TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

義母が逝く②

2007-03-29 21:51:00 | 日々雑感
義母は陽気な人でした。
皆が家に集まってきて、友達の多い人でした。参列者も友達が多く、本当に女性の多い葬儀でした。

私は年に1~2回ほどしか会わない親不孝者でしたが、とにかく、行くと食べ物をやたらに多く買って来てくれる人でした。
男=大食 という固定観念が刻印のように刻まれていたのでしょう。

最期の日の前の夕方、近所の人が、しんどそうにしている義母を家の台所で見たそうです。
「病院行ったら?」と声をかけると、
「明日行く」と言っていたそうです。

最期の前の日。
たまたま、私は妻に
「最近は、ちゃんとお母さんに電話している?」と聞きました。
そうすると、
「ちゃんと連絡とっている。」と妻は言っていました。
不思議なものです。

珍しいこともしていたようです。
ごく親しい友人の家に改まって、手土産をもって、以前のお礼に行ったようです。
「本当に珍しいことをする。」
と友人も思ったようです。
何かの前触れだったのでしょうか。

振り返ってみると、あの時のこともう一歩踏み込んでおけば・・・と後悔することもあります。
しかし、これも運命なのでしょう。

最期の日の前の夕方、台所のダイニングテーブルに珍しく顔を伏せて、しんどがってた義母が頭に浮かびます。
なぜが、そこの台所には夕焼けが当たらないのですが、私には夕焼けが当たっているところに義母が伏せている姿が頭に浮かびます。
その姿を想像すると悲しくなります。

容器で寂しがり屋の義母。
本当にありがとう。
そして、義父の看病等を一人に任せてごめんなさい。
本当に安らかにねむってください。
好きなカラオケをこれからも思う存分歌ってください。

また、会いましょう。
おそらく、40年以上は先になるつもりですが。
本当にありがとうございました。

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