TAKAYAN'S ROOM

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国際版 少年少女世界童話全集⑯ 《ブレーメンのおんがくたい》

2022年12月06日 09時00分00秒 | 童話
グリム童話の名作の一つですね。。




何回読んでも楽しいです。




どんなドラマが待っているでしょうか…




飼い主に見捨てられた動物たち…




目次です。挿絵を見るだけでも楽しくなってきます。




飼い主は老いたロバを『太鼓の皮にする』と言い出しました。
今まで必死に働いていたのに、何という仕打ちでしょう。




ロバは小屋から逃げ出しました。
どこへともなく歩いていると、リスに呼び止められます。
ロバが『銀行員や科学者になりたい』と言うと、リスは嘲笑いました。

(今に見ていろ。きっと立派な仕事を見つけてやる)

そう思ったとき、弱々しい声が聞こえました。




声の主はロバと同じぐらい年老いた犬でした。
この犬も飼い主に『もう役に立たない』と言われて、家を出てきたのです。




『僕らは気が合いそうだ』

ロバは犬と一緒にブレーメンを目指すことにしました。
音楽家になるという夢を抱いて…




ブレーメンへ向けて歩いていると、脇道から猫が飛び出してきました。
この猫も家から逃げ出してきたのです。

『ネズミの代わりに鶏を追い回したら、飼い主に殺されそうになった』

『ひどい話だ』

『一緒にブレーメンへ行かないか?』

こうして猫も仲間になりました。




ロバ、犬、猫の三人はブレーメンへの道を急ぎます。
村外れまで来たとき、鳥小屋から雄鶏の悲しい声が聞こえてきました。




『明日になれば、シチューの具にされるか、ローストにされるか…』

『僕らの仲間にならないか?』

雄鶏は喜びました。




ロバはギター、犬はドラム、猫はラッパ、雄鶏はボーカルという具合に、
それぞれのパートも決まりました。
さて、ブレーメンへ行くなら、深い森を抜けなければなりません。




しかし、一日で森を抜けるなんて無理な話です。
暗くなってきたので、四人は森の中で夜を明かすことにします。

『明かりが見える!』

木の枝の上で雄鶏が頓狂な声を上げました。




『本当だ!』

四人は明かりの方へ向かいます。




やがて一件の家が見えてきました。
窓に近づくと、おいしそうな料理の香りが漂ってきます。
背の高いロバが覗いてみると…




中にいたのは悪者たちでした!




『何とか悪者たちを追い出そう』

『絶対に失敗できないぞ』

四人は策を練ります。そして窓から飛び込むことに決めました。
ロバの上に犬が乗って、犬の上には猫が乗って、猫の上には雄鶏が…




四人は一斉に大声を上げて、窓ガラスを蹴破りました!




驚いた悪者たちは一目散に逃げてしまいます。
四人は食事と寝床にありつけたのでした。




真夜中に親分が様子を見に来ます。

『いったい何者だったんだ…?』

親分は四人の正体を探ろうとしました。

『おっ、こんな所に火種がある。よし…』

ところが、それは火種ではなくて、猫の目だったのです。




猫は怒りました。他の三人も奥から飛び出してきます。
真っ先に犬が飛び掛かり、ロバが蹴飛ばします。
親分は慌てて逃げ出しました。それを見て雄鶏が勝鬨の声を上げます。




四人は森の中の一軒家を手に入れました。
そして誰にも咎められず、のんびりと仲良く過ごしました。ところで…

『ブレーメンで音楽家になる』という夢は…?(・_・) 

まあ、深く考えないことにしましょう。




岩に閉じ込められていた美女…




おいしそうです。




ああ、ジャムを塗ったパンが…




お爺さんが長男にくれたテーブル…




声を掛ければ、ごちそうが…




しかし、宿屋の主人に盗まれてしまいます。




次男はロバをもらいました。




これはすごい! ところが…




宿屋の主人の目が光っています。




馬車の旅…




彼女は許してもらえるでしょうか。




捕らわれてしまった美女…




色鮮やかな挿絵です。


様々な国の童話や民話が収録されています。
時間があれば、全ての作品を熟読したいですね。
コメント
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