風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

新大久保裏通り 『鰻屋 宮川』

2011年06月27日 | グルメ
新大久保で降り百人町の小路を歩いていると奇妙な場所で営んでいるお店に出くわしました。なんと、団地の一階に『うなぎ』ののぼりが掲げてあるのです。



写真の通り、表向きは、マンションというより、まさに高度経済成長の真っただ中、昭和時代中期に建てられたであろう『団地』です。

そして、通りに面している部屋なので『101号室』なのでしょうか。



どうよ・・・
団地特有の鉄の扉に『鰻丼1300円』とあります。

不思議だ・・・。

入るの躊躇してしまうくらい勇気がいりそう・・店内はどうなっているのでしょうね。

エプロン付けた団地妻が、真空パックから取り出しチンしてお出ししているとか・・・。
リビングに通され四人掛けのダイニングテーブルで合い席とか・・・。

通る度に想像してしまいます。

何度か、通り過ぎたのちのある日、
ちょうどお昼時ともあって食をそそる良い香りが漂うのです。
多分、本物の鰻を提供しているのだと少し安心しました。

『良い香りに誘われて』&『意を決して』と複雑な気持ちでそのお宅にお邪魔したのです。

玄関先で靴を脱ごうとしたら、そのままお入り下さいとお店の奥様。
奥に四人掛けのテーブル席が2つ、誰もお座りになっておりません。
少しだけ不安になりながらも右手に通されると、先客がいらっしゃいました。

合計4人掛けのテーブルが6つ、普通のお住まいを想像しておりましたが、店内は明らかに小奇麗な飲食店であられます。

鰻丼大盛りをお願いしました。



どうですか。このアングル
うん!美味しい!
肝吸いも上品でいけてます。


そして、今、思い返しながら記しているのですが、
このお店ネットにも食べログにも、記載されていないのです。
狐につままれたような・・・

次通った時、お店がなかったらどうしよ

お店の名前は、

『宮川』とありました。

お味の方はまた通いたくなるお店でしたが・・・。
白昼夢だったのでしょうか・・・ね。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする