「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

自分にあった階段。

2009-07-14 01:35:46 | Weblog
 都議選終わりましたね。私の投票した方が当選しておりました。次は衆院選挙ですね。さて、自民党に秘策があるか!?まぁ、そんなことはいいや。

 今日は暑かったね~。みんな夏バテしてないか~!?夏バテに効果的な、宮崎県郷土料理の「冷や汁」を是非平家の郷で召し上がってください。

 さてさて、今日は2店舗+競合店を回ってきました。やるべきこと、改善事項など、少しずつ固まってきて、目の前が徐々に開けてきた感じ。それまでは、何をしたらいいやらなかなか見えなかったから、今日のヒラメキは嬉しかった。もう少し考えて、すぐにアクションに繋げよう!

 そして今日は3人の社員と面談してきた。それぞれに掛けた言葉は全く違う言葉だった。ある社員には権限委譲を、ある社員には自主性とメッセージの発信の意識を、ある社員には強い気持ちとリーダーシップを。「最終的にはお客様を中心に考える」という軸があるのみ。役職が同じであっても、求めるものが違う。館長の役割、責任、権限は同じであり、方向性も同じである。だけど、掛ける言葉は全く異なり、ある意味では真逆になることもある。

 神様は自分にあった階段を用意してくれる。

 年齢も性別も役職も関係ない。目の前にある階段を上るか上らないか。その意志(判断)だけが大事なんだ。それぞれに課題があり、その目の前の階段を上ろうとする、その姿が俺の目にはカッコ良く映るし、勇気づけられることがたくさんある。

 応援者がいるってことは、素敵なこと。その人の上ってる階段をバカにするような人はいらない。その階段を上ろうとしない人もいらない。自分にあった階段を上り続けるのみ。今日の話の中で、それぞれが魂を熱くしてくれたと想ってるし、これからがホント楽しみだ。「暑い夏の戦。もっと厚く、もっと熱くなれ!」

 政権交代よりも楽しい戦になりそうです。よし、明後日も、週末もお店を周り、一緒に元気を出す仲間を集めて回ります!

人間性で最後に勝つ。

2009-07-12 01:25:10 | Weblog
 昨日の中堅社員報告メールより。小平館のI君がN館長のことを。

 「仕事に関してもそうですが、特に人間性や社会人としての在り方などを重視していると思います。言葉づかいや、年上、上司の方への接し方など、すごく勉強になります。常に謙虚に感謝を忘れずにといつも言われます。仕事に関してもシュミレーションや効率よくする方法など見ているだけで為になります。言葉にすると切りがないので是非1度仕事をしてほしいと思います」

 大事なことは伝わっていく。それは仕事への取組み姿勢であったり、いかなる人格で仕事に臨むかということ。そんなことに若手の社員が気付いてくれていることが嬉しい。最終的には人間性の勝負となる。仕事がデキル人よりも、スキルがある人よりも、人間性が優れる人が最後に勝つ。そんな会社にしていきたいなとつくづく想う。嬉しいね。

 今、見直しの時期にきている。新商品を投入し、続々と新たなチャレンジを進め、これを軌道に乗せるために何をすべきか、どうしなければいけないか。

 新たなことをスタートすると会社は激変する。過去の慣習を脱却し、どうすれば今の形をベストに近づけるかを考えることができるようになる。スタートすることも大事だが、最後までやり切ることがもっと大事になる。今がベストではなく、まだまだ先があるんだと思う。

 そんな最中にあり、いろんなことを見直している。それこそ、店舗管理体制から。どうすればローコストで効率の高い店舗の運営が出来るのか。どうすればお客様満足、売上向上に繋がるか。レイアウト、オペレーション効率、作業内容、いろんなことを考え直す時期。どうしても現状をベースにしてしまった発想になるため、枠にはまらないように考えている。

 来週からはガンガン現場を回る。いろんな意味で「カイゼン」を進めたい。不要なモノを捨て去り、新たなモノを入れていきたい。管理書類も全て見直す。動きながら考えよう。楽しみだ。

