「平家の郷」常務 朽木敬之のブログ

宮崎創業1983年 
ハンバーグ専門店「平家の郷」
www.heikenosato.jp

刺激(impact)から印象(impression)へのシフト。

2009-07-02 00:41:31 | Weblog
 昨日から今日へ。人の行動はたった一日で変化する。昨日、協力体制を作るようメールを流したが、何人かが行動に移し、自分に出来ることをやろうとしていた。ただ、そんなことが嬉しい。全てはお客様のため、結果への執着。

 今日は気合い入れて「おもてなし」の話。昨日、ある飲食企業の社長と接客に関する話をし非常に考えさせられた。

 接客が過剰になって、夢中になると大事なことを見失ってしまうことがある。パフォーマンスばかりが先行すると大事な商品を見失ってしまう。あくまで店の主役はお客様、お客様が食べる商品でお客様に喜んでもらうことが大事。自分たちが主役になり、自分たちがやることを押し付けてはならない。「うわ~!」っと感動するような接客やパフォーマンスだけでは飽きられてしまう。そればかりになり2回、3回続くと「もういいや」となる。

 暑い日に冷たいお茶が出る、寒そうなお客様がいれば温度調整してくれたり、いつも笑顔で明るく「こんにちは」と声をかけられるような。そんな店がお客様にとっては居心地が良い。子供目線で話をしたり、押し売りっぽくなく、天気だけの話でも会話が弾んだり。まるで自然体な雰囲気を持つお店。

 張り切り過ぎず、でもお客様が期待することをほんのちょっと上回る。そんな店創りが出来るようになるといい。「気付かれること=大げさなこと」なんだと思う。「衝撃・刺激(impact)」ではなく、「印象(impression)」がある「おもてなし」を目指したい。これこそ「おもてなしの心」が大切な世界だと思う。

 マニュアルではなく、ケーススタディでも身に付かず、お客様にも気付かれないほどの小さな気遣い。それが「なんかこの店、イイんだよな」を生み出す。実はそんなことが最も難しいと思う。

 マニュアルを経て、おもてなしを経て、今年はこれに挑戦しようと思う。さて、どうみんなに伝え、どう実行に移すか。一緒に必死に考えよう。おもてなしを考えるといつも俺の「おもてなしの心」がうずき、恋愛にも似た情熱と優しく包み込まれるような落ち着きが生まれる。俺の心が「おもてなし」に包まれるように、みんなにも浸透していくといい。おもてなしは深い。まだまだ底が見えない。だから、日々の進化と成長を心に誓う。

 7月の大勝負がいよいよスタート!今月は現場でみんなと一緒に仕事しようと思う。