リスクヘッジとコスト

今回の件で、チャイナリスクが新たに浮上した。
レアアースのの約9割が中国に頼っているとのことで、自動車や家電製品の生産で生きている日本は、その輸入先の見直しを迫られている。
リスクヘッジは必要だ。
これは、レアアースに限ったことではない。
あらゆる製品を日本は中国に頼っている。頼るなら頼るで、蜜月関係を築かなければならないし、そうでないならリスクを分散するというのは、明らかな考え方だ。
しかし、これを阻んでいるのは、我々消費者の必要以上の低価格化要求であろう。
以前の日本は、物価が高いといわれていたが、今の日本は諸外国に比べて、超高レベルの物価と言えるだろうか？

我々、日本人は資源のない狭い国に住んでいる。
デンマークや北欧の人たちは、非常に物価が高く、税金が高くても幸せだと言っている。
やはり、日本人（私）も、ある程度の安全・安心を得るためにはそれなりに、コストを払わなければならないのではないでしょうか？
１００円ショップに頼ってばかりではいけないのではないでしょうか？
職人さんの技術を正当に評価し、正当にその対価を支払うべきなんではないでしょうか？
農家や猟師の方々に、労力に見合った対価を支払っているのでしょうか？
私自身が真剣に反省しないといけません。