 そんな中で人が大きな成長をすることが最高に嬉しい。楽しみだ。あぁ楽しみだ。今日も青梅館のM君と話をした。今は頑張ろう。ただひたすらに一生懸命に。そして、デッカいこと、楽しいこと、カッコイイことをやれるように稼ごう!そんなことを話をした。20代は我慢と失敗の時。30代に勝負するためには、今は大事な大事な時期だな。楽しみはあとに取っておこう。

選挙カーにイラっと。

2009-07-10 00:05:05 | Weblog
 今日は午後から現場周り。現場のみんなとコミュニケーションするとやっぱりいい。電話やメールのやり取りよりも、熱の入った意志「熱意」を感じることができる。嬉しい限りだ。いろいろと感じることもあったし、商品開発の力を入れていたので、いよいよおもてなしとオペレーションのチェックや、指導にも力を入れていこうと思う。そんな話をまた今度。

 今日は少しイラっとすることについて。

 都議会議員選挙が近付き、駅前での街頭演説、選挙カーでの選挙運動と激しさが増している。

 やっぱり政治家はバカだな~と思うけど、あの選挙カーのうるさいこと、うるさいこと。なんであんなことするのかな?どこの誰かも、何をしてるのかも知らないし、バカの一つ覚えじゃあるまいし、ひたすら名前を言ってるが。ホント選挙カーで走ってる人には絶対に投票しないようにしようと思ってしまう。

 今日は、大事な電話をしている時に、すぐ近くでゆっくりと選挙カーを走らせ、ひたすら名前を告知していた。その名前が、「●●たかゆき」。下の名前がかぶってて、それを連呼されると気になるし、気分悪いし、電話聞きづらいし。ただただ、イラっとする。あれって、同姓同名の候補者が連呼してたら嫌だろうな~。

 あんなことするくらいなら、この暑い中で公園の草むしりをすればいい。どうせ選挙カー走らせるのは選挙の時しかないんだから、それするくらいなら、偽善でもいいから公園の掃除するとか、トイレ掃除するとか、公園でゴミ拾いするとかすればいい。「皆様のために一生懸命頑張ります!●●たかゆきを、どうぞ宜しくお願いします!」頼むから、選挙カー走らせることを一生懸命我慢して欲しい。それが国民のためになるから。

 責任ある都民として、貴重な1票を投票してきます。自民党vs民主党はどうなるのかね。自民党は、公明党とともに過半数取ればいいと弱気。一方、過半数取る気満々だった民主党も鳩山代表の事件でどうなることやら。そもそも民主党立候補者が60名強らしいが、それで過半数取れるのか?もっと擁立した方が良かったんじゃないか? 意気込みとは相反して、戦略があるのか不思議なものです。

 俺の清き1票は、今回民主党議員に入れてきます。目黒区からの立候補者の中では一番まともなメッセージがあり、行動力があり、そして選挙カーは使わない方。東京都を盛り上げてくれることに期待して、重き一票を投じてきます。

 東国原知事、一緒に頑張ろう!今まで地方は、国会議員、自民、民主に楯突くことができなかったという体制をぶち壊せばいい。自体が変わっていることに気付かないバカな議員は去ればいい。20代の投票率が低いことは嘆かわしいことである。「若者は政治に無関心だ」と言われてる場合ではないし、根本的には政治に魅力がないのが悪いと思う。しかし、言い訳をつけて投票しないのはいけない。誰にも入れたくなくても、投票所に足を運び、用紙に「投票者該当なし」と堂々と書かねばならない。それが有権者の義務だと俺は思う。一石投じるという想いで魂込めた一票を入れよう。

味覚の自覚と魂込めた仕事。

2009-07-08 22:03:57 | Weblog
 今日は一日かけて幹部社員と書類作成。みんなで協力し、一日かければ出来るものだ。不要なものを排除し、必要なものを質を上げて使用する。そんなことができたんではないかと思う。みんな大変だっただろうがよく頑張りました。しかし、書類を作るのはスタートラインに立ったに過ぎない。これ以上、書類を増やさずにいかに活用し、いかに質を上げるか。こっからが、本戦。

