ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No211 ”フラッシング・フラッシュ”ケヴィン・ケリーvsジェシー・ベナビデス

2005年08月23日 07時12分49秒 | ボクシング
(WBC世界フェザー級タイトルマッチ)
37戦全勝の昇り竜王者に挑戦するのは1階級下の元WBO王者のベナビデスというサウスポー同士の一戦。初回スピードスターのケリーは右フックを引っ掛けてからの連打で先ずはペースを掴むが、2Rアマでの実績では格が違うベナビデスの狙いすました肩越しの左クロスでダウンを奪う、ケリーは余裕かまし過ぎか。3Rベナビデス夢よ再びとクロスを狙うが警戒心を増したケリーは注意しながらも手数を増し左でダウンかと思われたが挑戦者はバランスを崩していた事もありスリップと判定さる。4Rベナビデスはケリーをロープに釘付けしボディ・顔面へとコンビを放つ、今日の王者はフットワークが少ないので後手に回る場面も。5Rベナビデスの左クロスがある為にケリーは右ジャブが少ない。6R体力に優るケリーがじわじわ前進しイニシャティブを取る。7R今日のケリーはスピードを生かすよりも体力的優位を押し出しファイトしている。8R両者疲れが出たのかケリーの動きにも何時もの切れは無いものの、ベナビデスも足が動かぬ為つられて手も出なくなる。9Rベナビデスの鋭い1・2がケリーの顔面にヒットするとケリーはガードを固めてロープに詰まる悪い癖。10R~11Rとスタンド&ファイトな展開もケリーのラウンドで終始し、最終回ケリーは最後の回にきて元気が出てきたのかフラッシングなジャブが甦りベナビデスを追い回した所で試合終了。ダウンを奪われたものの調子が悪いなりに後半を支配したケリーが私の採点では3ポイント差、オフィシャルも王者を支持し初防衛を果たしました。
(追伸)昨日福岡県人同士のOPBF戦が行われ、キャリアの中でも秀逸なファイトを展開した”ハマのアリ”こと有永政幸が”筑豊のタイソン”丸山大輔を見事KOで破り初防衛を果たしました。”お見事”の一言に尽きるファイトでした。