「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
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ストーリーが生み出すおもてなし。

2009-07-19 22:38:24 | Weblog
 最近の休日は、結婚式の準備や打合せに出ている。人生に1度の結婚式。さすがに費用も時間も、いろんな部分でそれに懸けるものが多い。大変だな~と思いながらも、やってみると非常にオモシロい!自分たちのイメージしたものを創り出せる喜びを実感できる。さすがに休みの日にも毎回出歩くのも楽ではないが、それは夏の暑さももちろんある。まだまだこれから忙しくなるが、自分たちのことであるから手を抜けないね。

 タキシードが決まりました。1店舗で決まるかと思いきや、全くイメージしたものがなかったりということもあり、3店舗目で決定!最初の店舗は15分くらいで出てきたからほとんど見てないけどね。

 3店舗目の接客をしてくれたスタッフさんが素晴しかった。最初の笑顔。温かく迎えられて安心感を感じることが出来るのは、目と目を合わせた笑顔と挨拶から始まるんだなと感心させられた。そして、丁寧かつ長過ぎない、単純明快な説明はこれからの取組みをスムーズに進めてくれるきっかけになる。

 さぁ、こっからがスタッフさんの腕の見せ所である。相手の好みをいかにしてスピーディに把握するか、それを的確に持ってくるのか。お客さんが発する言葉や雰囲気、パートナーの好みにも合わせながらこれをこなしていくためには、経験とアンテナが必要だろう。洋服の好みと言うのは幅広く、その人が好きなものをどうやって自社の製品から見つけ出すか。常に相手の言動に気を配らねばならない。

 そして、専門知識。これは信頼をより深いものにしてくれる。知識のない営業は最終的には説得力に欠けるし、納得してもらうことは出来ない。知識は安心感、信頼感を生み出すものだ。だから、勉強しない人が伸びないのはそこにあると思う。誰でもいけるレベルから抜き出るためには、学び、そして知識から生まれる信頼を築き続けることが大切なんだと思う。

 そしてやはり最後は、担当のスタッフさんと店長さんがお見送り。しっかりと頭を下げて、笑顔でお見送りされる。今回のお買い物の中で、気になったのは1点だけ。「これは人気がありますよ」。それだけは勘弁して欲しい。「人気がある=たくさんの人が着ている=かぶる=ちょっと恥ずかしい」この俺の方程式にはまってしまう「人気がある」という言葉は勘弁して頂きたいが、それは俺の勝手な思い込みなのでまぁ許容の範囲内です。笑 ちなみに、全く同じTシャツを着ている人が同じ車内にいて、ドキドキした。しかもデニムの色も似ていた。なぜかあれは恥ずかしいよね。

 「笑顔でのお出迎え→単純明快な商品説明→ニーズのくみ取り→専門知識→お見送り(感謝)」。アパレル業界に限ったことではなく、飲食店だろうが、営業マンだろうが、多くのビジネスマンにとって大切なストーリー創りではないだろうか。その過程において、安心と信頼と商品価値を見出すことができるのだ。そのストーリーを外した瞬間にお客様からの信頼を1つ、また1つと失ってしまうのだろう。全てはお客様のため。

 今は商品への戦力投入もあり、どうしても「おもてなしから始まるストーリー創り」がおろそかになってきているように感じる。お客様を見ずに、商品を見るようになってしまっては、商品の押し付けになってしまう。お客様の反応とお客様の笑顔を見続けなければならないと思う。さぁ、明日からまた「おもてなしの伝道者」になろうと心に誓う日であった。

 明日は西立川で「おもてなし教育宣言」しましたので、「お客様に世界で喜んでもらえる男世界No.1」を目指してやってきます!皆さんも負けじと同じNo.1宣言してください。お楽しみに~。