 今日は「味覚の話」。「舌が肥えている」、「味覚が鋭い」などという言葉を耳にするたびに、不思議な感じがする。言われて嫌な感じはしないだろうし、素敵なことだと思うけど、「それって誰、目線なのかな~?」って。

 自分の中では、自分の味覚を自覚することが大事なんじゃないかなと思ってる。疑う必要もないと思うし、信じきる必要もない。ただ、「自分の味覚はこうだ」ということを持つことが大事。

 よくいるのは、この人は「美味い」というものは「美味いんだろうな」と思ってしまい、流されてしまう人がいると思うが、別にいいじゃないか。自分が「俺はこの料理に対してはこう思う」ってものを持ってれば。最終的には、「食は好きか嫌いか」だし、「自分は美味いと思う」ってものが大事なんだと思う。それを、雑誌に載ってたとか、テレビに出てたとか、友達が言うからって、そう思い込む必要はないし、不安になる必要もない。世の中には美味い料理がたくさんあって、その美味い料理を探そうとして、それに巡り会った時に、腹の底から「美味い!」って叫べる。それが大事なんじゃないかな。

 料理を出す側の話をすれば、自分の味覚を押し付けてはいけない。そのために味覚を自覚しなきゃいけない。

 だけど。だけどもだ。自分たちが創って、出す料理は「絶対に美味しい料理を出そう」って魂込めることが大事だし、「美味しくないものは作りたくないんだ」って思うことが絶対に大事。「いやぁ~、うちの料理マズいんだよなぁ」なんて引け目を感じながら仕事するくらいなら辞めちまえばいい。そんな仕事カッコ悪い。

 吉野家だろうがマックだろうが、魂込めて仕事してる人は、「これ美味いから食べて欲しいな!」と思って仕事してるはず。そこの想いに価格なんて関係ない。自分たちの商いの中で、美味いものを作り、適正な価格で提供する。そんな想いや姿勢を大事にしたいなと思う。

 商品管理部のKさんとステーキを良くしようという話をした。「あぁ、もっともっと美味いものを出せるように努力しよう」と思った。美味しいものを出そう。そして、フィーリングを使いながら、いろんなものを食べて、自分の味覚を自覚しようと思う。

HIP HOPから学ぶ国語の世界。

2009-07-08 01:30:26 | Weblog
 ヒップホップミュージック(ラップ)というと若年層の文化のように思ってる方々もたくさんいると思う。少し聞くとブンズカ、ブンズカとウルサく聞こえてしまうこともあるでしょう。俺も最初は抵抗あった。

 そんなヒップホップが日本に根付いてまだそんなに年月は流れていない。10数年だろうか。自分もそこまで詳しくは知らないが、日本国内では非常にラップの質が上がってきたように思う。ラップの面白さでもある「韻を踏む」という一つのスキル。これは、非常に素晴しいものである。全くもって簡単なことではない。

 まず、言葉を知らなければならない。どれだけたくさんのボキャブラリーが頭の中に入っているか。B系のヒップホップな格好をした人を見て、「彼らは頭が悪そうだ」と思ったら大間違い。勉強はできなかったかもしれないが、その辺の人たちに比べれば、もの凄い数の、また難解な言葉を知っている。

 そして、リズムに合わせて韻を踏むということ。ただ、言葉を知っているのではない。知ってる言葉を並べるのではなく、文脈やストーリーに合った言葉をピックアップし、それを噛まず、リズム合わせて表現する。普通に文章を読むだけでも噛んでしまいそうなことを、スムーズにかつ即興でメッセージ発信する。

