快気分析

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仕組みとアプローチ -   国内の地震は今後どうなるのか 時計回りと反時計回りで「突っかえ棒」が外れて来ていると見られる状況

2019-05-11 18:56:39 | 地震 津波
 地震の時計回りと反時計回りですが、その指標となるのは地震だけではなく火山性活動も有ります。
 地殻やプレート境界の固着が少なくなってスムーズに動けばそれだけ摩擦熱などで火山性活動が活発になります。
 「突っかえ棒の交代理論」から考えてもまず突っかえ棒が外れそのエリアで地殻やプレート境界の固着が少なくなってスムーズに動くようになって火山性活動が活発になる傾向が有ります。
 それで最近の火山性活動を地球規模で見ると、日本周辺では反時計回りとしての北方はカムチャッカで火山噴火が活発になっていて、大手検索サイトで「カムチャッカ 火山噴火」などで検索すればデータが多々出て来ます。
 では時計回りの南からはどうなのかと見ると、フィリピンで活発化している火山が有ります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000439.html

【領事班からのお知らせ】マヨン山の噴火警戒レベル引き上げに伴う注意喚起

平成30年1月16日掲載
フィリピンにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在フィリピン日本国大使館

●フィリピン当局は,ルソン島南部,ビコール地方アルバイ州内にあるマヨン山の噴火警戒レベルをレベル3(危険な噴火に向けて進行)に引き上げました。現在,同山への立入りが制限されており,また付近住民の避難が行われています。
●同山の状況について最新の情報に留意し,十分な注意を払うことが必要です。

1. フィリピン地震火山研究所(PHIVOLCS)は,14日,ルソン島南部,ビコール地方アルバイ州にあるマヨン山について,火口で成長している溶岩ドームの破裂等が確認されたことから,今後数週間以内に大きな噴火が発生する可能性があるとして,噴火警戒レベルをレベル3(危険な噴火に向けて進行)に引き上げました。これに伴い,同山の火口周辺半径6km圏内の恒常的な危険区域に加え,南部方面のさらに7kmの区域が立入禁止区域として指定されているほか,付近の住民には避難指示が出され,実際に付近住民の避難が行われています。   (※ フィリピン当局は噴火警戒レベルを5段階で示しています。噴火の危険性がさらに高まるとレベル4となり,危険な噴火が確認されるとレベル5となります。)

2. マヨン山は,過去にもたびたび噴火を起こしており,2013年5月に発生した噴火の際には,登山客数名が落石で死亡しています。つきましては,同山の状況について引き続き最新の情報に留意するとともに,マヨン山周辺への渡航・滞在を予定している方は,同山には近寄らないようにしてください。特にアルバイ州に滞在中の方は,以下の諸点に注意し,災害被害を避けるための準備を含め十分な安全対策を速やかに講じてください。また,避難勧告が発出されている地域に滞在中の方は,現地関係当局の指示に従い,速やかに避難してください。
なお,万一被害に遭った場合には,在フィリピン日本国大使館(下記連絡先)までご連 絡ください。

引用終了

 と言う事で「突っかえ棒」は既にフィリピンでかなり外れていてプレートの動きがスムーズになってそれだけ火山性活動が活発になっている所がある、と言う事かと思います。
 台湾では火山が特に見当たらないので指標となる噴火データは期待できないかも知れませんが、最近台湾で目立つ地震が多い事からやはりフィリピンやその周辺で「突っかえ棒」が外れた分だけ台湾やその時計回り側である北よりの方向にストレスがかかっているのかと考えられます。
 日本の北方も同様ですが以前に記事にした通り、千島列島以南から台湾、グアム以北でMw7以上の地震が既にここ3年以上発生しておらず、かといって火山噴火も無い事から去年の北海道胆振東部地震などを考えても不気味な状況と見ています。
 要するに時計回りで考えても、そして反時計回りで考えても、「突っかえ棒」はカムチャッカとフィリピンでは既に外れたに近い状態であると考えているのでその分だけ隣接エリアやそこから離れたエリアにストレスがかかる状況となっているはずなので今後は油断禁物と言う事かと考えています。


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