反政府運動をみて

中東の反政府運動が盛んだ。
勢いがついて抑えが効かない。
長く抑圧されてきたからなのか、本当にちょっとしたきっかけで、あっという間に拡大する。

そういえば、20年ちょっと前もそうであった。
ソ連のゴルバチョフ政権によるグラスノスチ、ペレストロイカのスローガンの下、東欧の民主化運動が拡大し、ベルリンの壁があっという間に崩壊した。

日本は問題があっても、国がドンドン借金をして、国民への影響を最小限に抑えることによって、票を稼ぎ出す。借金を減らさないと本当にダメなのに。
とことんまでいかないと、反政府運動まで発展しないだろう。

ただ、この反政府運動。
現政権を倒したら、バラ色の国になると思っている人が多く、その後の政権に過度な期待をかけている人が多くいると、間違いなく失望も多い。
たぶんそうなる。
よって、通常はしばらく、混沌が続く。
どこの国でも建て直しなんて、簡単に進まないもの。国民がどこまで我慢できるかだ。
我々の先輩の日本国民はよく我慢をしてきたけど、我々今の日本人ももう一度、辛抱強くなるべきだ。
そういう私が一番辛抱足らないけど。