 日本には馴染まない文化かもしれないが、10年近く前から「MCバトル」の大会も開かれるようになってきた。音楽に合わせて相手のことをDISり(Disrespect:侮辱する)、観衆を熱狂させた方が勝ち。16小節か24小節のDJのリズムに合わせ、即興で相手を罵り合う。(EMINEMの映画のような光景)このバトル、ここ数年で非常に高度なものになってきた。プレイヤーはもちろんだが、観衆も言葉の意味を把握した上で、韻を踏んでるかを聞き分けねばならない。非常に集中力のいるバトル文化。(UMB等の大会は規模も大きい)HIP HOPはまだまだ深い。

 素晴しいものはたくさんある。見かけに惑わされることなく、何を学ぶか。自分の友人のMCの曲を聴いてたら「プロパガンダ」という言葉が出てきた。おいおい、大学の教科書に出てきそうな言葉である。別にこんな言葉を知らなくても生きていける。知識にしても、ボキャブラリーにしても、全てを知る必要はないと思う。しかし、そんな言葉が入るようなボキャブラリーの宝庫「ラップ」から学ぶことも多々あるんだと思う。

 HIP HOPの格好した人が国語の先生をやってても、それはそれで非常にオモシロいとも思う。彼らは本も読んでいるし、喋れるし、文章構成もうまい。ただ、見た目はイカツいけどね。

条件付きで、80%で次にいく理由。

2009-07-06 21:54:18 | Weblog
 ウィンブルドン盛り上がりましたね~。たった1日寝不足になりましたが、充分に感動しました。
 それはそうと最近見たCMで塾のCMがある。「間違えることはいいことだ!間違えることはイイことだ。」という言葉だけが頭に残っている。その言葉だけがなぜか頭の中をグルグル回る。

 成長とはおもしろいものである。常に課題を抱えるからこそ、成長する。

 例えば、1桁の足し算を5分間に20問毎日するとする。「1+1=、1+8=、5+9=…」。ある時から常に満点になる。よほどのことがない限り、満点である。それを365日、60年間続ける仕事があったとする。それがオモシロイ仕事になるだろうか?それで成長するだろうか?多くの人がある瞬間から苦痛になり、逃げ出したくなるかもしれない。それが、例えば2桁になり、3桁になり、引き算、かけ算、割り算になる。

 これが課題が増え、それを達成することを目標にし、そして新たなチャレンジをすることが新鮮かつ、人生を充実させてくれるように。

 単調な仕事だけでは苦痛だ。新たなことにチャレンジし、新たな課題を乗り越えようとする。動物と人間の大きな違いはそこにある。動物は単調な世界の中で生きていける。必要なのは「欲求を満たす」という条件。食欲、性欲、睡眠欲。しかし、人間には、自己実現の欲求を満たすことが必要となる。物欲、金銭欲、名誉欲。様々な自己実現への過程を乗り越えていくことが幸せに繋がることが多い。

 こんな話がある。童話「アリとキリギリス」の話。キリギリスは遊んでいた。アリはエサを貯蓄していた。そして冬が訪れた時に、キリギリスは死に絶え、アリが生き残る。アリのようにコツコツと日々働きなさいという教訓。しかし、アリの心境はどうだろうか?実はアリは貯蓄が楽しくなっていたのではないだろうか?世に言う「勝ちのスパイラル」に入っていたのではないか?貯蓄が目的であったが、途中から貯蓄することが楽しみになったのではないだろうか?

 習慣を創り出すことは困難かもしれない。課題があったりするのかもしれない。しかし、習慣を創り出した後には、それが勝ちパターンに入り、そしてそれが麻薬のように、様々な勝ちパターンへと人を掻き立て、快感を得ることが出来る。

 成長をする時に、現状の課題に対して「100%を目指すこと」。しかし、80%に達した時に、次のステージを用意し、次のステージに進むこと。次のステージの絶対条件「1. 前の80%達成を継続し続けること(快感を得る)。2. 最初の課題をベースにしたもの(他の階段に登らない)」であればいい。そうすれば、人は伸び続ける。100点満点を取らなければ、絶対に次のステージに進まないという気迫はいいが、それだけではホントは進まない。絶対条件付きで、次に進もう。そうすれば倍速で伸びる。

