準や放送内容を教えて
 気象庁は、最大震度が5弱以上または最大長周期地震動階級が3以上と予想された場合に、震度4以上または長周期地震動階級3以上が予想される地域を対象に緊急地震速報(警報)を発表します。(詳しくは、「緊急地震速報(警報)の内容・発表条件」をご覧ください。)

 そして、一般に、気象庁がこの緊急地震速報(警報)を発表すると、対象となった地域に対してテレビやラジオ、携帯端末、防災行政無線などで緊急地震速報が流れます。

 緊急地震速報(警報)で伝える内容は、強い揺れが予想されていることと、予想されている地域のみが基本です。

 なお、警報に至らない場合でも気象庁は緊急地震速報(予報)を発表しており、それらを用いて放送局や携帯端末のアプリケーションがどの様に処理しているかについては、各事業者の判断で行われていますので、事業者にお問い合わせ願います。

緊急地震速報が発表されたとき、テレビ・ラジオは自動でスイッチがオンになるの?
 テレビ・ラジオが自動でスイッチオンにはなりません。これまでの地震情報と同様に、テレビなどを視聴していた際に、スーパーとして文字や音声を番組に重ねて放送されます。

 なお、これとは別に、緊急警報放送というものがあります。これは緊急警報放送に対応したテレビ・ラジオであれば、待機状態から自動的にスイッチオンになるものです。緊急警報放送は、津波警報などの際に放送されるもので、緊急地震速報では放送されません。

テレビやラジオ以外の入手方法は?
 テレビやラジオ以外の入手方法としては、まず、携帯端末があります。携帯端末への一斉同報機能を使用して緊急地震速報(警報)を配信しているのは、NTT ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、楽天モバイルがあります。他の手段としては、防災行政無線で放送している自治体もありますし、デパートなどの集客施設でも館内放送しているところもあります。

 なお、スマートフォンが普及した今、民間の情報配信会社等が開発しているアプリを導入することで、緊急地震速報(予報、警報)を受信することもできます。

 この他、(一財)気象業務支援センター又は民間の情報配信会社からも、専用の受信端末を用意することで、各会社、家庭等でも緊急地震速報を受信することができます。

 これらの主な入手方法については「緊急地震速報の入手方法について」にて解説しています。

引用終了

 通話とSMSのみ対応のSIMが使える携帯端末もいけなくは有りませんが、通信基地局が大災害時にどの程度の信頼性が有るのかは災害が起きてからでないとわかりません。
 なので特にスマホは補助程度に使い、メインは放送電波である「緊急警報放送に対応したテレビ・ラジオ」にして寝床の近くに置くのも一手かと思います。
 ラジオみたいな受信オンリーの受信機って東日本大震災の時も結局は最後までアテになっていました。
 



仕組みとアプローチ -  日向灘を震源とする地震と南海トラフ地震 そして西海道海山列

2024-08-11 19:09:53 | 火山 地震 津波 
 日向灘を震源とする地震が目立つものだったので南海トラフ地震についてのあれこれが論議を呼んでいるようです。
 当ブログでは日向灘を震源とする地震やその他に関して「西海道海山列」関連で既に記事にしてきました。
 「西海道海山列」に関連する当ブログ記事は次の通りです。

仕組みとアプローチ -  南海トラフ地震がいつ発生するかが想定しにくい理由 その1つは潜り込んだコブの状況が把握できない事
2022/10/09 13:05:42

仕組みとアプローチ -  南海トラフ地震と大隅半島東方沖を震源とする地震
2022/10/08 20:41:33

仕組みとアプローチ -  新たなカルデラ発生の可能性もゼロではない
2018/05/03 11:10:07

仕組みとアプローチ -  西海道海山列と阿蘇山噴火
2017/12/29 09:41:40

仕組みとアプローチ -  南海トラフの状況と西海道海山列
2017/12/27 21:10:01

自然災害 仕組みとアプローチ -  鳥取県中部や熊本の地震と阿蘇山噴火 そして震源域がジャンプする理由
2016/12/25 01:09:01

と言う事で詳細は当ブログで検証して下さい。
 「西海道海山列」というのが有るので「これによるプレート境界部の固着が酷い時やそうでない時のムラが大きいので日向灘を震源とする地震が必ずしも南海トラフ地震とは関係しているとは言えない」、とは言うものの、だからと言って「偶然にも南海トラフ地震の要因となるプレート境界部のストレスが限界に来ていて僅かなトリガーで弾ける寸前なのかどうか」、と言うのもまた独立事象でワカラナイのです。
 ただ少なくとも言える事は「日向灘を震源とする地震」が「西海道海山列」によるプレート境界部に引っ掛かってそれが外れた、と言う結果の面が有り、必ずしも「南海トラフ地震と言う広域の大津波を引き起こすようなプレート境界型地震の前兆」とは言い切れないものの、「それとは無関係に広域プレート境界型地震である南海トラフ地震はそれとは関係なく発生し得る」と言う事なのではないでしょうか。
 何しろ、南海トラフのプレート境界部の固着状況や弾ける寸前の状況など、誰にも分らないのですからね。

誤表現が有りました。
「それとは無関係に広域プレート境界型地震である南海トラフ地震はそれとは関係なく発生し得る」

「広域プレート境界型地震である南海トラフ地震はそれとは関係なく発生し得る」
に訂正です。
 
 少しわかりにくい事象かも知れませんが、つまり日向灘や宮崎県、或いは阿蘇地方をを震源とする地震は「西海道海山列」と言う「コブ」がプレートの潜り込みで引っ掛かって時々そのコブによる固着が外れる時に目立つ地震になったりするのだとすれば、南海トラフと言う広域のプレート境界型大地震とはあまり関係ない、とは言うものの、独立事象なので、日向灘や宮崎県、或いは阿蘇地方をを震源とする地震の後に南海トラフ大地震がたまたま発生する可能性はゼロではない、と言う程度の事なのかと考えています。