 あの塾のCMで言う「間違えることはイイことだ」は、今の自分には「間違えたことを知れ」というメッセージとともに、「80%出来るようになったら、次のステージにチャレンジしろ」という二つのメッセージに受け止められた。

 今日は非常に素敵な話を聞くことができた。「あるべき姿を追求する時には、常識にとらわれるな」。そんなことを。様々な方法で発想するようにしよう。そのためにも知識と教養が必要になる。

伝統が生み出す大きな価値。

2009-07-04 01:16:43 | Weblog
 ウィンブルドン盛り上がってきましたね~。昨日、女子の準決勝が行われ、ウィリアムズ姉妹の決勝戦が決まり、男子もいよいよ準決勝。リアルタイムで行われております。

 テニス観戦にはまってまだ2年。しかもウィンブルドンしか見てないです。

 伝統あるスポーツだということが要所要所に見られる。

 例えば、審判。主審が1人に、線審が6人という合計7名の審判によって一つの試合が行われる。もちろん、枠に入れ合って点と取ることを競うという競技としての特色も多いにあるが、それにしても審判が多い。

 そして、ネットの横にはボールボーイがネットに掛かったボールを取るのを、クラウチングスタイルで待機している。選手の後ろにはタオルとボールを持ったスタッフが2人ずつ待機している。さらに、セット間のハーフタイムには日傘を持ったスタッフが休憩する選手の後ろに立つ。これだけでも、総勢15名。1つの試合に対してなんとも大所帯で臨んでいる。

 そして、観客も伝統を大事にする。選手がサーブに入ると静寂の世界に入る。ポイントが入ると拍手、良いプレイになるとスタンディングオベーション。熱狂する場面もしっかりとある。

 通常のスポーツではないような、静寂と喝采のバランスがなんとも紳士的スポーツな雰囲気を創り出す。

 そして、ウィンブルドンでは、コートに立つ選手は白のウエアに限られている。試合前の練習相手でコーチがコートに立つ時に、白のウエアを着ておらず指摘されたという珍事もあったらしい。審判のウエアも白のパンツにブルーのシャツ、そしてネクタイできっちり統一。堅苦しさにさえも伝統を感じる。ちなみにメイン協賛はROLEXです。

 選手のスポンサーを見てても面白い。トップ選手はNIKEが占めている。それ以外にもアディダス、フィラ、ラコステ等。スポーツ市場はやはりNIKE独占型か。

 そんな感じのウィンブルドン。フェデラーを熱心に応援しております。彼は難しいプレーを簡単そうにこなす。冷静さを失わないスマートな試合が見物です。

 テニス素人が少し語り過ぎました。でも、見てみると面白いものです。今日はただひたすらテニスを語っただけでした。笑 タイトルだけは大げさに書いてみた。そんな日もあるさ~。よし、明日も頑張ろう!

人が伸びる究極の方法。

2009-07-03 01:05:39 | Weblog
 人が伸びる一番の方法。これは究極的には1つしかないんじゃないかと思う。

 勉強しようが、セミナーを受けようが、何をしても成長する方法があるとしたら、それは、「先生(役)になる」ってことしかない。これさえやれば絶対に成長するし、逆にこれをやって成長しない人はいないんじゃないか。ただひたすらにこれを繰り返すことしかない。

 俺はこれは日本の教育の手法として充分に活用すべきことだとも思う。そのスキーム作りは非常に難しいかもしれないが、それが最も学習力を上げる一つの手法だと思う。

 ティーチングしたり、コーチングしたりとあるが、一つの答えとしては「ティーチングを任せること」が一番早く、確実に成長できるんだと思えてきた。これはうちの教育手法として確立していきたい。やり方はこれから考えていかねばならない、人前で先生役をさせるのか、ツーマンセルにするのか、どんな形にするかはいろいろと考えていく。

 「自分が吸収したこと=誰かに伝えれること」にならなければ、それは本質的には身に付いていない。例えば、役職が上がると人は伝えることをベースに吸収し始める。社長は常に自社の戦略に活かせないか、活かせるとしらら、それをどう伝えるべきかを考える。突っ込まれることはないか、自分が把握してないことはないか、そこも考える。

 吸収したことを自分の頭の中で理論構築し、そこに間違いがないかを自問自答する。多くの人が、話すことを前提にしたものであれば、それは事前に自分の頭の中で反復したものである。そして、知識が足りないことについては、勝手に勉強を始めるものである。

 先生役がいるってことは生徒役がいて、生徒がいかに吸収できるかが大事だ。「人前で話すこと」と「人に教える」は次元が別である。自分がホントに理解したことでなければ、それを誰かに伝えることは出来ない。生徒がポカーンとしてたら、「あ、俺自身が理解できてないのかも」となるはずだ。しゃべりが上手くても知識がなければ意味がない。

 ここで、一つトレーニング方法を。自分の家、もしくは職場を駅からどう来ればいいか、全く知らない人に電話で伝えることをイメージして欲しい。上手く話せるか、必要な情報を正確に伝えれるか、何分で何メートル歩けるか知識を持ってるか。たったこれだけで、自分の中で理論構築のトレーニングになると思う。伝えられない人は、伝え方が下手か、知識&情報が足りないか、自分の中での明確な課題が見つかる。これが地図でなくても、同じ課題が見付かる。地図を伝える時に知識が足りないと思った人は、どんなことを教える時にも知識不足が課題になると思う。使う脳みその回路は、何を伝える時でもほぼ同じはずだから。

 昨日は「おもてなし」について、今日は「教育」について、今後の展開が見えてきた。5部署の展開を明確に持ち、仕組み作りを進めようと思う。全てにおける成長のために、先手先手でいく。変化が起き始めるのは半年後、いつの間にかみんなが見違えるように成長し、カッコ良くなっているはずだ。

 成功は成長の果実。成長が先で、成功が後。この原理原則は変わらない。成長の前に成功する人は絶対に長続きしない。みんなで幸せになるためには、みんなが仕事を通じて成長することが大事。今日、うちの会社で新たな変化のスタートを切った。成功者は結果が出るまでやり続ける。俺たちも目標に対して執念持って成し遂げよう!共に伸びよう。共に感動を共有しよう!

刺激(impact)から印象(impression)へのシフト。

2009-07-02 00:41:31 | Weblog
 昨日から今日へ。人の行動はたった一日で変化する。昨日、協力体制を作るようメールを流したが、何人かが行動に移し、自分に出来ることをやろうとしていた。ただ、そんなことが嬉しい。全てはお客様のため、結果への執着。

 今日は気合い入れて「おもてなし」の話。昨日、ある飲食企業の社長と接客に関する話をし非常に考えさせられた。

 接客が過剰になって、夢中になると大事なことを見失ってしまうことがある。パフォーマンスばかりが先行すると大事な商品を見失ってしまう。あくまで店の主役はお客様、お客様が食べる商品でお客様に喜んでもらうことが大事。自分たちが主役になり、自分たちがやることを押し付けてはならない。「うわ~!」っと感動するような接客やパフォーマンスだけでは飽きられてしまう。そればかりになり2回、3回続くと「もういいや」となる。

 暑い日に冷たいお茶が出る、寒そうなお客様がいれば温度調整してくれたり、いつも笑顔で明るく「こんにちは」と声をかけられるような。そんな店がお客様にとっては居心地が良い。子供目線で話をしたり、押し売りっぽくなく、天気だけの話でも会話が弾んだり。まるで自然体な雰囲気を持つお店。

 張り切り過ぎず、でもお客様が期待することをほんのちょっと上回る。そんな店創りが出来るようになるといい。「気付かれること=大げさなこと」なんだと思う。「衝撃・刺激(impact)」ではなく、「印象(impression)」がある「おもてなし」を目指したい。これこそ「おもてなしの心」が大切な世界だと思う。

 マニュアルではなく、ケーススタディでも身に付かず、お客様にも気付かれないほどの小さな気遣い。それが「なんかこの店、イイんだよな」を生み出す。実はそんなことが最も難しいと思う。

 マニュアルを経て、おもてなしを経て、今年はこれに挑戦しようと思う。さて、どうみんなに伝え、どう実行に移すか。一緒に必死に考えよう。おもてなしを考えるといつも俺の「おもてなしの心」がうずき、恋愛にも似た情熱と優しく包み込まれるような落ち着きが生まれる。俺の心が「おもてなし」に包まれるように、みんなにも浸透していくといい。おもてなしは深い。まだまだ底が見えない。だから、日々の進化と成長を心に誓う。

 7月の大勝負がいよいよスタート!今月は現場でみんなと一緒に仕事しようと思う。

自らの手で仕事を創る考え方。

2009-07-01 00:56:31 | Weblog
 受け身人間が嫌いだ。仕事の仕方がつまらんと思う。言われたことをただこなす人間はいくらでもいる。自分の手で、自ら仕事を創っていかねば、成長もしなければ、マシーン化してしまうと思ってる。

 学生時代に派遣業をやってた時にお世話になった先輩で切れ者先輩のAさんがいた。アイディアマンで、バイタリティがあって、様々な企業からヘッドハンティングされていた。Aさんは毎日のように仕事を拾ってくる。先輩は仕事をこなしていながらも、日々増えていくのが見て取れる。

 自分はAさんに「これは自分がやりましょうか?」と言うと、自分の仕事になる。それが資料作りだろうが。Aさんの能力には及ばないために、指導される。それだけで1個成長。それを続けてるとAさんは、「こいつは仕事振りやすい奴だな」と考え、「くちっきー、これお願いしていい?」とドンドン仕事を振ってくる。

 時にオーバータスクになることもある。Aさんから言われたことはこう。「仕事が多いことと手抜きするってことは別だからね。質の高いもの作らないと意味ないよ」と。確かパワポで企画書作ってた時。その仕事はAさんの手に戻っってしまった。そんな失敗経験も積み重ねる。

 何もアクションしていなければ、Aさんはあそこまで親身に仕事を教えてくれなかったんではないかと思う。感謝である。

 自ら仕事を増やせば、自分の仕事と成長の機会が増える。そして、いつしか責任者に任命され、なくてはならない存在になっていく。本来、責任とは誰かが与えるものでもなく、役職とは肩書きに過ぎない。何をしたか。その事実だけが付加価値を付ける。

 受け身でやれば仕事は増えないかもしれない。だけど、そんなのはつまらん。そして、もし仲間の負担が多い時に、自分が何もせずに、頑張れよって言ってるそれもカッコ悪い。自分に何か出来ることはないか、恩を売る訳でもなく、助けてあげようと言う気持ちがなかったら、仲間とともに仕事をする意味なんてないんじゃないかと思う。

 頑張る人が負担を負い、勝利の分け前はみんなで平等にというような、共産主義的な発想。頑張らない奴が頑張る奴に文句を言うという傍観者的、評論家的な発想。そんなクソみたいな仕事はしたくない。仲間のために出来ることはないか、それを探そうともしない人。そんな人のためにいつか誰かが動いてくれるのだろうか?

 感謝を生み出す積極性は、成長の肥やしとなり、運を引き寄せる。個人の仕事がそうあるように、中小企業の仕事がそうでなければ、勝負には勝てない。大企業と同じフィールドで、同じ戦いをすれば負ける。中小企業としてやるべきことは、大企業がマネできないような何かを創り出すしかない。

 これを読んだ人は1個でもいい。明日「俺、これ手伝いましょうか?」と上司や仲間に何か一つのアクションを行って欲しい。そうやって、自分の成長するチャンスを自ら創り出せる人であり、仲間想いの人であって欲しいと、心から願っている。そんな会社が仲間としての本当の絆がある会社じゃないだろうか。

 今日は素敵な出会いがありました。非常に勉強になった。その話はまた今度。